シャシリクは中央アジアのシシカバブです。「シャシ」と「シシ」はトルコ語由来の共通単語で「串」という意味。つまり、お肉の串焼きです。
語源は「串焼き」が定説のシャシリクですが、とあるサイトで、実はペルシャ語由来であるとする説を読みました。
曰く、ペルシャ語でシャシ/シシ=6、シャシリク=6個、つまり、串に6個の肉片を刺して焼いたからそう呼ばれたのだそうです。
あらためて写真フォルダを見返したところ、これまでウズベキスタンで食べたシャシリクは、お肉が1串6個にも見えるし、5個にも見えました。
久しぶりだし確認のため食べに行くかと、向かった先はカフェ・ブハラ。泊まっていたホテルのすぐ近くにあったので、赴任当初はよく行っていました。
ヒツジのシャシリク2本 (計200g)、アチュチュク (トマトサラダ)、ノン (パン) ハーフ、お水 (1L) で58,000スム/710円。
テカテカ光る脂が最高に食欲をそそります。ヒツジのクセもほとんどなく、柔らかジューシーに焼き上げられていました。
まず1本目、串から外すとピースは5個でした。大きさも意外とバラバラ。うーん。。
2本目、こちらも5個でした。残念。しかし1本目よりなんだか量がありそう。
結論、シャシリク=6個説は実証できませんでした。どちらも骨付き肉は肋骨2本だったので、それをふたつに数えれば6個にならなくもないですが、まあ無理があるか。
いやあ、これは6個であってほしかったです。5個にくらべて6個って本当に使い勝手がいい数字ですから。1本を、2人でも3人でも分けられます。
また、2本頼めば4人でも等分に分けられる、とてもすぐれた数字なんですよね、6個って。これはシェア文化の象徴として、ぜひ確立&継承してほしいなあ。
ちなみに肉オンリーではないシャシリクは、もう5個も6個も関係なさそう。