言語・文芸
【虎は死して皮を留め、人は死して名を残す】獣の王者の虎は、死んでのち立派な毛皮を残すように、人は死んだあとに優れた名を残すように努力せよ、という教訓。 * * * 昨日、「人にとって幸せとは?」という投稿をしました。自分の人生をふり返ってみる…
4月6日は「城 (しろ/46) の日」ということで、城にまつわるあれやこれやを。まず、自分は「Castle (城)」の語源はアラビア語だと思っていました。実際、城はアラビア語で「カスル (قصر)」ですから。 ただ、城をアラビア語に直訳すると、第一候補では「カルア…
世界三大美女のひとりとしてもその名を馳せる平安時代前期 (9世紀頃) の女流歌人・小野小町 (おののこまち)。 彼女の忌日は3月18日 (生没年不明) との言い伝えがあることにちなんで、3月18日は小町忌とされています。 小野小町は絶世の美女として「七小町」…
本日 (3月16日) は多くのイスラム諸国でラマダン月27日であり、この日は「御稜威 (みいつ) の夜」と呼ばれ、一年でもっとも神聖な夜とされています。 アラビア語で「ライラト・アルカドル (Laylat Al-Qadr)」。神の力が最も強く現れる夜、運命が定められる夜…
世界各国、地域の文化や言語に即して吉数・忌み数 (不吉数) があります。日本なら8が末広がり (八) で吉数、4は死 (シ) を連想するので忌み数ということになっています。 タイでは9が吉数です。読み方が動詞の "進む" と同じ「ガーウ」だから。物事が前に…
たとえば虫の声は、日本人にとっては季節を感じさせる風流な心地よい響きですが、西洋人にとってはただのノイズだと言われます。 アジア各国にも虫の声を楽しむ文化はありますが、社会全体レベルでこの感覚が共有されているのは、どうやら日本が突出している…
世界各地の創世神話には近親婚 (神どうしの兄妹・親子関係など) がよく出てきますが、それにはいくつか共通した理由があります。 ①登場人物が「最初の存在」しかいないから創世神話は「世界の始まり」を描きます。最初は神が1柱だけ、あるいは兄妹の神だけと…
ウズベキスタンでタクシーに乗っていると、よく運転手がカーラジオで音楽を流しています。中には面白い歌もあって、そんなもののひとつを以前コチラに書きました。 何度か同じロシア語の歌を聴いたことがあって、そのひとつが「百万本のバラ」です。日本でも…
11月2日は「いい (11) もじ (02)」の語呂合わせにちなんで、日本習字教育財団が「書道の日・習字の日」に制定しているそうです。ということで、アラビア語の習字について紹介します。 アラビア語の習字 アラビア語は漢字やひらがなと並んで、習字のできる文…
スフィンクス (Sphinx) は、エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場する、ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物です。 エジプトのスフィンクスは王家のシンボルでもあり、もっとも大きな像は、ギザのピラミッドを護るよ…
これまで長く海外で働いてきました。仕事で使う言葉は基本、英語。とは言っても、英語が母国語の国はひとつもありません。 こちらも仕事相手も、第一外国語である英語を共通言語として使っていました (ウズベキスタンだけは第一外国語がロシア語で、英語は彼…
イスラム教の聖典コーランの初期の啓示は、印象的なフレーズの宝庫です。シンプルで力強く、人々に明確なイメージを与えます。 何か有名な詩の一編と言われても納得してしまうのではないでしょうか。では、その中から自分が好きなものを3つピックアップ。 包…
ヨルダンにいた時のこと、いつものように職場でパソコンの画面をにらんでいたら、ある年配のスタッフがひょっこり顔を出しました。 曰く、「あなたはいつも難しい顔をしていて見るに耐えない、1時間働いたら10分休憩しなくてはいけない、ついては、私の話を…
「ワヤン・クリ」はインドネシアのジャワ島やバリ島で行われる伝統的な影絵芝居を中心とした民俗芸能で、ヒンドゥー教をベースとした「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」の物語を題材とします。 ワヤン (Wayang) は影、クリ (Klit) は皮革の意味で、人形は水…
日本には「南蛮」と名のつく料理がいくつかあります。チキン南蛮、鴨南蛮 (そば)、カレー南蛮 (そば)、そして南蛮漬け。 「南蛮」の由来はぼんやりと知っているつもりでしたが、今回あらためて調べてみたところ、なかなか面白いことがわかりました。 「南蛮…
