A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタン観光

ウズベキスタン、ドローン規制(やや)緩和

3月15日、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は、ドローンの違法な輸入・販売・取得・保管または使用に関する罰則を緩和する、該当刑法の改正案に署名しました (3ヶ月以内に施行)。この改正により、違反者に対する罰則が刑事責任から行政責任に変わります (…

テレビ塔から眺めるタシケントの町並み

よく晴れた土曜日、タシケントテレビ塔に上って、タシケントの町をぐるりと一望してきました。前々から一度上ってみたいと思っていましたが、ようやくです。 テレビ塔はタシケントに残るソビエトモダニズム建築のひとつです (⇒コチラ)。1985年の完成当時、世…

タシケントに残るソビエトモダニズム建築(2)

1966年4月26日、タシケントを襲った巨大な地震は、伝統的なレンガ造りの建物をことごとく破壊しました。 地震後、ソビエト連邦の共和国から多くの建設部隊がかけつけ、そうしてタシケントはソ連的な町並みに変貌したのでした。 タシケントにはこの頃 (1970~…

バレエ「白鳥の湖」鑑賞@ナヴォイ劇場

知人に誘われ (チケットもとってもらい)、久しぶりにナヴォイ劇場でバレエを観ました。演目は「白鳥の湖」。昔、映画「ブラックスワン」は観ましたが、本家のストーリー (の流れ) は下調べもせず出かけました。 案の定、シーンの意味がよくわからないまま観…

ブハラのライオン

先月、「平山郁夫国際文化キャラバンサライ」を訪れた時 (⇒コチラ)、玄関の両脇に佇む「ライオン (狛犬)」がなんともユーモラスで、なんなんだろうなこれはと思いながら写真をパチリ。 そして訪れたブハラ。アルク城の中に、またもいました、ライオンが。い…

古都ブハラ旅行(ブハラ・ユダヤ人)

ブハラ旧市街観光の起点にもなっているラビハウズの南側、迷路のように入り組んだ細い路地の一角に、シナゴーグ (ユダヤ教の会堂) と「ブハラ・ユダヤ人」の歴史を紹介するミュージアム「Bukhara Jewish Old House」があります (*Map)。 シナゴーグの扉が閉…

古都ブハラ旅行(ハマム)

「ザビヨン・ダビヨン・ハマム (Zabiyon-Dabiyon Hammam)」(*Map) でローカルのハマムの雰囲気を味わってきました。ハマム (ハンマーム) はトルコ・中東・中央アジアに見られる伝統的な公衆浴場です。 ブハラにはハマムがいつくかあって、おそらくもっとも有…

古都ブハラ旅行(ローカルグルメ)

■1日目昼食@The Plov (*Map)「ザ・プロフ (The Plov)」でブハラのプロフ「オシュ・ソフィ」をいただきました。いろいろなサイトのレビューを読むと、ブハラでもっとも人気のあるプロフ店だと思います。 「Taste Atlas: Plov」にもおすすめ店として載っていて…

古都ブハラ旅行(3日目)

ブハラ3日目は郊外2ヶ所とお土産購入。午後3時半の鉄道でタシケントに戻るため、慌ただしくも充実した一日を過ごしました。 ■朝食@スルタンホテル前日とほぼ同じラインナップ。とても食べきれないので、こんなに出してくれるのはありがたいけれど、もったい…

古都ブハラ旅行(2日目)

前日に行けなかった旧市街西側などの散策、ギジュドゥヴァンへの遠出、そしてハマム (ハンマーム:伝統的な公衆浴場) に行きました。まずはホテルで朝食をいただき、イブン・シーナー像からスタート。 ■朝食@スルタンホテル1泊40ドル、朝食付き。宿泊客が少…

古都ブハラ旅行(1日目)

土曜日から2泊3日でブハラに行ってきました。ブハラ (Bukhara/Buxoro) はウズベキスタンの首都タシケントから西南西440kmに位置するブハラ州の州都。古代より栄えたオアシス都市で、1993年には、旧市街地がユネスコの世界遺産に登録されました。人口28万人 (…

平山郁夫国際文化キャラバンサライとスシストリート

「平山郁夫国際文化キャラバンサライ」に行ってきました (*Map)。雨粒が落ちてきそうな肌寒い土曜日の朝、他に訪問客はおらず、特設展「Immerse: Aziza Karieva」の絵をゆっくり鑑賞 (無料)。たまにはこうして、のんびりアートに触れるのも悪くないですね。 …

サマルカンド・デイトリップ

所要のため日帰りでサマルカンドへ。朝6時半に家を出てタシケント駅に向かう途中、路駐の車にはびっしりと霜が降りていました。 日の出直前、鳥たちが元気よく飛んでいきました。 行きは高速列車アフロシヨブ (Afrosiyob) に乗ることができました。 パンとお…

子供たちは宙を舞う@ヤクート・ダイヤモンド・サーカス

「ウズベキスタン国立サーカス」に海外の一座がやってきました。ロシア連邦サハ共和国の「ヤクート・ダイヤモンド・サーカス (Бриллиантовый цирк Якутии)」です。プログラム名は「マンモスの国 (Земля Мамонта)」。 今回初めて「サハ共和国」という名前を知…

アンティークの持ち出しにはご注意を(ウズベキスタン)

在ウズベキスタン日本国大使館のホームページには、ウズベキスタン出国の際の注意事項として以下のことが書かれています (※抜粋)。 『出国時には、古美術品(骨董品)など歴史的価値を有している品物や国家的な財産とみなされる品物は、持ち出しが禁止される…

