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タシケントシャシリク&サムサマップ(2024春)

プロフマップに続いて、シャシリク (串焼き/シシカバブ) とサムサ (Somsa/ソムサ) のマップを作ってみました。

シャシリクは自分がこの1年で食べたお店を全部載せました。専門店が多め。シャシリクは総合料理のお店にもあるので、リスト以外にも食べられる場所を見つけるのに苦労はしないはず。

サムサについては、タンディールサムサ (窯焼きサムサ/しずく形) は他にいろいろなお店でも食べていますが、とりあえず種類別に1店ずつ載せました。

シャシリク

シャシリクはどこも注文してから焼き始めるし、必ず炭火調理なので、どこで食べても美味しくないとか冷めているとか、そんなことはほとんどないと思います。

Googleマップ等でレビュー数が多いお店なら、ハズレということはまずありません。シャシリクでお腹を壊したという話も、自分は聞いたことがありません。

そうなると、アクセスの良さとかメニューの見やすさ、コスパ、副菜 (サラダ、スープ、ノン) の美味しさなどが、お店選びのポイントになります。

そんな自分のお気に入り店は「ブハラカフェ」です。1人でも行くし、出張者を連れて行くならここと決めています。とくにノンが美味しい (完全に個人の好みです)。

ブハラカフェもお肉の部位はいろいろありますが、自分はいつもベーシックな「ジャズ・クイグシュトゥ (羊肉の串焼き)」と「キーマ (ひき肉)」を頼んでいます。

ジャズはクイグシュトゥ (羊肉) とモルグシュトゥ (牛肉) が選べるお店が多いと思います (ブハラカフェも)。キーマはほとんど羊肉しかないかな。

参考までに、3店のメニューを。上からブハラカフェ (キリル文字表記のウズベク語)、シャシリーク (ロシア語)、シャシリクNo.1 (英語)。

下ごしらえされショーケースに並べられたお肉を、指差しで注文するのもありです。(写真はシャシリク&サムサ)

では、お店を紹介していきましょう。個人的には、ノンが美味しくシャシリクに合うお店が高評価になります。そんなお店にはマークをつけますね。

AR: アリアナ (Map)
アフガニスタン料理店。羊飼いのカバブ (チョパンカバブ) が美味しい。アフガン風のパンも一緒にぜひ。厳密にはシャシリクではないのでは付けません。でもおすすめ。

BK: ブハラカフェ (Map)
シャシリク、スープ、ノン、どれも美味しくコスパも良いので、いつも地元の人でにぎわう人気店。自分はほとんどジャズとキーマしか食べませんが、何の不満もありません。ノンはここのが一番シャシリクに合うと信じています。

CB: チョルスーバザール (Map)
チョルスーバザールのフードストリート。プロフ、シャシリク、ノリン、ホヌム、カラポチャなどいろいろあります。無難に美味しいけれど、あえてここで食べなくても。トマトソースたっぷりのホヌムはおすすめです。

GD: ギジュドゥバン (Map)
ブハラ州の地方都市ギジュドゥバンは歴史ある町で、シャシリクなど料理が美味しいことで有名です。その名を冠したお店ですから、推して知るべし。写真はコーカサス風シャシリク。1本が大きく、肉にかぶりつく幸せが。ノンも美味しかったです。料理はおすすめですが、店員の動きがちょっと緩慢。

NB: ニューブハラプレミアム (Map)
ブハラと名前がついたお店はだいたい美味しい印象。ただしここのノンは自分的にはイマイチでした、食べ心地が軽すぎて。たぶんその軽さを好む人もいると思います。

TN: タルノブ (Map)
ラグマンやプロフなどなんでもそろう総合料理店。このブログにもよく登場します。料理はどれも美味しいですが、個人的にはシャシリクを食べるなら専門店の方がいいと考えます。

SD: サルドバ (Map)
タルノブと同じく総合料理店。人気店だし自分もよく行きます。とくにラグマンが美味しい。シャシリクも普通に美味しいけれど、ノンが微妙。ちょっとボソボソしていて、口の中の水分を持っていかれるので、シャシリクには合わないかなと。

