A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

タシケントおすすめラグマン(2023夏)

ウズベキスタン料理の代表格「ラグマン」。詳細はWikipediaを見ていただくとして (⇒コチラ)、評判どおり麺はまるでうどんのよう。出来のいい麺はツルツルしていてコシがあって、手延べゆえ太さも "太→細" と食感に変化があり、最後まで飽きさせません。

トマトベースのスープはパプリカとニンニクが強め。自分はかなり好みの味ですが、ピーマンが苦手な人はちょっときついかも。赤いけれど辛くはありません。多くの日本人にとって、食べやすい料理だと思います。

ウズベキスタン料理全般に言えることですが、ラグマンも、どこで食べてもあまり味やバリエーションに差がありません。どこも安定して美味しいと言えるし、どこで食べても大して代わり映えしないとも言えます。

この半年ほど、10店でいただきましたが、極論、どこで食べても美味しいですと言い切っても、それほど間違っているとは思えません。それでもなんとか、自分なりのおすすめをあげてみようかなと。(※最後のカッコ書きの値段に、各店10~15%税金がつきます)

アノール (⇒マップ) ★★★
スープ良し、麺良し、お肉 (羊肉) 良し。オイベックという立地条件も良く、総合力1位。羊肉好きならここがベスト。店内で麺を打つのが見られます。(39,000スム/470円)

サルドバ (⇒マップ) ★★★
スープは旨味が濃厚で、一番美味しいと思います。もちろん麺も文句なし。お肉はたぶん牛肉 (それかまったくクセのない羊、自分バカ舌なので判然としません・・・)。羊肉が苦手ならここがベスト。(31,000スム/375円)

タルノブ (⇒マップ) ★★★
ウズベキスタン人スタッフが「一番美味しいお店」と言っていました。たしかに麺は一番美味しいと思います。ツルツルしていてコシがあって、小麦の甘味を感じる麺は一歩抜きん出ています。スープ良し、お肉 (羊肉) も良し。アクセスが悪いのとちょっと量少なめなのが惜しい。(33,000スム/400円)

アンジール (⇒マップ) ★★
地元客・観光客両方でにぎわうお店。スープはパプリカとニンニクが効いていて、お肉 (羊肉、クセ少なめ) も美味しい。麺はコシ抜群ながら、表面のツルツル感はもうひとつ (茹でたあとしっかり洗っていない?)。(34,000スム/410円)

カラサライ (⇒マップ) ★★
ボリューム満点、麺の量が多い。しかもコシの強いしっかりした麺 (顎が疲れます・・)。スープはややあっさり目、スパイスが少し独特。お肉はたぶん牛肉 (それかクセのほとんどない羊肉)。場所が遠いのが難点。(40,000スム/480円)。

ボドムゾール (⇒マップ) ★★
麺は良かったけれど、セロリ多めでスープがちょっとクセありでした (日によって違うかも)。具材に大根は珍しい。ウズベキスタン人はベストにあげる人も多いようです。目と鼻の先にサルドバがあるので、自分はついそちらに。(30,000スム/360円)

ラグマンハウス/LH (⇒マップ) ★★
チョルスーバザールの近くで24時間営業。麺もスープもしっかり美味しかった。ニンニク多め。メニューには羊肉と書いてあったがまったくクセがなく、なんだか牛肉だったような気も。美味しかったからいいですが。(40,000スム/480円)

ラグマンホナ (⇒マップ)
ラグマンハウスのすぐ先。麺のコシは抜群。スープも良し。ただしラグマンハウスではなくあえてここを選ぶ理由もないような気が。(35,000スム/420円)

キャラバン (⇒マップ)
旅行者に人気のお店。スープはトマトとパプリカ弱め、ただし旨味はしっかり。麺はコシ弱め。総じて食べやすく美味しいけれど、外国人向けといった印象も。値段はほぼ2倍。(69,000スム/830円)

シーベイ (⇒マップ)
蘭州ラーメンのお店。麺もちゃんとラグマンの麺だし野菜多めで嬉しかったですが、スープがトマト強めだったりキクラゲが入っていたり、若干の中華アレンジ感が。せっかくラグマンを食べるなら、やはりウズベキスタン料理店で。(38,000スム/460円)

以上です。無理やり星をつけましたが、アノールからキャラバンまで、なんならシーベイまで、そのお店だけで食べたらどこも「ああ美味しかった!」と満足するはずです。他店とくらべてみて初めて、あれこれ (それでも微妙に) 違うことに気づくのかなと。

とりあえず、当面ラグマンのお店は新規開拓しないつもりです。自分はアノールとサルドバときどきタルノブで、十分欲求が満たされているので。結局、順番的に最初に行った3店が、そのまま不動のベストスリーです。