A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

古都ブハラ旅行(3日目)

ブハラ3日目は郊外2ヶ所とお土産購入。午後3時半の鉄道でタシケントに戻るため、慌ただしくも充実した一日を過ごしました。

朝食@スルタンホテル
前日とほぼ同じラインナップ。とても食べきれないので、こんなに出してくれるのはありがたいけれど、もったいないが先に立つ。

①スィトライ・マヒ・ホサ宮殿 (*Map)
「月と星の宮殿」という優美な名を持つ、ブハラ郊外にある宮殿。ブハラ・ハン国最後のハン、アリム・ハンの指示でロシアと地元の職人が建築を担い、1911年に完成。外観は西洋風、内装は主に東洋風。ハンの時代に飼育されていたクジャクの子孫が数十羽、敷地内を闊歩していました。

宮殿内部は色鮮やかな空間が広がっていました。ガイドをつけずに行ったので詳細は不明ながら、日本の陶器もあったりして、当時の王族の趣味・嗜好が垣間見られました。

宮殿はブハラ旧市街から北に約4km、Yandexタクシーで15,000スム/180円。現地に着いてからおもむろに「もう1ヶ所行きたいんだけど」と交渉開始。「チョル・バクル」まで行ってラビハウズまで戻るルートで、10万スム/1200円で交渉成立。

②チョル・バクル (*Map)
ブハラの約7km西、スミタン村にある「死者の町」。チョル・バクルは4人のバクルの意味。預言者ムハンマドの一族で初代カリフのサイード・アブ・バクルとその3人の兄弟がここに葬られたという伝承から信仰を集め、有力者は競ってここに墓を設けました。

タクシーの運転手も初めて来たそうで、一緒になって内部を見て回りました。古いものでは10世紀のお墓もあり、そこから近代までのお墓が並ぶ、静かな空間でした。この後ブハラ旧市街に戻り、買い物を少々。

③タキでお買い物
あれこれ迷って、最後はコウノトリのハサミをサイフッロー・イクラモフ氏の工房で購入。15ドル。くらべればちょっと高いけれど、名人の作品なのでOK。スムーズな動き、切れ味抜群。

ここで一旦ホテルに戻り、12時にチェックアウト。そしてお昼ご飯へ。また Laziz House に行ってみたのですが、なぜかこの日もお休み (前日と違って誰も出てきてくれませんでした)。ということで Chinar へ。

昼食@Chinar
マスタバ (お米入りスープ) とプロフ (オシュ・ソフィ) を注文。The Plov と同じくこちらも油が茶色っぽかったので、ブハラのオシュ・ソフィはこういうものなんだなと理解。(The Plov では最初ジギル・オシュと間違われたかと思いました)。食べ物についてはまたまとめて書きます。

④ブハラ・フォト・ギャラリー (*Map)
昼食の後、メドレセの中にある写真ギャラリーを訪問。ブハラの高名な写真家シャルカト・ボルタエフ氏が撮影したブハラ・ユダヤ人、ジプシー、ブハラの都市生活などの写真が、パネル展示とともにポストカードになって販売されています。入場無料。ポストカード1枚25,000スム/300円。

お茶@Silk Road Teahouse
最後にここでお茶を一服。スパイス&ハーブティー (茶菓子付き) 5万スム/600円。お茶リフィルは無料。オリエンタルムード満載の店内で、のんびりお茶をいただきました。歩き疲れた身には、甘い砂糖菓子がありがたかった。

ブハラ旧市街~ブハラ駅
Yandexタクシーで23,000スム/280円。やはりこれくらいの値段なんですね。Yandexありがたや。

ブハラ~タシケント
高速鉄道アフロシヨブ、15:20ブハラ発、19:28タシケント着。ほぼオンタイム。以前、サマルカンドにアフロシヨブで行った時 (所要2時間15分)、座席が少し硬いかなと思いましたが、今回4時間乗って、意外にもお尻が痛くなることはありませんでした。いいシートです。ちょっとへたっていましたが。それにしても真ん中でシートの向きが変わるレイアウトは勘弁してほしい。今回も進行方向に対して後ろ向きでした。とほほ。。

以上、ブハラ2泊3日旅行でした。次は食べ物や印象に残った訪問場所など、いくつか投稿していきたいなと。