A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

アフガニスタン風羊飼いのカバブ@アリアナ

「ザイトゥーン (⇒コチラ)」に続いて、タシケントでまたひとつアフガニスタン料理のお店を見つけました。「アリアナ (Ariana)」というお店です (Map)。

ポロウ (ピラフ) があれば食べたいなと思い週末に訪れましたが、残念ながら月曜日のみのメニューとのこと。

多彩なメニュー表をめくりつつ何を食べようか迷いましたが、この日はアフガニスタン風シャシリクを注文することに。名前は「アフガンチュポン (Afghan Chupon)」(59,000スム/700円)。

後で調べたところ、おそらく「チョパン (Chopan)」の方が現地語により近いのではないかと思います。

その方がネット検索で確実にヒットしました。チュポンはあくまでウズベク語での呼び名ということでしょう。

チョパンは現地語で「羊飼い」を意味し、数週間家を空ける羊飼いたちが山野でこの串焼きに舌鼓をうったことから、「チョパンカバブ」という名前になったそうです。

仕込みでラムリブ肉に下味をつけますが、すりおろした野菜に長時間浸すなど、より手間をかけて準備されるそう。

カバブなんてお肉を切って串に刺して、塩コショウして焼くだけの簡単な料理と考えていましたが、意外と手が込んでいるんですね。

実際に食べてみると、お肉に複雑な旨味が染み込んでいて、かといってそれが濃すぎるわけではなく、ラム本来の旨味もしっかり味わえました。これは美味しいです。

しかし驚いたのはむしろ一緒に頼んだパン (12,000スム/140円)。これもアフガニスタン風ということでしたが、バターの風味が豊かで食感はしっとりめ、スコーンの上位互換のようなリッチな味わいでした。

シャシリク (カバブ) もノン (パン) も美味しいウズベキスタンですが、アフガニスタンも侮れないなと思いました。パブリックイメージはせいぜい "抑圧された国" くらいしかないと思いますが、そこにはやはり、他の国々と同じく豊かな文化があるんですね。

パンは食べきれなかった分は全部持ち帰りました。今まで余ったノンを持ち帰ったことなんてなかったのですが、さすがにこれはもったいないなと。さて、次の狙いは月曜日のポロウだな。ラマダン中もやっているのだろうか。。