タイ政府は7月29日を「タイ語の日 (National Thai Language Day)」としています。タイ語の使用に関するラーマ9世 (プーミポン前国王) の思想と指導への感謝の意を表すため、1999年にタイ内閣により制定されました。 タイ語はタイ王国の公用語としてタイ全土…
世界の言語に共通点?(大小と美) いろいろな国の同じ意味の単語を比較すると、何らかの共通点は見つかるのでしょうか。例えば「大きい/小さい」という単語。 これは身振り手振りの大小、声の大小などで、人類に言葉が生まれた初期の段階から表現されてい…
旅行でも赴任でも、その国に行くことになったら一応数字くらいは現地語で覚えるものです。 現地にいる時は数字も自然と口をついて出たものですが、今となってはだいぶあやふや、覚えていても1・2・3がせいぜいだったりします。 あらためてこれまで住んだ国の言…
先日、「日本人の英語力が非英語圏で92位に後退」といったニュースを読みました。スイスの語学教育機関「Education First (EF)」による調査結果で、英語を母語としない116ヶ国のうち、日本人の英語力は92位、アジア23ヶ国では16位だったそうです。 世界の約2…
10月15日~16日、ウズベキスタンの首都タシケントと歴史都市ヒヴァで、「イスラームは平和と優しさの宗教」と題した国際科学実践会議が開催されました。 会議には、サウジアラビア、エジプト、トルコ、ヨルダン、オマーン、ロシア、米国、フランス、アゼルバ…
タシケントは17日の朝、少しだけ雨が降りました。雨脚も穏やかだったし30分ほどで上がってしまいましたが、本当に久しぶりの雨でした。 いつぶりだろうとスマホの写真を見てみたところ、5月以来でした。5月は16日、18日、24日と立て続けに雨が降り、それはそ…
世界の誰もが美しいと思う名前ってあるのかなと、ふと気になりネット検索。"Most Beautiful Sounding Names" などと冠したウェブページは意外にたくさん出てきました。 しかし内容を読んでみると、「アメリカで」とか「イギリスで」という地域限定版が多く、…
タシケント観光の目玉のひとつ、ハズラティ・イマーム・コンプレックス (⇒コチラ)。もう何度も行っていますが、最近ようやくコーラン写本を見学したので、あらためて写本の紹介を。 ■ウスマーン写本ウスマーン版クルアーン (オスマンコーラン) やサマルカン…
いつものようにパソコンに向かい、キーボードで「うずべきすたん」と打ち変換しようとした時に、勢い余ってシフトバーを二度押してしまいました。すると変換候補窓が現れ、漢字変換の候補が出てくるではないですか。 今までさんざん「うずべきすたん⇒ウズベ…
みんなが同じ人種、同じ言葉を話す日本で生活する際、日々のコミュニケーションがすべてにおいて問題ないと言うつもりはありません。それでも海外生活とくらべてみれば、ほとんどの物事は予想 (期待) の範囲で進んでいくと信じています。 多少曖昧な物言いで…
ウズベキスタンに来てもうそろそろ1年たとうというのに、これまでぜんぜん真面目に勉強してこなかったので、ウズベク語はほぼ話せない状態が続いています。もちろんロシア語もさっぱり。 タクシーに乗るにしても屋台でご飯を食べるにしても、バンコクにいた…
「コロボーク」は東スラヴ人のおとぎ話、ならびにその主人公の名前である。丸く黄色の生地ボールとして描かれ、胴体はない。コロボークの内容は地域によって多様で、同様の民話はドイツや北欧でもみられる。(Wikipediaより) 突然ですが、こんな動画をご紹介↑…
ウズベキスタンの一般的な挨拶は「アッサローム・アライクム」。アラビア語 (アッサラーム・アライクム) と同じで、「あなたに平安あれ」というイスラム圏共通の挨拶です。 返答も同じフレーズですが、これがアラビア語の場合だと、返答の際は語順を反対にし…
一般的に、宗教とは心の平安や暴力の放棄を説いたものであるという認識が強いと思います。これはキリスト教の「右の頬を打たれたら・・・」という一節や、殺生を禁じた仏教思想によるものでしょう。 しかし、イスラム教についてはご存じのとおり、「ジハード」…
タシケントの6月と7月は日本よりだいぶ暑く、このままだとどこまで暑くなるんだろうと、ずいぶん悲嘆に暮れたものです。 しかし7月後半、一時帰国してタシケントに戻ったところ、「あれ?そこまで暑くない?」と思いました。湿度が高かった分、むしろ日本の…