ウズベキスタン料理
タシケントを囲むように走るリトルリングロード (地図の青い道路)。地下鉄ボドムゾール駅の東側エリアを散歩していたところ、やけに路上販売のパン屋が多いことに気がつきました (地図の赤丸部分)。 ここはカジー (馬肉の腸詰め) を扱う精肉店が軒を連ねてい…
この1年、タシケントで食べたプロフをマップに落としこんでみました。お店の数は23店 (+外国のピラフ系3店)。3~4回食べたお店もあれば、1回しか食べていない所も。 現地に住んでいる人間として、この数字が多いのか少ないのかわかりませんが、他にも美味し…
3月2日から10日までの9日間で、プロフを食べた回数はなんと7回。我ながら驚異のハイペースでした。久しぶりに日本から出張者が続いたこともありますが、プロフは中毒性があるのかもしれません。 一度食べるとなんだか次の日も食べたくなってしまうという、…
最近、ふとスマホに流れてきたトピックで知った、広島県の郷土料理「うずみ」。由来は諸説あるようですが、江戸時代に贅沢品とされたお肉や海老を、ご飯で隠しながら食べたことが始まりだとされています。 この話を読みながらすぐに頭に浮かんだのが、プロフ…
先日「カルシ・パイリオシュ (Qarshi Payli Osh)」というお店でプロフをいただきましたが (⇒コチラ)、似た名前で、サマルカンドに「パイオシュ (Pay Osh)」または「パイプロフ (Pay Plov)」というものがあることがわかりました。 そして、まさにその名を持つ…
あの時食べたあの料理、美味しかったからまた食べたいなと、同じメニューを頼むことはよくあります。 けれども、出てきたものがあまりに違う姿だったとしたら、そして往々にして、内容が貧相になっていたとしたら、これはだいぶ悲しいです。 『悲しいときぃ…
先日、デブジラ米 (赤米) のプロフをいただいたプロフ専門店「カモロン (Kamolon Osh Markazi)」(⇒コチラ)。タシケントに2店舗ありますが (Kamolon Osh Labzak、Kamolon Osh Drujba)、この時行ったのはLabzak。 実はひとつのお皿に "全部盛り" ができるとい…
タシケントでタシケント風プロフ (トイオシュ/ウエディングプロフ) を食べるなら、ベシュカザン (Besh Qozon/中央アジアプロフセンター) という大正義があります。 もっと美味しいトイオシュはあるのかなとお店をいくつかまわりましたが、どこも美味しかった…
「中央アジアのうどん」とも呼ばれるラグマン (ウイグルラグマン)。わざわざスープラグマンとは言わず、 通常は汁ありのものを指します。 汁なしはフライドラグマン、現地語でコブルマラグマンと言いますが、その名のとおり、炒めたラグマンのことです。 昨…
ウズベキスタン東部、フェルガナ地方の特産品「Devzira」(デヴズィラ、デヴジラ、デウジラ、デブジラ)」。赤茶の色と独特な香りを持ったお米で、これで作られたプロフは殊の外美味しいのだそう。 どこかにないかなと探していたら、タシケントのプロフ店「カ…
卵や魚の生食は世界ではあまり見られない食事方法で、やはりどの国も食材には火を通すのが基本、日本ほど生食が盛んな国はかなり珍しい部類でしょう。 ひとつには新鮮な食材が手に入る日本の環境がそれを可能にしているという点。そしてその環境を生み出して…
代表的なウズベキスタン料理のひとつ、ラグマン。正確にはウイグル・ラグマンで、つまりウイグル風ラグマンということです。 タシケントのお店はほぼすべてウイグル・ラグマンですが、メニューには単にラグマンとだけ書いてあるところが多いです。 自分が知…
寒い日が続くタシケントですが、どうせ外食するなら身体が温まるものを食べたい。けれどもウズベキスタン料理には、知る限り辛い料理がありません。 何かないかなと考えながら家の近所を歩いていたところ、ふと「Chinese Food 川味小館」という看板が目に飛…
カスピ海の西側、コーカサス地方の国々で、おそらくもっとも日本でその名が知られてる国は、ジョージアではないでしょうか。 それは多分に松屋の「シュクメルリ」の話題性と、駐日ジョージア大使の抜群の広報力によるものです。 ジョージアとは距離的にもそ…
日本でも地方によって呼び名が変わる食べ物はいくつもあると思いますが、最近ウズベキスタンで直面したのが、ホラズム地方の薄い半円形の揚げパン料理。 欧米のウェブサイトでは、ヒバなどホラズム地方の料理として「グズラマ」という名前で紹介されています…
