あの時食べたあの料理、美味しかったからまた食べたいなと、同じメニューを頼むことはよくあります。
けれども、出てきたものがあまりに違う姿だったとしたら、そして往々にして、内容が貧相になっていたとしたら、これはだいぶ悲しいです。
『悲しいときぃー!』
ハンバーガーを頼んだら、「え?うそッ!?」てくらいパティが小さかった時@トンガ
豚の生姜焼きを頼んだら、「お肉ないなら断ってよ!」ってくらいほぼ玉ねぎの生姜焼きだった時@ジャカルタ
とろけるチーズがたっぷり載ったステーキ、自信満々に知人を連れて行ったところ、だいぶチーズの量が減っていて、なんだか恥をかかされた時@ジャカルタ
カレーとご飯の割合が見事に逆転、果たして正しいのはどちらなのかと悩んだ時@ジャカルタ
あんかけ焼きそばのトロ味が美味しかったのに、次に行ったらシャバシャバで別物になっていた時@ジャカルタ
そしてここウズベキスタン。先日「サルドバ」のコブルマラグマンがだいぶ変わっていて、さすがにちょっとがっかりしたということを書きました (⇒コチラ)。
ここからが本題です。以前、緑豆の料理、モシュフルダとモシュキチリを食べに行った時のこと。お店は「ソイ」 (⇒コチラ)。
ふたつ頼んだら店員が、「それって同じものですよ」と最初はぜんぜん受け付けてくれなかったのですが、どうしても食べたくて無理にふたつ頼みました。
出てきたものがこれ (↓)。見た目もそうですが、味もほぼ一緒。たしかに店員が同じものだというのもわかりました。まあでもそういうものだとわかってよかったなと、この時は満足。
そしてつい先日のこと。日本から来た出張者が、モシュ (緑豆) 料理を食べたいということで、ソイに連れて行きました。ふたつとも食べたいと言うので、ふたつオーダー。
注文時、店員からとくに文句も出ず、出てきたものがこれ (↓)。ん?ふたつの見た目が明らかに違うし、なんだか以前より美味しそうだなと。(上: モシュフルダ/スープ、下: モシュキチリ/煮込み)
自分もひと口いただいてみると、スープと煮込みでそれぞれ味わいが異なり、これはしっかり違う料理だなと納得。たぶんこれが正解なんじゃないでしょうか。
同じ料理が前と違ってしまうとたいがいがっかりするものですが、今回に限っては、大いに満足したのでした。