A Dog's World 

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決定!世界一のガパオ炒め

今年8月下旬、タイ観光局の主催でバンコクにて「ワールド・ガパオ・タイランド・グランプリ2023 (World Kaphrao Thailand Grand Prix 2023)」が開催され、タイ各県の代表者がその腕を競いました。

そして優勝者、つまりタイで一番美味しいガパオ炒め (ガパオライスに限っていないようです)、それすなわち世界一美味しいガパオ炒めが、ついに決定されました (⇒ウェブサイト/タイ語)。

優勝はランパーンの「クルア・ヌアホーム (ヌアホーム・キッチン)」。優勝賞金40万バーツ (約160万円) を獲得しました。ランパーンには旅行したことがありましたが (⇒コチラ)、このお店には行かなかったです。残念。

2位がアユタヤの「チットソッド」(賞金10万バーツ)、3位にバンコクの「バーンタイ (タイハウス)」(賞金7万バーツ)。バンコクのお店はあまりに普通の名前なので、どこなのか特定するのが難しいです。スクンビット16のお店なのかな。。

バンコクで食べたガパオライスはコチラでまとめた以降もあれこれ食べていて、そのうちアヒル肉のガパオライスを食べに行った時のことを書いた過去記事で、ガパオの発音について愚痴を書きました。以下、抜粋。

『いまだにタイ語の「ガパオ」の発音がよくわかりません。ガパオライスはタイ語で「カオ・パット・ガパオ (ガパオ炒めとご飯)」ですが、いつもイマイチ通じず、素直に「ガパオライス」と言った方がまだオーダーが通ります。調べてみると、タイ語でもいくつかスペルがあるようです。カタカナに直すと、カプラウ、クラパウ、クラプラウ。K音がG音になり、Rは飛ばされるので、どれもガパオに聞こえるわけです。町の食堂でそこそこスムーズにタイ語で注文できるようになったなと、時にはそう思う自分ですが、未だにガパオライスは鬼門』

* * *

ちなみに、8月に日本の松屋でガパオライスが販売されましたが、料理の写真を見る限り、ガパオ炒めという感じではまったくなかったのですが、あれってどうだったんでしょうね。どんな見た目であれ、味付けであれ、ガパオ (ホーリーバジル) さえ入っていれば、それはガパオ炒めなのですが。

松屋のガパオライス

タイのガパオライス (緑色がガパオ)

Taste Atlas 世界のマズイ料理100(2023年1月版)

またもや "Taste Atlas" からヘンなランキングが届きました。それはズバリ、世界のマズイ料理100です。正確には、世界で最も評価の低い料理100。

ランキングを見てみると、知らないものもたくさんありますが、マズイ料理というよりは、他の文化圏の人にはなかなか理解しがたい料理といった印象です。

タイ料理からは「ゲーンソム (Kaeng Som)」が15位にランクイン。たしかに、甘酸っぱくてけっこう辛いスープは、初めて食べたらギョッとするかもしれません。

あるいは、タイ語ではスープもカレーもまとめて「ゲーン」と言うので、カレーのつもりでゲーンソムを頼んだら、とてもカレーとは思えないものが出て来たということで評価が低いのかもしれません。ランキングにも "Sour Spicy Fish Curry" と書いてあるし。

【追記】2023.9.15にリストが更新され、ゲーンソムはランク外となりました (他のタイ料理もありません)。クレームが行ったのかな。もちろんタイ人は美味しいと思って食べているわけですから。

こうしたタイっぽい味付けは、自分もタイ赴任当初は違和感ありありでしたが、食べ慣れてしまえばけっこう美味しいんですよね。

サイアムスクエアの「インター」でゲーンソムをいただいた過去記事はコチラに。写真はインターのゲーンソム。大きめの海老が3匹沈んでいました。

さて、自分もつい「マズイ料理」なんてタイトルをつけてしまいましたが、なんとなく思うのは、本当はマズイ料理なんてものは世の中に存在せず、それはあくまで自分の舌には合わないだけなんじゃないのかなと。

ランクインしているアメリカの「チョコレートがけベーコン」はさすがにどうかと思ったりはしますが、でも甘いのを食べたらしょっぱいものを食べたくなるし、万が一の確率で、意外とイケるのかもしれません。

タイでも韓国製ラーメン流通禁止

次の記事にあるとおり、台湾に続きタイでも辛ラーメンの一部商品が流通禁止になりました。記事自体は、「ヤバいのはあくまで輸出品で、韓国国内向けは大丈夫」という身も蓋もない内容なんですけどね。

タイ滞在中は辛ラーメンをけっこう食べていたので、当該商品がこれまで自分が食べたことのないものだったとしても、さすがにちょっと心配になります。ちなみに韓国ラーメン関係の過去記事は次のとおり。
ラムドン/チャパグリ
プデチゲハイ
辛ラーメンポックンミョン
インスタントラーメンあれこれ

自分が滞在していた数年間で、バンコクのスーパーマーケットで売られるインスタントラーメンは、韓国製がどんどん増えていきました。日本製もあいかわらず売られていましたが、とにかく韓国製品の増加は目を見張るものがありました。今回のニュースで、タイ人の消費者マインドにも多少ブレーキがかかるのかもしれません。

タイ料理 "パネーン"(世界の伝統料理ベスト100)

"Taste Atlas" から「世界の伝統料理ベスト100」が発表されました (⇒コチラ)。第1位の「カレー (日本)」を含め、そのラインナップはなんともコメントしづらいものになっていますが、個人的に注目したいのは第6位の「パネーン (タイ)」。