ウズベキスタン国立応用美術館

タシケントにある「ウズベキスタン国立応用美術館」は、1907年に建てられたロシア公使の私邸を利用した博物館です。ウズベク語名「Amaliy San'at Muzeyi (=Applied Arts Museum)」、地球の歩き方には「工芸博物館」とも記載されています。 もとが私邸なだけ…

タシケントに残るソビエトモダニズム建築(1)

1966年4月26日、タシケントを襲った巨大な地震は、大きな被害をもたらしました。伝統的な日干しレンガ造りの住宅が密集する旧市街を中心に、約7万8000戸が倒壊し、30万人以上が家を失ったとされています。 地震後、ソビエト連邦の共和国から多くの応援部隊が…

ウズベキスタンの鶏にメロメロ

ボドムゾールでよく歩いている散歩道、お気に入りの理由のひとつが、あるお宅で飼われている鶏たち。金網が張られた広い庭の中で、なんとも力強さを感じる鶏が10羽ほど育てられています。 いつもは道路の反対側に群れていて、遠目にしか見たことがなかったの…

マルチメディア展「グスタフ・クリムトと偉大なる印象派たち」

タシケントメトロのボドムゾール駅近くにあるエキスポセンターの一画で開催されている、マルチメディア展示プロジェクト「グスタフ・クリムトと偉大なる印象派たち (Gustav Klimt and the Great Impressionists)」を観てきました。 主催者のウェブサイトには…

サマルカンド観光(5)移動とホテル

土日を利用してタシケントから列車で行ったサマルカンド。自身初めてのウズベキスタン観光旅行で、最初から最後までテンション高めでした。シリーズ最後の投稿は、移動とホテルについて。 ■列車移動タシケント~サマルカンド間の移動には、できれば高速鉄道…

サマルカンド観光(4)ローカルグルメ

サマルカンドに行く数日前、旅行することを職場のスタッフに話したところ、いくつかおすすめのローカルグルメを教えてくれました。今回は現地滞在1日半と、食事の回数は限られていましたが、おすすめに従ってローカルグルメを堪能してきました (お店は自分で…

サマルカンド観光(3)グーリ・アミール廟他

サマルカンドは紀元前10世紀頃からイラン系民族のオアシス都市として発展し、紀元前4世紀にはソグド人の都市マラカンダとしてギリシャ資料にも登場します。712年、ウマイヤ朝のアラブ連合軍に征服されイスラム化が始まると、商才に長けたソグド人の町として…

サマルカンド観光(2)シャーヒズィンダ廟群

「シャーヒズィンダ廟群」は、ティムールの親族や王朝関係者の霊廟、モスクなどが立ち並ぶ遺跡群で、それぞれ11~15世紀及び19世紀に、アフラシヤブの丘に建設されました (建設時期には諸説あり)。2001年、UNESCO世界遺産に登録された「サマルカンド-文化交…

サマルカンド観光(1)レギスタン広場

週末、タシケントから列車に乗って、サマルカンドに行ってきました。ウズベキスタンで初めての観光旅行です。とりあえず写真を中心にレポートを。まずは「レギスタン広場」から。 レギスタン広場には3つの「マドラサ」があります (※メドレセとも)。マドラサ…

サマルカンド(歴史概要)

ウズベキスタンの地方都市サマルカンドは、抜けるような青空と多くのモスクを彩るラピスラズリ色から、「青の都」とも呼ばれます。人口約55万人 2021年)。 紀元前10世紀ころから中央アジア有数のオアシス都市として栄え、その住民でもあるソグド人は国際的商…

ザルカイナル歴史地区@タシケント街角散歩

地下鉄ガフールグロム駅の西側、アブドゥッラーコデリー公園の北側に、ザルカイナル・コチャシ (コチャシ=通り) を中心とした歴史的な町並みを保つ地区があります。Googleマップでは "Zarkaynar Historical Street" という表記 (⇒マップ)。 看板など何もな…

ウズベキスタン土産にどうでしょう(4)ネイティブセレクション

休暇で日本に帰りますと職場で言ったところ、出発の日にスタッフがお土産を持ってきてくれました。つまり、これぞウズベキスタン人が考えるベストなウズベキスタン土産、ということなのかなと。 ラインナップはノン (ウズベキスタンのパン)、ドライフルーツ&…

ウズベキスタン土産にどうでしょう(3)食品他

ウズベキスタン料理の王様といえば「プロフ」。ウズベキスタンでしか味わえないかといったらそんなことはなく、なんとプロフの缶詰があります。日本に帰ってからも、これでお手軽にプロフが味わえるというわけです。 自分、買ったはいいけれど、何となく勇気…

ウズベキスタン土産にどうでしょう(2)蜂蜜

ウズベキスタンは地域によって変化に富んだ自然環境があり、多種多様な花が咲くことから、良質な蜂蜜が採れることでも知られています。 実は自分もつい最近までそのことを知らず、たしかにスーパーには国産ぽい蜂蜜がたくさん並んでいるなと思っていたのです…

ウズベキスタン土産にどうでしょう(1)お茶

お茶かコーヒーかでいえば、ウズベキスタンは完全にお茶文化です。食事にお茶はつきもので、お茶の作法もあるそうです (⇒コチラ)。 緑茶 (クックチョイ:ko'k choy=青いお茶) と紅茶 (コラチョイ:qora choy=黒いお茶) ともに好まれますが、ご飯と一緒に飲…