A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

窯焼きサムサ、下から食べるか?上から食べるか?

ウズベキスタンの軽食の王様「タンディールサムサ」。火で熱した大きな窯 (タンディール) の内側に貼り付けて焼くサムサです。

中身は肉 (羊肉)、じゃがいも、かぼちゃなどいろいろありますが、種類によって形を変えているので、作る方も食べる方も、一目瞭然でありがたい仕様。

このうちお肉のサムサは、どのお店も多くが水滴型です。生地がパリパリだったりサクサクだったり、お店によって特徴はありますが、お肉だったらだいたいこの形。

焼き方は丸い方が下で、尖った方が上。おそらく最後に上をつまんで生地を閉じるので、尖りを上にすれば焼いている最中に肉汁が漏れる心配もなくなるのかなと。

自分はコチラで書いたように、サクサクよりはパリパリ (いや、バリバリ) の生地が好きです。中でも「ミノールサムサ (*Map)」が一番のお気に入り。

さてここで、ある疑問がわいてきませんか。このサムサ、果たしてどちらから食べ始めるのが正解か。下 (丸) からか、上 (尖り) からなのか。

自分は最初の頃、尖った方から食べていました。中身の写真を撮るためと (下の写真参照:丸い方を下にすると置きやすい)、そうするとお肉が後半に集中するので、「美味しいものは最後に」というお楽しみも。

しかしほどなく、問題点に気がつきました。これだときれいに食べることが難しいんです。丸い部分に肉がたまりすぎて、後半、どうしても肉の脂が手にこぼれてしまう。

現在は、最初にサムサを軽くシャカシャカ振って、お肉 (肉汁) を全体にならす技も身につけました (ウズベク人YouTuberの受け売り)。

そうした上で、丸い方から食べ始め、中盤でもっともお肉感を楽しみ、最後は尖ったカリカリ部分を少量のお肉とともにパクリといただく、という流れになりました。今のところこれが自分の正解。

上は焼きがしっかりしていて肉汁の水分にも負けないので、生地の崩壊も起きません。ただし、生地の閉じ方が甘いと、一口目、二口目からポタポタと肉汁が漏れることも。

そんなこんなで、自分の説を実証するべく、何軒か違うお店でサムサを食べながら、ウズベキスタン人の食べ方をこっそり観察してみました。

あくまで何例かの観察ですが、やはり下 (丸) から食べる人の方が多かったです。ただ、とくに女性と子供は上 (尖り) からという人が見られたので、口が小さいと下 (丸) からは大変なのかもしれません。

以上、現場からの報告でした。(下の写真はお肉3個、じゃがいも1個)