職場の食堂でもよく食べていましたが、単にレッドカレーの一種だと思っていたところ、実は違うものなんだそうです。

写真はオートーコー市場のフードコート。向かって右端の赤いのがそれです (パネーンヌア=牛肉のパネーン)。ご飯にかけてもらい、美味しくいただきました。

日本で言うところのタイカレーは、タイでは「ゲーン (汁物)」というスープ料理に分類されます。たしかに、グリーンカレーやレッドカレーは水分が多くサラサラしています。

カオゲーン (ぶっかけ飯) 屋台でも、器に入れてくれることがほとんど (そして器ごとご飯の上に載せる・・)。写真はうちの職場の食堂。

くらべてパネーンは、少しトロッとしています。スープとシチューの違いくらい。だからなのか、普通はご飯に直接かけてくれます。

微妙にずっとモヤモヤしていたことが (器に盛るカレー vs 盛らないカレー)、あらためてはっきりしました。ひとつ賢くなったな。

※関連過去記事:世界のカレー料理

世界のカレー料理(ほぼタイ)

1月22日は「カレーライスの日」だそうです。それにちなんで、これまで自分が各国で食べてきたカレー料理の数々を、あらためてご紹介します。といっても、ブログの過去記事を探してみたら、ほぼタイ料理だったんですけどね。タイ料理は本当に多彩です。

タイ

マッサマンカレー

グリーンカレー

ゲーンハンレー (北タイのポークカレー)

チキンイエローカレー

蓮の茎のイエローカレー

ドリアンカレー

ぶっかけ飯用カレー各種

カオモックガイ

カオソーイ

パイナップル炒飯

カレーヌードル (南タイ風)

ホーモック (魚のすり身とレッドカレーペーストの蒸し物)

プーパッポンカリー

昔ながらのポークカレー (とタンシチューの合掛け)

カレーパフ

インドネシア

インドネシアは国土が広く、島ごとに多様な文化がありますから、郷土料理がたくさんあってとても豊かな食体験をすることができました。カレー料理でいえば、とくにアチェ料理が多かったです。何を食べても美味しかったなあ。

ミーアチェ

カリーカンビン (グライカンビン)

チキンカレー他 (パダン料理)

フィッシュヘッドカレー

サメのカレー

貝のカレー

バナナの蕾のカレー

フィジー

フィジーの人口の半数近くはインド系なので、カレー屋はたくさんありました。インド系フィジー人の家庭に呼ばれたらもちろんカレー料理。ただ、フィジー料理としてのカレーは、自分が想像する油コッテリのリッチなインドカレーとはほど遠く、やはりフィジーカレーと呼ぶべきなのかなと思いました。慣れればさっぱりしていてかなり美味しいです。

ベジタブルカレー

貝のカレー (フィジー語で貝=Kai)

ジャックフルーツのカレー (写真右側)

トンガ

トンガ料理といえばカレーモアが定番のひとつ。ボリュームたっぷりで美味しかったです。

カレーモア (チキンカレー)

アラビア湾岸諸国

アラビア湾岸諸国はインド人の出稼ぎ労働者が多いので、とくにカタールとサウジアラビアに住んでいた時代は、カレーをよくいただきました。それもインド人がインド人のために作る本格的なカレー。といっても、あまり高いお店には行ったことがなく、庶民 (というか労働者) 向けの安いお店にばかり好んで行っていました。写真の定食で7リヤルだったかな。当時のレートで200円しなかったと思います。

※なお、エチオピア料理のドロワットやカイワット、インドネシア料理のルンダンなどは、個人的にはカレーという感覚では食べていませんでした (カレーというよりシチュー)。なので割愛。

タイのリンガーハットはメニュー豊富

タイから帰国したら食べようと考えていたもののひとつに、リンガーハットの長崎ちゃんぽんがありましたが、いつでも食べられるからと、なんだかずっと後回しにしていて、ようやく食べたのはつい先日のことです。ショッピングモールのフードコートで味わうちゃんぽんは、驚きこそないものの、まさに安定の味。野菜もたっぷりとれて、本当に美味しかったなと。

タイ (バンコク) にもリンガーハットはたくさんお店があって、食べようと思えばいつでも食べられましたし、実際、何回かは食べに行きました。味は、たぶん日本と遜色ありません。ただし、タイ人に合わせてレギュラーサイズが小さいです。大盛りにしてようやく日本のレギュラーくらい。写真はラージサイズ、202バーツ (当時のレートで約700円)。タイラーメン (バミー) なら4杯分くらいの値段ですが (もちろん1杯が小さい)、価値ありの一杯でした。(⇒過去記事:タイ生活の金銭感覚)

タイのリンガーハットのご当地メニュー「トムヤムクンちゃんぽん」。日本人はこちらを試す人が多かったんじゃないでしょうか。自分もいただきましたが、とても美味しかったです。日本でもレギュラー化してほしいくらい。(⇒過去記事:和泰折衷トムヤムクンラーメン)

日曜日に半額 (120バーツ→60バーツ) になる「スパイシーラーメン」も一度いただきましたが、南国っぽい独特の風味が印象的でした (すごく美味しいかと言われると、ちょっと・・・)。(⇒過去記事:バンコクで食べる日本の安い醤油ラーメン)

日本のリンガーハットにくらべてタイのそれはとにかくメニューが豊富。定番の長崎ちゃんぽんと皿うどんに加え、ラーメン、うどん、焼き肉、焼き魚、麻婆豆腐、各種丼ものなどなど。連れ立って外食するタイ人のスタイルに合っていますね。

