A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

コーカサス風シャシリク@ギジュドゥバン

ブハラ州の地方都市、ギジュドゥバン (ギジュドゥヴァン/G'ijduvon)。人口45,000人 (2012年当時) ほどの小さな町ですが、中央アジアで最も早くから人口が集中した地域のひとつであり、歴史が紡がれ文化が練り上げられたことから、ウズベキスタンの他の地域よりも料理が洗練されていると言われます。

有名なものは魚のフライやシャシリク (肉の串焼き/シシカバブ) で、首都タシケントにもブハラ風の名前を冠し、シャシリクを売りにしているお店がいくつもあります。そのうち「ブハラカフェ」は自分も大好きなお店のひとつで、ここのシャシリクは本当に美味しいと思います (⇒コチラ)。

今回訪れたのは、まさにそのままの名前「ギジュドゥバン」というレストラン (Map)。昨日の投稿「ミートパン」と同じエリアにあります。

最初からシャシリクを頼むつもりでしたが、意外に種類が多く、スマホのGoogleレンズでいちいち翻訳するのも面倒だなと思っていたところ、「コーカサス風 (カフカススキー)」というのを発見。メニュー写真から串2本で53,000スム/630円と推察し、こちらをオーダーしました。

30分近く待ってようやく出てきたものがこちら (↓)。見て驚きました。なんと、大きい串が1本。長さは30cmくらいあり、威風堂々、すごい迫力です。値段からしても普通の串 (だいたい肉100g) の3倍はありそう。

野菜も摂らなきゃと思いトマトサラダ (アチュチュク) も頼みましたが、シャシリクについてきたタマネギが大玉の半分くらいあって、これだけでもけっこうな量でした。マイルドなお酢がかかったタマネギスライスは、シャシリクには定番の付け合わせです。

後で調べたところ、コーカサス風シャシリクはたいていサイズが大きいのだそうです。そしてお肉は決まってラム (仔羊)。マトンではなくラム。ラム肉は不飽和脂肪酸が豊富で、これをよく食べるコーカサス地方の人々は、それ故長寿なのだとか。

いつも食べているシャシリクは1本100gで、だいたい5つお肉がついているので1切れは20gです。ひと口でパクリといけるサイズ感は食べやすくて良いのですが、今回のシャシリクは1切れが大きく、久しぶりに「肉にかぶりつく」感覚で楽しくいただきました。

お店を出る時あらためてショーケースを見てみたら、しっかり大きいのがありました。他のお店のメニューでもコーカサス風シャシリクは見たことがあるので、今度はそちらでも食べてみようかなと、そう思うほど大満足の一品でした。