A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタンの窯焼きサムサ

軽食が充実しているウズベキスタンですが (⇒コチラ)、自分はもっぱら窯焼き (タンディール) サムサの肉入りばかりを食べていました。先日サマルカンドに行ってまた少し違うサムサをいただき (⇒コチラ)、あらためてサムサの魅力、その奥深さに気付かされたので、タシケントに戻ってからは意図して今まで行ったことのないお店でサムサを買って食べています。

紡錘形のタンディールサムサ (肉) は、基本どこで食べても間違いない美味しさです (写真はミノールサムサ)。パイ生地でパリパリサクサクですが、尖った部分のカリカリがまた最高。必然性があってこの形にたどり着いたのでしょうが、単純にかわいいです。ハリネズミを連想しますよね (⇒コチラ)。

今まで肉ばかり食べてきましたが、最近はジャガイモも美味しいなと。写真はアンジールのサムサ2種、肉とジャガイモ。見た目が異なるので、形から中身を判別できます。

ジャガイモはどのお店もだいたい肉の半額 (アンジール:肉8000スム/96円、ジャガ4000スム/48円)。最初は半信半疑でしたが、食べてみるとホクホクした甘みのあるジャガイモと香ばしいパイ生地の組み合わせが絶妙。肉1個よりジャガ2個の方がいいなと、そんな風に思いました。

自宅から一番近いノムドールは重宝しています (グランドサムサから店名が変わりました)。紡錘形が肉 (8000スム)、俵型がジャガイモ (4000スム)。焼きたて熱々だったので美味しさもひとしおでした。

ネットではパイ生地で三角形のサムサをよく見るのですが、いざ自分で探してみるとなかなか見つからず。最近ようやく見つけましたが、店名がサムサと、何のひねりも差別化もないもの。大丈夫かな・・・と思いつつ食べたらとても美味しくて、これなら口コミだけで十分やっていけるなと思いました。他にもグンマとかいろいろあります。

形は同じ三角形ですが、ゴマのかけ方が異なっていて、それぞれ肉 (4000スム)、ジャガイモ (3000スム)、カボチャ (3000スム)。3個で1万スム/120円は安いなあ。

パイ生地は空気の層が多くフワパリサクサク。これは紡錘形にはない美味しさです。ジャガイモの味付けはこれまでで一番好み、カボチャは初めて食べましたが甘みがあってとても美味しかった。肉は値段なりで量少なめ、けれども味付けはグッド。タシケント中心部からは遠いですが、地下鉄Buyuk Ipak Yo'li駅降りてすぐなので行きやすいです。

なお、紡錘形のタンディールサムサですが、どこで食べても美味しいのが災いしてか、逆に「このお店が一番美味しい」といった信頼に足る情報が見つかりません。最初からそれは幻なのか、あるいは探せばどこかにベストがあるのか。。あとはまだ野菜 (青菜) のサムサを食べたことがないので、あちこち探してみよう。