タイ版ミシュランガイド2023ビブグルマン

タイの「ミシュランガイド2023」のビブグルマン店が発表されました (⇒公式サイト)。新規のお店も多く、バンコクで新しく加わったお店のうち、行ったことのある3店舗を過去記事から抜粋してご紹介します (※注:店名からここだと思うところをあげていますが、たまに同名のお店もあったりするので、随時確認して、間違っていたら訂正します)。過去のビブグルマン認定店の紹介記事はコチラ

独特すぎる麺料理:ミークローブチーンリー

タラートプルー駅すぐ近くにあるタイ料理の老舗、ミークローブチーンリー (Mee Krob Jeen Lee)。ミークローブは甘辛く味付けした細麺をカリカリに揚げたものです。

麺料理なら国を問わず形を問わず、嫌いなものはないと自負する自分ですが、今回初めて食べたミークローブはなかなかのクセモノでした。

麺はカリカリですがけっしてサクサクではなく、砂糖が染みているため微妙にネットリ感もあり、本当に食べるのが大変。

1口食べるのにもずいぶん噛まなくては飲み込めません (噛まないとのどに刺さる・・・)。なので、とにかくあごが疲れます。3口目くらいでまずは一度フォークを置いて、いったん呼吸を整えました。

ラーマ5世が愛してやまなかったというミークローブ、これを残すなんてありえません。がんばって完食しましたが、最後はあごが疲れてヘトヘトでした。

老舗の究極の一品なので値段に文句を言ってはいけませんが、1皿200バーツ/700円はタイにしてはけっこう高い。もう一度食べるかと言われたらちょっと。。一緒に食べたフィッシュボールの炒めもの (150B/525円) は、生胡椒のパンチが効いた軽やかな一品でした。

くるくる麺:アルンワン

タイにはいろんな形状の麺がありますが、くるくるっとカールした麺「クイチャップ (クイジャップ)」はあまり他の国では見ない珍しい麺かなと思います。バンコクには美味しいお店がいくつもありますが (Nai Noi Kway ChapMr. Jo)、エカマイの「Arunwan (アルンワン)」も好きなお店の一つです。2022年5月に行ってみたらまたお店の場所が移転していました。ただ、すぐ近くだつたので難なく到達。今度は、新しくできた "Park X" という小さな商業ビルの半地下。表通りには戻ってきたけれど、なんとなく前よりは入りづらいのかなと思ったり。ここはワンタン麺も美味しいのですが、やはりクイチャップを頼むのが王道。そして今回も、最初の一口から最後のスープの一滴まで、満足いく美味しさでした。お肉たっぷりなので90バーツ/315円でも納得。でもやっぱりワンタン麺も捨てがたい美味しさ。

美味叉焼:タンジャイヤーン

サパーンタクシンでまた美味しいお店に出会いました。叉焼が自慢の "Tang Jai Yang" (またはTung Jai Yang)。評判どおり叉焼は味も香りも食感も抜群の美味しさでした。

一緒に頼んだ海老ワンタンスープも美味。ワンタンにしっかり味がついているので、逆にスープは出汁のみであまり塩気はない感じ。これも悪くないです。

お値段ちょっとお高めで、叉焼ご飯目玉焼き載せが165バーツ/570円、海老ワンタンスープが145バーツ/500円。

それだけの価値はあると思いますが、あともう少し安いと嬉しい。。まあ美味しかったからいいんですけどね。次は豚タンを食べたい。(元記事:サパーンタクシングルメ/南側)

タイの生肉料理

今年に入って何度かタイ保健省から「豚の生肉を食べないで」と注意喚起がありました。おそらく毎年のことなのかもしれませんが、とくにタイ東北地方 (イサーン) で食中毒の事例が後を絶たないからです。

タイ料理には大きくわけて、バンコクを中心としたタイ中部料理、プーケットなどのタイ南部料理、チェンマイなどのタイ北部料理、そしてタイ東北部のイサーン料理と、4つの郷土料理があります。

個人的にはタイ料理の中でもイサーン料理が一番好きです。三大メジャーメニューとも言えるソムタム、ガイヤーン、ラープはもとより、コームーヤーン、チムチュム、サイクロークイーサーンなど、美味しい料理が目白押しです。

タイ滞在中はいろんなタイ料理を食べました。その中でもとくにイサーン料理はたくさん食べたと思っていたのですが、生肉料理は盲点でした。下の注意喚起ポスターにある料理のうち真ん中の「ゴイ (ゴーイ, Koi)」は初めて知りました。こういうのがあったんですね。

もし知っていたら食べていたかなあ・・、いや、さすがに食べなかったか。次にタイに行くことがあったら・・、いやいや、やっぱりやめよう。タイ人だってお腹を壊すんだし・・。

タイ料理まとめ記事
肉料理
魚介料理
カレー/スープ/鍋
前菜他
果物/菓子

* * *

ちなみに、ヨルダンとエチオピアでは生肉を食べました。どちらも美味しかったです。1枚目がヨルダン (羊)、2枚目がエチオピア (牛)。ヨルダンはとても洗練されています。対してエチオピアはかなりワイルド。

ガパオライス@ラーンガパオ(草薙)

タイから帰国後、タイ料理はタイカレーの素を使って自分で作るくらいで (⇒コチラ)、タイレストランには一度も行っていなかったのですが、最近また無性にタイ料理が食べたくなっていました。

しばらくGoogleマップであれこれレストランを探していたのですが、あたりをつけ、祝日の今日、行ってきました。草薙駅のすぐ側にある「ラーンガパオ」という新しいお店です。静岡市の繁華街にも有名店 (タイ政府公認) がありますが、そちらはだいぶ昔に行ったことがあったので。

結論、とても美味しかったです。値段はさておき (スープ・サラダ付、税込み1100円)、味はバンコクの美味しい方のお店とくらべても、まったく遜色なし。お米も香りと食感のいいタイ米で、日本でこの味が食べられるなら大満足です。

