なんだか町中にかぼちゃのディスプレイが目立つようになったなと思ったら、もうすぐハロウィンなんですね。
ウズベキスタン人のほとんどはムスリムなのでハロウィンは関係ありませんが、レストランやカフェがこうしてディスプレイするのは、季節感があっていいものです。
タイミングもいいので、かぼちゃのサムサをちゃんと食べてみようと、前から気になっていたお店をまわってみました。(かぼちゃ=Qovoq、かぼちゃのサムサ=Qovoqli Somsa)
まずは一度だけ食べたことがあった「サムサ (Somsa)」のかぼちゃのサムサ (⇒コチラ)。パフのように軽いサムサで、ボリューム半分で値段も半額 (3,000スム/36円) といったところ。甘くて美味しかったですが、やはり量が物足りなかった。
続いて「チティル・チティル (Chitir-Chitir Somsa)」(*Map ※他にも複数店舗あり)。パリパリのパイ生地が評判のお店で、羊、鶏、じゃがいも、かぼちゃなどがあります。
かぼちゃは言うほどかぼちゃオンリーではなく、玉ねぎと半々くらい。なので単体より複雑な味わいなのは良かったかも。
まあでも、抱いていたイメージとはちょっと違うなと。とても美味しかったですけどね。パイ生地もパリパリで最高でした (写真は肉2個、かぼちゃ1個)。
そして本命の「サリマ・オナ (Salima Ona Somsalari)」。サマルカンド・ダルボザの西側にのびるコラタッシュ通りに2軒あります (*Map1、*Map2)。
壁にかけられた大きなディスプレイメニュー (値段が貼ってないものはやっていない)。メニューの一番左上にあるかぼちゃがやはりお店のイチオシっぽい (※それは日本のラーメン屋の券売機の法則・・)。
写真1:かぼちゃ、牛、鶏。かぼちゃは餃子のような薄い皮に甘いかぼちゃがたっぷり詰まっていて (砂糖も入っていたような・・)、トッピングに挽肉が載っています。もちろんうまし。これはもう決定版でしょう。優勝。
牛肉と鶏肉のサムサはそれぞれ初めていただきました。牛は羊並みにコクがあって、なおかつクセがないので食べやすく、鶏はさらにさっぱり、けれども旨味は十分という、なかなかに優れものでした。
写真2: かぼちゃ、鶏、じゃがいも+肉。お店ではかぼちゃのサムサを分解して写真を撮るのが憚られたので、テイクアウトしてきました。かぼちゃのたっぷり具合がわかるでしょうか。
メニューに書かれた標語「Qovoq ming dardga davo!=カボチャは千の痛みを治す特効薬!」は伊達じゃない。
ちなみに、サリマ・オナのメニューにはもうひとつ鶏肉があって、それはドラムを生地で包んで焼いたもの (Tovuqli)。形がそのまんまです。骨が飛び出ていて迫力十分。
週末の開店時間早々に行きましたが、残念ながら、2軒ともありませんでした (売り切れではなくそもそも調理していない様子)。いつか食べてみたいです。また時々行ってみよう。