ウズベキスタン料理のありがたいところは、軽食の種類もあれこれ豊富なこと。メインの料理も美味しいですが、こうした軽食もかなりイケます。食事には困らないですね、ホント。以下、この2週間でいただいた軽食あれこれ。
なお、自分の中ではソムサなのかサムサなのかまだ解決していないのですが (メニュー表記も Somsa, Comca, Samsa, Camca など)、とりあえずここではサムサと書きます。ネットを見るとサムサとソムサが半々くらい。
■オロットサムサ
A型 (またはД型) に折りたたんだ薄皮の生地に汁気たっぷりのお肉 (+トマト、玉ねぎ) が入っています。手に持ってかぶりつくと汁がポタポタ落ちるので注意。オーブン (釜) で焼いているのか油気も少ないですし、これ、本当に美味しいです。初めて口にしたサムサだったので、これが基本のサムサなのかと思ったら、実はまだまだたくさん種類がありました (以下に続く)。(1個6,000スム=72円)
■サムサ (の何か)
インド料理の軽食であるサモサのルーツは、中央アジアまたはペルシャだと考えられているそうです。語源は中世ペルシャ語の「三角形のペイストリー」を意味する "Sanbosag"。そういう意味では、写真のサムサは本来の形に近いのかなと。
表面は油っぽいし大ぶりかつ柔らかいので手に持って食べるものではなさそう。薄皮の食感は餃子を思い起こしました。中身のお肉はジューシー。美味しいけれど2個食べるとけっこうヘビー。正確な料理名がわからないので今後要調査。(1個9,000スム=133円)
■タンディールサムサ
このお店では単にサムサ (Comca) という料理名ですが、おそらくタンディール (釜焼き) なのかなと。そして生地がパイ生地。これは美味しいです。見事にサクサク。どれだけ慎重に食べたとしても、間違いなくテーブルにはカスがこぼれ落ちます。中身は上のサムサと同じ (たぶん羊肉)。味付けはシンプルに塩かな。ヒツジがややクセありですが好きな人にはたまりません。いやはや、美味しいです。形がハリネズミっぽいですね。(1個7,500スム=90円)
■ラバシュ
中東のシャワルマみたいなもので、焼いた羊肉やトマトなどがマヨネーズソースと一緒に薄いパンに包まれています。ジューシーでハーブが効いていて美味しいです。ファストフードとしてはマクドナルドのハンバーガーなんか太刀打ち出来ないくらいの美味しさ。1回お店で食べて美味しかったので、別の日にまたテイクアウトしました。(1個26,000スム=313円)
■カミシュ
「Qamish」というお店のもので、メニュー表はなく、というかメニューはこれだけ (大か小を選択)。実はカミシュが料理名なのかよくわからないのですが、なんとなく調べたところでは、"ホラズム地方のハンバーガー" らしいです。シャワルマのお肉 (ヒツジ) をピタパンのようなパンに詰めたもの。チリソースと酸っぱいソースがついてきます。これもまた美味しかったな。30,000スム (362円) くらいだったかな。
■マンティ
見た目のとおり、蒸し餃子。中身はサムサと同じですが、ひときわジューシー。一緒に出てきたヨーグルトをかけていただいたところ、羊肉のクセが緩和され、なかなか美味しかったです。点心ぽいものにヨーグルトを合わせたのは初めてでしたが、悪くなかったです。なんとも中央アジアっぽいですね。(1個9,000スム=108円)