ヤムウンセンも美味しかったですが、もう少しいろいろ入っていたらなと。それに、ライムとか卓上調味料セットがあったら、もっと自分好みにできたと思います。今後に期待。メニューにはソムタムやガイヤーンもあるので、次はいつ行こうかな。

※過去記事:バンコクのガパオライスを食べ尽くせ
※過去記事:ヤムウンセン (タイの春雨サラダ)

私が食べた激辛タイ料理10選

タイ料理といえばすごく辛いというイメージがありますが、実はそのほとんどは辛くない料理ばかりです。とくに中華寄りのタイ料理 (=タイ中華=潮州料理) はほとんどが辛くないし、辛い料理にはメニューに唐辛子マークがついていることも多いです。

ソムタムにしても、注文の時に辛さのレベル (唐辛子何本とか) を聞かれます。もしくは、自分から「あまり辛くしないで」と言えばいいだけで、辛さは自分好みに調節可能です。なので自身、激辛タイ料理で涙目になったようなことは、それほど多くはありません。

もしかしたら、タイ人ではない自分に対して、どのお店も自然と辛さを抑えてくれていたのかもしれません。なので逆に、数少ない激辛料理は、鮮明に覚えているものです。以下、自分で食べた激辛タイ料理10選。どれも味は良かったのですが、いかんせん、辛すぎました (みんな完食はしました)。

トムヤムシーフード@ノンリムクローン *Map
タイ赴任当初にいただいた一品。ここのトムヤムはクリアスープ (ナムサイ) で、自分が知っているトムヤムクン (ココナッツミルクが入った白濁スープ=ナムコン) とは様相が異なるものでした。

言ってみれば、甘酸っぱくて中辛のナムコンに対し、ナムサイは酸っぱくて激辛。ハープの香りとスパイスの刺激が鮮烈で、まだタイ料理に慣れていなかった自分の舌には、どうにもこうにも辛すぎました。

タイ生活後半はだいぶ辛さにも慣れたので、もう一度食べておけばよかったなと、ちょっとだけ後悔しています。

水煮猪骨湯@タムナック *Map
ソムタムと焼き肉が美味しいお店で、お気に入りレストランのひとつです。メニュー写真を見て、青ネギたっぷりのスープだと思い注文。しかし実際には、ネギ以上に青唐辛子がたっぷり入っていたのでした。もちろん、舌がジンジンしびれるほどの激辛。ただし、酸味の効いたスープはクセになる美味しさで、結局ほとんど飲んでしまいました。むせないようにそーっとでしたが。

ホーモック@ローンスィ *Map ※閉業
「ローン1919」の中にあったレストラン「ローンスィ」でいただいた一皿。この料理になんの予備知識もなく、メニュー写真の映える感じだけで注文しました。ところが、可愛らしい見た目とは裏腹に、これがまあ辛い。少量なのに、舌がビリビリしびれました。これは「ホーモック」という、魚のすり身の蒸し物。美味しかったですが、この辛さは完全に不意打ちでした。もともとこんなに辛い料理なのかは不明。

グリーンカレー@タイニヨム *Map
バンコクでいろいろグリーンカレーをいただき、料理自体にそれほど辛い印象はなかったのですが、唯一、このお店だけはヒーヒー言うほど辛かったです。グリーンカレーはどこで食べても美味しいですが (もちろんこのお店のも)、さすがにここまで辛いとちょっとなあ。辛さレベルも聞いてくれなかったし。

ラープムー@ソムタムダー *Map
代表的なタイ料理のひとつであるラープですが、似たような料理のナムトックの方が自分は好きだったのと、何度か食べたラープがいつも相当辛かったので、自然とラープは避けるようになっていました。その後は、ラープペッ (アヒルのラープ) の美味しさに目覚め、ラープも積極的に頼むようにはなりました。写真のラープはトンローのSupanniga Eating Roomの店舗内で食べたもので、Somtum Derとのコラボメニューとして出していたようです。他店と比べてもとくに辛かった。

ソムタムプーパラー@バーンソムタム *Map
プラーラーはナンプラーの仲間で、よりクセのある魚醤です。これと、塩漬けのサワガニ (非加熱) を合わせソムタムにしたのが、ソムタムプープラーラー (またはソムタムプーパラー)。自分はオーダーシートの記入ミスで、これを食べることになってしまいました。大いにクセありの味ですが、それがまさにクセになる味わい、と言えなくもないのかなと。ただし本当に激辛で、帰宅後にお腹がゆるくなりました。サワガニではなく唐辛子のせいだと思いたい。

ガパオライス@ペッマーク *Map
店名がそもそも「ペッ (辛い)・マーク (とても)」ですから、辛いのは織り込み済みでした。注文時に辛さが指定できますが、お店おすすめのミディアムにしたところ、日本人的には相当な大辛でした。米・肉・卵・ガパオともに厳選した食材で作られた一品のはずですが、辛すぎてそこまで味わえなかったかも。やはりタイ人のスタンダードはそもそもが辛い。。職場のタイ人スタッフに蒙古タンメン中本のカップ麺をお土産であげたら、ぜんぜん辛くないと言っていました。

スパゲティキーマオ@リアルピッツァ *Map
タイのご当地スパゲティです。タイにはパットキーマオ (酔っぱらい炒め) という料理があり、あまりにも辛いため、一口食べれば酔っ払いもたちまち酔いが覚めるというのが名前の由来だそう。これはその名を冠したスパゲティで、醤油ベースの味付けに大量の唐辛子とにんにく、生胡椒、そしてバジル。パンチ力はかなり強めでした。

