A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

おすすめ!プロフ4種盛り@カモロン

先日、デブジラ米 (赤米) のプロフをいただいたプロフ専門店「カモロン (Kamolon Osh Markazi)」(⇒コチラ)。タシケントに2店舗ありますが (Kamolon Osh LabzakKamolon Osh Drujba)、この時行ったのはLabzak。

実はひとつのお皿に "全部盛り" ができるという話を聞いていて、先日もなんとなく店員さんに聞いてはみたのですが、何か英語でゴニョゴニョ言ったって、まあ通じないですよね。メニューにもそうした記載はなかったし。

そもそも全部盛りの話を聞いたその人も又聞きで、結局お店の名前や場所など確たる情報は教えてもらえなかったので、自分でいろいろ当たりをつけて、きっとカモロンに違いないと、そう考えたのでした。

その日以降、さてどうしたものかと頭を悩ませていたのですが、意外と早くチャンスが巡って来ました。他のオフィスのウズベキスタン人と、一緒にお昼を食べようという話になったんです。

ぜひこのお店でと伝えたところ、即OKの返答があり、翌日には3人でお昼時に出かけたのでした。ちなみに2人ともカモロンは初めてとのこと。彼らの職場からは大通り1本  (約2km) で行けるのに、やはりあまり外食はしないのかな。

お店に到着したのは昼の12時半。少し予想はしていたものの、その混雑っぷりにはいささか驚かされました。さらに、満席なのは仕方ないとして、ウエイティングの方法がなんともウズベキスタン的でした。

まず、順番待ちの人をさばくスタッフが誰もいません (スタッフの数はすごく多いのに)。入口に順番待ちの用紙を置けばもっと平和かつスムーズに客がさばけると思うのですが、そんなものもありません。では、どうするか。

客は各々店内をウロウロし、そろそろ食べ終わりそうだというテーブルに目をつけると、さりげなく近くに立って、周りのウエイティング客にもなんとなく縄張りを主張します。もちろん食べている人に圧をかけるなんてことはご法度。

一緒に行ったウズベキスタン人のおかげで20分ほどで席につくことができましたが、うーん、、とても自分にはできません。ウズベキスタン人同士の阿吽の呼吸が必要だし、押しの強い人でなければ、周囲のプレッシャーに負けてしまいます。

もっとスマートな方法は他にいくらでもあると思うのですが、要領や運が良ければ他人より早く席につけるというこのやり方が、ウズベキスタン人には合っているということなのでしょうか。

自分たちはまさにピークタイムに行ってしまったのでしばらく待ちましたが、お昼時なら12時前か13時過ぎに行けば、こんなに苦労はしないと思います。でもこの満席+徘徊するウエイティング客の地獄絵図も、なかなか見ごたえがありましたよ。

そんなわけで無事、4種類のプロフが載った大皿を頼むことができました (注文はウズベキスタン人にしてもらいました)。種類はトイオシュ、チャイハナオシュ、ジギルオシュ、チュンガラオシュ (デブジラオシュ)。各0.7人前。大人3人にはちょうどよいボリュームです。

4つ並べて食べくらべてみると、それぞれのプロフの味の違いがわかり、美味しさもひとしおでした。トイオシュは以前Drujba店で食べた時そこまでピンと来なかったのですが、今回はやけに美味しく感じました (3人でワイワイしながら食べたからかも)。

すべてきれいに食べ終わった後、「どれが一番美味しかった?」と聞かれましたが、それぞれの美味しさがあって本当にどれも甲乙つけがたかったです。逆に自分も同じ質問をしてみましたが、「まあどれも美味しいな」と言って破顔一笑の2人でした。