これまでサマルカンド風プロフの「ジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ)」を、タシケントでは「パイシャンバ (Payshanba)」と「イシュティハン (Ishtixon)」で食べてきました。 イシュティハンのことを書いた時 (⇒コチラ)、「タシケントであと2店、食べに行きた…
以前、オイベックの店舗でケーキをいくつか買ったことがあった「ケーキラボ (Cake Lab)」ですが (⇒コチラ)、先日、ボドムゾール駅近くの広々した店舗の方で (*Map)、ランチをいただきました。 外にもテーブル席があり、また透明なドームの席も4つあって、寒…
つい最近もネットニュースに上っていましたが、中国では餃子はあくまで主食、なので日本人のように餃子とご飯を一緒に食べることはないそうです。 たしかに、タシケントの中華料理屋 (ハルビン) でもメニューには、餃子・汁麺・炒麺・炒飯がともに主食の欄に…
本日、2月10日は旧正月。もちろん春節の雰囲気など皆無のタシケントですが、なんとなく中国の香りを求めて町をウロウロ。 向かった先は「レッドドラゴン (Red Dragon)」という中国茶のお店。喫茶店ではなく茶葉のお店です。 地下鉄ブユックイパックユリ駅の…
ウズベキスタンには地方都市ごとに、細かく分ければ200種類のプロフがあるとも言われますが、自分が意識して食べたことがあるのは、せいぜいタシケント、サマルカンド、ブハラという三大都市のプロフだけです。 このうち自分のお気に入りは、サマルカンドの…
コチラで紹介した、ウズベキスタンのミニ揚げパン「ボグルソク (Bo'g'irsoq)」を探して時々スーパーやパン屋をのぞいていましたが、なかなか見つからない日が続いていました。 そんな中、会社のスタッフと話していたら、スタッフがポソッと、「ボグルソクっ…
タシケントの地下鉄ボドムゾール駅の東側エリア、大きな幹線道路「リトルリングロード」沿いには、「カジー」と「ノリン」のお店がたくさんあります。 カジー (Qazi) は馬肉の腸詰めで、「腸詰めならソーセージ?」と思うかもしれませんが、肉を挽かずにその…
暦の上では春の気配が立ち始めるという「立春」ですが、青森県の竜飛岬とほぼ同緯度にあるタシケント (北緯41度18分) は、まだまだ寒い日が続いています。 春の気配なんていったいどこにあるのと、薄く積もった雪を踏みしめ、ポケットに手を突っ込んで町をウ…
乳製品が豊富なウズベキスタン。以前、スズマ、スメタナ、カイマックという3つの乳製品を紹介しました (⇒コチラ)。 普段は普通のヨーグルトもよく食べているので、そのうち今回は「クザ・カティック」を紹介したい思います。 スーパーマーケットでは何種類も…
ウズベキスタンは言わずと知れた二重内陸国。食事も肉中心なのかな、魚の缶詰があったらいいのになと、祈るような気持ちでやって来ました。 ホテルからアパートに引っ越した日、日用品と食料を買うためスーパーマーケットに行くと、商品棚にはずらりと並ぶ缶…
昨年の秋口、スイーツを探してタシケントの町を動き回っていた頃、パンも販売しているという韓国レストラン「アルファ」の存在を知りました。 なかなか行く機会がなく、12月に行ってみたら工事中で入れず、年明けにまた行ってみたところ、この時はすでに看板…
日曜日の朝、「ホンホヌム (Xon Xonim)」でホヌムとチキンのミニセットを美味しくいただいた後のこと。 お腹はいい感じに満ち足りていましたが、ホヌムをあと1個くらいなら食べられるかなと、そんな心持ちでした。 町をウロウロするのも週末くらいなので、思…
ハズラティイマームコンプレックスの横を南北に走る道路「カラサライ通り」にあるサムサ屋で、以前、骨付きサムサをいただきました (⇒コチラ)。 あちらは羊のスペアリブを骨ごと包んだサムサでしたが、実はもうひとつ、骨付きサムサでずっと気になっていたも…
昨日、ウズベキスタンの物価高 (パンの値上げ) について書きましたが (⇒コチラ)、最近、個人的に特に響いたのはラグマンです。 以前、タシケントのおすすめラグマンをまとめましたが (⇒コチラ)、麺のベストは「タルノブ」、スープのベストは「サルドバ」、ア…
ウズベキスタン料理は何を食べても美味しく、毎日の食事を楽しみに生活しています。また、良くも悪くも料理の種類がそこまで膨大ではないため、がんばれば全メニュー制覇できるのではないかなくらいの気持ちでもいます。 インターネットにもウズベキスタン料…