火鍋@真蜀味 *Map ※閉業
一時はバンコクの新中華街ともてはやされ開発が進んでいたホイクワン地区でしたが、新型コロナで中国人ビジターが2年間途絶えたため、今では空き家の目立つエリアになってしまいました。2019年に何度か訪問し火鍋を楽しんだお店、真蜀味。たぶんもうこんなに本格的な火鍋は食べられないだろうなと、その味と辛さと痺れ (麻辣) を懐かしく思い出します。一緒に連れて行った出張者 (辛いもの好き) が涙目になっていました。

トムセープ@カオジャオ *Map
豚や牛の肉・内臓・アキレス腱などをタイハーブで煮込むイサーン (タイ東北地方) の名物スープ「トムセープ 」。酸味と辛味が強烈で、目の覚める美味しさでした。イサーン料理は辛くないものもありますが (ガイヤーンとかチムチュムとか)、辛いものは本当に辛いです。ソムタムだって本来はかなり辛い料理のはずなので、タイ人に注文を任せたら、きっと激辛が来るのかもしれません。

おまけ:トムヤムヌードル@ピーオー *Map
写真はバンコクで一番美味しいトムヤムヌードルと評判のお店「ピーオー」のもの。スープが見るからに真っ赤で、唐辛子もたくさん入っていますが、これが意外と辛くありません。ほどよいピリ辛といったところ。赤よりも青唐辛子の方がより凶暴な辛さだと実感しました。

おまけ:ナムプリックヌム@ホムドゥアン *Map
野菜スティックなどにつけて食べるタイのディップソース「ナムプリック」。そのうちナムプリックヌムは、ししとうに似た青唐辛子で作ったものです。初めて食べたホムドゥアンでは、舌がビリビリ痺れるような強烈な辛さに目が点になりましたが、それ以降、別のお店で何度か食べた時はぜんぜん辛くありませんでした。どちらがアタリでどちらがハズレなんだろう。。

野菜の日、タイ料理を思い出す

本日、8月31日は数字の語呂合わせから「野菜の日」だそうです。今から考えると、タイでは野菜をたくさん食べていました。タイ料理は外食でもなんら野菜不足を感じることがなく。我ながら、人生で一番野菜を食べていた期間でした。

日本に戻り、野菜摂取量が激減していることに危機感を覚える今日この頃。以下、タイで食べた、今も記憶に残る野菜料理または野菜多めの料理です。

カオヤム@Oh Ka Jhu
伝統的なレシピとはやや異なるかもしれませんが、オーカジュのカオヤムが大好きでした。またタイに行ったら一番に食べたい料理。(⇒過去記事)

チムチュム
個人的に最も好きなタイ料理のひとつ。蒸し暑いバンコクで汗を流しながら頬張っていました。(⇒過去記事)

ナムプリック
タイ風ディップ "ナムプリック" を頼むとたくさん野菜がついてきます (⇒過去記事)。ただ、わりとクセありの野菜が多かった印象。"Ginger Farm Kitchen" では生のタイナスやシカクマメ、それに茹でた花など、初めて食べたものばかりでした (⇒過去記事)。

豚ひき肉とバイチャプルー
"Yak Eating Vegetables" というオンヌットのお店のこのメニュー、豚ひき肉をバイチャプルー (Lolot Leaf) で巻いて揚げたもので、写真では右下の串に刺されたものなのですが、ご覧のとおりその何倍も野菜が山盛り。たっぷり野菜補給できました。(⇒過去記事)

チャオム
チャオムはオムレツで食べるとクセもなく美味しいのですが (⇒過去記事)、生だとちょっとエグみがあって、だからこれが好きという人もいるでしょうが、自分はちょっと苦手でした。

レモングラスサラダ
これぞハーブ王国タイのサラダだなと。自分でも作れるのかな。一応、庭にレモングラス植えているけど。(⇒過去記事)

空芯菜三変化
タイを代表する野菜である空芯菜。食感がよく、クセもなくとても食べやすい野菜です。外食だけでなく、自分でもスーパーで買ってきてよく調理していました。空芯菜カッターも買いましたよ (⇒過去記事)。

青パパイヤの天ぷら
青パパイヤはソムタムでよく食べていましたが、お店によっては天ぷらがあります。ものすごく軽い食感でとても美味しいです。

花の天ぷら
"Ruen Mallika" という古民家レストランでいただいた花の天ぷら、これも忘れられない一品です。値段的にはやや高級なお店でしたが、本当に行って良かったです (⇒過去記事)。

タムルン
たぶんカラスウリの葉っぱ。少しネバネバというかヌメヌメというか、トロッとした食感があって、炒めものが美味しいです。空芯菜とはまた異なる食感で、美味しさは甲乙つけがたいです。

バナナの花のつぼみ
よくパッタイについてくるこれ、正確には蕾を包むように葉が変形した苞という部分だそうです。シャクシャクした食感でややほろ苦く、パッタイで油っこくなった口の中をさっぱりさせてくれます。

アジアのストリートフードベスト50

CNNトラベルが「アジアのストリートフードベスト50」を発表しました。詳細はCNNのウェブサイトを見ていただくとして、タイからランクインした料理は3品でした。

カイジアオプー (カニオムレツ)
多めの油で揚げ焼きした溶き卵にカニの身が入った一品。卵は外側サクサクで、スイートチリソースをつけて食べればこれぞタイといった味。ただ、自分はカイフープーとカイコンプーは好きで何度も食べましたが、カイジアオプーはちょっと油っこいので1回しか食べたことがありません。(⇒タイ料理まとめ/牡蠣・蟹・海老・魚)