S1: シャシリクNo.1 (Map)
町の中心部からはやや離れていますが、個人的にはおすすめ店のひとつ。メニューも英語だし、店員も気さく。何よりノンがシャシリクとよく合います。ブハラカフェとここのノンが一番好みです。

SL: シャシリーク (Map)
その名のとおりシャシリク専門店。なので味は間違いなし。ノンも美味しかった。ちょっとおしゃれな雰囲気で食べたい時にはうってつけのお店。値段は2~3割高いイメージですが、その価値あり。

SS: シャシリク&サムサ (Map)
店内はきれいだしお客さんも大勢いたので、清潔かつ回転もよかろうと判断、ここで初めてレバーのシャシリクをいただきました。新鮮で美味しかったです。ノンはちょっとボソボソかな (シャシリクと一緒に食べるには)。

サムサ

ウズベキスタンの軽食の王様、サムサ (またはソムサ)。町のあちこちでサムサを焼いている窯を見ます (中には移動式の窯も)。

お肉 (羊) がひとつ8,000~9,000スム/100円前後、じゃがいも (カルトゥーシュカ) が4,000~5,000スム/50~60円で、2~3個食べれば十分お腹が満たされます。

自分が一番食べるのはタンディールサムサ (窯焼きサムサ) ですが、他にもあれこれ種類があります。それぞれ、おすすめのお店をひとつずつ紹介します。

AS: アスル・コササムサ (Map)
いきなり変則的ですが、コササムサという、サムサの名がついたスープ料理。器に羊肉やトマトなど具材を入れ、サムサ生地で蓋をして、その蓋側を焼き窯の内側に貼り付けて調理します。マップリンクはお店があるファーマーズマーケット。

BK: ブハラカフェ (Map)
上のシャシリクで紹介したお店。ギジュドゥバンサムサは大ぶりな三角形のサムサで、生地はラザニアのような薄いもの。羊肉とトマトが入って肉汁たっぷり。

CT: チティル・チティル (Map)
サクサクのパイ生地のようなサムサが人気のお店。サクサクすぎて、あわててかぶりつくとむせます。

JZ: ジザフ・ファイズ (Map)
大きなサムサで有名なジザフ州。ここのサムサも手のひらほどの大きさがありました。現地にはさらに巨大なサムサがあるのだそう。

MN: ミノールサムサ (Map)
ウズベキスタン人に聞いたら誰もが名前をあげるお店ではないでしょうか。ミノールモスクの向かい側にあり、常に行列ができる大人気店です。しずく形 (ハリネズミ形) のタンディールサムサならぜひここで。

OL: オロットサムサ (Map1, Map2)
Aまたはдの形をしたサムサ。生地はギジュドゥバンサムサと同じく薄いもの。ひとつ4,000~5,000スムで、サイズも小ぶり。なのでパクパク食べられます。これもまたポピュラーな種類なので、市内に食べられる場所はたくさん。

PM: パルムーダ (Map)
町の中心部からだいぶ離れているし、それほど美味しくもないので (個人の感想です)、けっしておすすめはしませんが、サムサのあらゆる種類を食べたいのなら、ここもぜひ。4個1組の独特な形をしています。必然的にパン生地多め、肉 (肉汁) 少なめです。

QR: カラサライサムサ (Map)
コブルガサムサという、ラムリブが入った大ぶりなサムサです。なんといってもサムサから飛び出ている骨が目を引きます。ひとつ15,000スム/180円 (たぶん)。

SO: サリマ・オナ (Map1, Map2)
多彩なラインナップを誇るサムサ専門店。羊に加え牛、鶏、じゃがいも、かぼちゃなど。とくにかぼちゃ (コボック) のサムサが有名で、実際他店とは一線を画すクオリティだと思います (写真:上にミートソースが載ったもの)。

Map2はサマルカンドダルボザのすぐ近くということもあってか、常に満席状態。なので自分はMap1の方によく行きます。少し遠いですが、穴場です。どうせタクシーで行くならぜひMap1の方に。

紹介は以上です。関連過去記事をいくつか載せておきます。

【シャシリク】
羊の串焼きシャシリク
シャシリク異説、お肉は6個?
シャシリク専門店3選

【サムサ】
ウズベキスタンの窯焼きサムサ
タシケントおすすめサムサ
かぼちゃのサムサ