なぜタイのカニオムレツでこれが選ばれたのか不思議でしたが、CNNウェブサイトのビデオを見たら、バンコクの「ジェイファイ (Jay Fai)」のものでした。そりゃ美味しくて当然ですね、値段も値段だし (1皿1200バーツ/4500円)。自分もこれ目当てに何度かジェイファイに行きましたが、行くたび10人も20人も客が待っていて、いつも心が折れて結局一度も食べずじまいでした。ちょっと心残りなので、いつかまたタイに行ったら、今度こそ。(写真は「バーンイン」のもの、ジェイファイのカイジアオプーは筒状なのでもっとふわふわ感があるのかなと)

カオソーイ (カレーラーメン)
美味しい料理なのでランクインはうれしいものの、自分は屋台で食べたことがなく、いつもちゃんとしたお店 (といっても大衆食堂) で食べていたので、「ストリートフード=屋台料理」と考えるとやや違和感あり。バミーなら星の数ほど屋台があって、自分もたくさん食べましたけどね。本場 (北タイ) に行けば屋台がたくさんあるのかも。(⇒カオソーイ)

サイクロークイーサーン (東北タイのソーセージ)
東北タイ (イサーン) のソーセージですが、バンコクにもたくさん屋台が出ています。BTSプロンポン駅の高架下にもあって、時々無性に食べたくなり買っていました (⇒コチラ)。

* * *

他にランクインしていた各国料理のうち、これまで食べたことのあるものをいくつか。

アッサムラクサ (マレーシア)
ジャカルタの "Penang Bistro" でいただきました。魚介出汁のスープは塩味薄めで酸味もあって、麺がなんだか頼りないしミントも載っていて、さっぱりしているのはいいけれど、うーん、個人的にはカレースープのラクサの方が断然好きです。マレーシアで食べればもっと美味しいのかな。

ナシレマッ (マレーシア)
ココナッツミルクで炊いたご飯が特徴。載せるおかずはいろいろです。写真はジャカルタの "Penang Bistro"。チキン、イカ、白身魚のフライなど。

フォー (ベトナム)
ベトナム料理と言えば自分はまずフォーが思い浮かびます。食べやすく美味しい麺料理。写真はジャカルタの "Saigon Cafe"

ルジャッ (インドネシア/マレーシア)
ガドガドにフルーツが入ったようなサラダ的一品。いろんなバリエーションがある中で、自分は東ジャワのルジャッソト (モツ煮込み入り) とルジャッチングル (牛の鼻入り) をバニュワンギでいただきました。写真はルジャッチングル。(⇒コチラ)

ガドガド (インドネシア)
野菜が多くてヘルシーなのに、コクのあるピーナッツソースで食べごたえもあります。作り手によってレシピはいろいろなので、自分の好みに合った一皿を探す楽しみも。写真はインドネシアのニアス島で食べたもの。ガドガドはたくさん食べましたが、これが一番美味しかった。

腸粉 (香港)
モチモチした食感が美味しい腸粉。インドネシアでもタイでも、"Tim Ho Wan (添好運)" に行くと豚レバー入りの腸粉をいつも頼んでいました。写真はジャカルタ店のもの。

バインミー (ベトナム)
美味しいです、間違いない。食べるのに顎が疲れるけれどそれもまた良し。写真はバンコクの "Saigon Recipe" でテイクアウトしたもの。

バブルティー (台湾)
バンコクであれこれ飲みくらべをしました (⇒コチラ)。もともとお茶が好きなので、タピオカはあってもなくてもという感じでしたが、そんな自分でもこれはこれでなんだかウキウキするので、世間で一時期大流行したのも納得。

カヤトースト (シンガポール)
バンコク、BTSチットロム駅横のモールに入っていた "Ya Kun Coffee & Toast" でいただきました (⇒コチラ)。その後ここのお店は閉店してしまいましたが、もう一度食べたかったなあ。

カオジー (ラオス)
焼きおにぎりのようなもので (もっとギュッと固まっていますが)、東北タイ (イサーン) にも同じものがあります。自分はバンコクの屋台でたまに買って食べていました。串焼き屋台でお肉と一緒に買うのが定番 (⇒コチラ)。

モモ (ネパール)
バンコクの "Tibet Kitchen" でいただきました。日本のネパール料理屋でも食べたことがありますが、餃子好きならみんな大好きな味。

臭豆腐 (台湾)
バンコクの "Krua Apsorn" で揚げた臭豆腐をいただきました。変な臭みもなく、香ばしい匂いが食欲をそそりとても美味しかったです。(⇒コチラ)

小籠包 (中国)
バンコクにもたくさん小籠包のお店がありました (⇒その1その2その3)。どこも美味しかったですが、シーロムの "Yong He Dou Jiang" は評判に違わず美味しかったです。"Din Tai Fung" ももちろん。でもどれかひとつと言うなら、ちょっと反則的ですが、"Hong Teong Long" の焼き小龍包がおすすめ。

即席麺大国 タイ&インドネシア

タイの国民食「ママー」

今日は1958年8月25日に世界初のインスタントラーメンといわれるチキンラーメンが日清食品から発売されたことに由来する「即席ラーメン記念日」だそうです。タイも1人あたり年間ラーメン消費量が世界4位のインスタントラーメン大好き国家。

タイではいろんな種類のインスタントラーメンが販売されています。中でも、タイ即席麺市場のリーディングカンパニーであるタイプレジデントフーズ社 (1972年創業) の "ママー (Ma Ma)" は、もはやタイの国民食といえ、その人気は絶大 (シェア50%以上)、商品ラインナップも充実しています。(⇒商品ページ1、⇒商品ページ2)

一番有名なトムヤムクン味から、グリーンカレー、イエローカレー、トムセープ、ナムトック、イェンタフォー、パローなどタイ独特のものに加え、オリエンタル (味噌味やキムチ味)、ベジタリアン向け (ジェー)、イスラム教徒向け (ハラール)、減塩タイプ、全粒粉ヌードルなど、全方位に向けて商品がそろっています。

あとは焼きそばタイプ (パッタイ、パッキーマオ)、ライスヌードル (細麺、普通、平麺)、カップ麺タイプ、プレミアタイプ (Thai Chefシリーズ) なども。バンコク滞在中、全粒粉ヌードルの存在を知り (下の写真)、スーパーマーケットをあちこち探しましたが、最後まで見つかりませんでした。パッケージも英語だし、輸出専用商品なのかもしれません。

インドネシアの国民食「インドミー」

年間消費量でいえば世界第2位のインスタントラーメン大国インドネシアには、地域限定発売のご当地味ラーメンがいくつもあります。業界のトップカンパニー、インドフード社が誇る "インドミー (Indo Mie)" の豊富な商品ラインナップの中でも、ご当地味はジャカルタでは買えないので、地方出張・旅行の楽しみのひとつでした。

旅先のコンビニでミー・チャカラン (@マナド)、ソト・バンジャル (@バンジャルマシン)、チョト・マカッサル (@マカッサル) を見つけた時は嬉しかったです。もちろん即買いしました (1袋20円~)。

インスタントラーメンの値段@タイ

タイで売っているローカルの袋麺にはサイズが大小ふたつあって、小さめの袋が6バーツ/21円 (たぶんこれがタイ人の標準量)、大きい方 (日本の普通サイズ) が8バーツ/28円です。プレミア感のあるものになると10バーツ/35円を超える感じ。タイ日清のカップヌードルを含め、ローカルのカップ麺は15バーツ/52円前後です。

2020年にタイ日清が発売した新しい袋麺は、小サイズで10バーツ/35円でした。タイ国産袋麺より少しだけプレミア感あり。パッケージ写真もすごく美味しそう (実際、美味しかったです ⇒過去記事:インスタントラーメンあれこれ/日清トムヤムラーメン)。

ちょっと意外だったのは、出前一丁が1袋28バーツ/98円という、日本の袋麺と変わらない値段だったこと。たぶん香港製で、輸入品だからか、こんなに高いんですね。タイ人にとってはかなりお高いラーメンです。買う人いるのかな。たぶん日本人が買うのかな。ちなみにバンコクは「金ちゃんヌードル」も売っています。日本の地元では昔からおなじみの味だけれど、80バーツ/280円出してまでは。。

バンコク滞在中、年を追うごとに、韓国インスタントラーメンの売り場面積が増えていきました。辛ラーメンやその他諸々、40~60バーツ (140~210円)。さすがにこの値段だと、買えるタイ人は限られるのかなと。

おまけ:出前一丁@香港(未食)

昔、サウジアラビアから旧正月の香港に旅行した時のこと。旅行記はコチラに書きましたが、香港3日目の朝、出前一丁のアレンジ料理で有名なお店に出向き、でも朝イチから炒麺はきつかったので、結局食べなかったというお話。

件のお店は女人街の「極之好粥麺」。香港でもっとも愛されているインスタント麺「出前一丁」を使った料理コンテストで優勝という栄誉に輝き、その名も「香港B級グルメ界の覇王」です。今思えば無理してでも食べておけばよかったのかな。いや、やっぱりお粥で正解だったな。。

アジア太平洋地域でピザが美味しいお店トップ50

バンコクは美味しいピザが食べられることでも知られていて、「50 Top Pizza Asia-Pacific 2022」ではバンコクのピザ屋 (イタリア料理屋) が4店選ばれています。そのうち第5位と6位のお店には行ったことがあって、そのとおり、本当に美味しかったです。

第5位:PEPPINA
タイ赴任後、美味しいピザ屋はどこですかと周りの日本人にたずねて、一番名前を聞いたお店が「PEPPINA (ペッピーナ)」でした。モッツァレラとゴルゴンゾーラチーズに、モモとクルミが載ったピザをオーダー。不思議な組み合わせと思いましたが、食べて納得、絶妙なハーモニーを奏でていました。間違いない美味しさ。(⇒過去記事)

第6位:Pizza Massilia
片や多くの欧米人ブロガーに取り上げられていたお店が「Pizza Massilia (ピッツァマッシリア)」。水牛のモッツァレラチーズなど、食材はヨーロッパから取り寄せているそう。その分値段も高いので、まずは基本の (というか一番安い) マルゲリータをオーダー。「バンコクで一番美味しいピザ」の名に恥じない逸品でした。(⇒過去記事)

※ピザ過去記事 (タイ)
全粒粉ピザ
タイ味ピザ
ドリアンピザ
大麻ピザ
トリュフピザ
ヴィーガンピザ

* * *

なお、こうしたランキングにはこの先も載ることはないであろう、トンガ王国エウア島のピザハアパイ島のピザ。でもその味は、心に深く刻まれています。

世界のベストスープ100選

以前、CNNトラベルが選んだ世界のベストスープ20について書きましたが (⇒コチラ)、こんどはテイストアトラス (tasteatlas) が選んだ世界のベストスープ100 (100 Best Rated Soups) を紹介します。

CNNトラベルと違って、今回は一応順位がついているようで、第1位は北タイのカレーラーメン「カオソーイ」でした。これはうれしいですね。日本人の味覚にもよく合う、本当に美味しいスープですから。

ただ、地域が偏っていたり (中国は丸々抜けています)、どう考えても上位に入るであろうスープが極端に下位だったり、あるべきものがなかったり (ブイヤベースとか)、日本のラーメンが味噌・塩・醤油などに分かれたくさん上位にランクインしているので、選考ルールはいまいち不明。

ということで、順位はあまり気にせず、世界にはこんなスープがあるんだなと、興味津々でリストを見た次第です。写真は自分で食べたもの。

ちなみに、アラビア語がもとになった他言語の単語をいくつかあげたことがありましたが (⇒諸言語にまつわるエトセトラ/アラビア起源の言葉)、リストを見てアラビア語の「ショルバ」も東欧方面に広まっているんだなと思いました。もしかしたらスープだって「Shorba→Sorba→Sorp→Soup」かもしれませんね。あるいは「汁」だって (Shorba→Shirb→Shir)。

ウェブサイトリンク
100-51 Soups in the World
50-11 Soups in the World
10-1 Soups in the World

ランキング
100. Zupa pomidorowa (ポーランド)
99. Vichyssoise (フランス)
98. Bors (ルーマニア)
97. New England Clam Chowder (アメリカ)
96. Borscht (ウクライナ)
95. Miso Soup (日本)
94. Dashi (日本)
93. Chorba beida (アルジェリア)
92. Irish Seafood Chowder (アイルランド)
91. Supa (de pui) cu taietei (ルーマニア)

90. Jokai bableves (ハンガリー)
89. Aguadito de pollo (ペルー)
88. Ciorba de vacuta (ルーマニア)
87. Kjotsupa (アイスランド)
86. Rosol z kury (ポーランド)
85. Kwasnica (ポーランド)
84. Carne en su jugo (メキシコ)
83. Kalakeitto (フィンランド)
82. Taiwanese Hot Pot (台湾)
81. Hernekeitto (フィンランド)

80. Bramboracka (チェコ)
79. Ciorba de burta (ルーマニア)
78. Ciorba de fasole (ルーマニア)
77. Fakes (ギリシャ)
76. Ciorba de pui (ルーマニア)
75. Zupa grzybowa (ポーランド)
74. Sayur lodeh (インドネシア)
73. Harira (モロッコ、アルジェリア)
72. Soupe a l'oignon (フランス)
71. Encebollado (エクアドル)

70. Curry Laksa (シンガポール)

69. Ajoblanco (スペイン)
68. Pho bo (ベトナム)
67. Bun bo Hue (ベトナム)
66. Gumbo (アメリカ)
65. Bisque (フランス)
64. Juha sa struklima (クロアチア)
63. Zagorska juha s vrganjima (クロアチア)
62. Frikadelu zupa (ラトビア)
61. Ciorba de loboda (ルーマニア)

60. Ciorba de fasole cu afumatura (ルーマニア)
59. Sopa de gallina india (エルサルバドル)
58. Menestron (ペルー)
57. Porra Antequerana (スペイン)
56. Zupa borowikowa (ポーランド)
55. Efo-Riro (ナイジェリア)
54. Kurbis Suppe (オーストリア)
53. Lablabi (チュニジア)
52. Cesnecka (チェコ)
51. Gulyasleves (ハンガリー)

50. Mie Kocok (インドネシア)
49. Sopa de lime (メキシコ)
48. Saltibarsciai (リトアニア)
47. Sopa de tortilla (メキシコ)
46. Avgolemono (ギリシャ)
45. Yayla Corbasi (トルコ)
44. Bak kut teh (マレーシア、シンガポール)
43. Tarator (ブルガリア、北マケドニア)
42. Soto Betawi (インドネシア)
41. Pasulj (セルビア)

40. Rosol (ポーランド)
39. Gulyas (ハンガリー)
38. Caldo de camaron (メキシコ)
37. Soto (インドネシア) ※写真はソトアヤム
36. Beef Noodle Soup (台湾)
35. Laksa (マレーシア、シンガポール) ※写真はペナンラクサ
34. Pho (ベトナム)
33. Barszcz czysty czerwony (ポーランド)
32. Ciorba de peste ca-n Delta (ルーマニア)
31. Sopa Tarasca (メキシコ)

30. Ciorba Radauteana (ルーマニア)
29. Auksta Zupa (ラトビア)
28. Kharcho (ジョージア)
27. Kapustnica (スロバキア)
26. Tinolang manok (フィリピン)
25. Kagoshima Ramen (日本)
24. Caldo de queso (メキシコ)
23. Rawon (インドネシア)
22. Bulalo (フィリピン)
21. Yokohama-style Ramen (日本)

20. Gulai (インドネシア) ※写真はグライカンビン
19. Hakata Ramen (日本)
18. Pozole (メキシコ)
17. Youvarlakia (ギリシャ)
16. Sinigang na baboy (フィリピン)
15. Husleves (ハンガリー)
14. Tom kha gai (タイ)
13. Tom yum (タイ)
12. Shio Ramen (日本)
11. Shoyu Ramen (日本)

10. Miso Ramen (日本)
9. Inchicapi (ペルー)
8. Sinigang (フィリピン)
7. Mercimek corbasi (トルコ)
6. Zurek (ポーランド、ベラルーシ)
5. Tonkotsu Ramen (日本)
4. Ramen (日本)
3. Cullen Skink (イギリス)
2. Lohikeitto (フィンランド)
1. Khao soi (タイ)

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先日、無性にカオソーイが食べたくなって、ネットで地元のタイレストランを検索したのですが、いまいちうまく見つからず。そこで、もしかしたらカレーラーメンを食べたらカオソーイ気分になれるかなと思い、来々亭に行って食べてみました。結果、まあ当然ですが、やっぱりぜんぜん違うなあと。これはこれで美味しかったんですけどね。