A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

緑豆料理モシュフルダとモシュキチリ@SOY

ウズベキスタンにも豆を使った料理がいくつかあります。そのうち緑豆 (モシュ/マシュ) を使った代表的な料理が「モシュフルダ (マシュフルダ)」と「モシュキチリ (マシュキチリ)」。片やスープ、片やドロドロの煮込み。

とくにモシュフルダは前から探していたのですが、なかなかどこにもないなと半ばあきらめていた矢先、週末に行った「ソイ (SOY))」レストランで、幸運にも両方ありガッツポーズ。このお店は珍しくフロアマネージャーが英語堪能な、そして圧がやや強めの女性。オーダーも彼女が取ってくれました。

メニューを指さしながら、まずモシュフルダを注文し、続いてモシュキチリと伝えると、ん?とマネージャーが怪訝な顔をしながら、「同じ料理ですよ」と言ってきました。それはだいたいわかっていたので、「うん、モシュキチリ」と言うと、再度「同じ料理ですよ」。

この後も、「モシュキチリとモシュフルダ」「同じですよ」、「ふたつとも食べたいのだけど」「でも同じですよ」という応酬が、途中別のスタッフも入って8往復くらい続きました (←マジで)。最後は「とにかくモシュが大好きなんです」と若干盛った話までして、ようやく諦めたのか厨房に伝えてくれました。ふ~。。。

さて、まずはスープのモシュフルダ。ネット情報では、材料の基本は緑豆と牛肉で、そこにお米・ピーマン・トマト・タマネギ・ニンジン・ニンニクなどが入ると書いてありましたが 、このお店はシンプルに緑豆と牛肉 (しか見えない)。他の野菜類は溶けてしまったのか、はっきりとは目視できず。あと、スープにしては粘度高め。

半分溶けかかった緑豆がこれでもかとばかりにたくさん入っていて美味しかったです。牛肉 (脂身多め) もたくさん入っていて、ビーフの旨味が濃厚。美味しいけれど旨味が濃すぎて (塩気もやや強め)、1杯食べ終わる頃にはその味にやや飽きが。。

続いてモシュキチリ。テーブルに運ばれたお皿を見て、そしてひと口頬張って、マネージャーが言っていた意味がわかりました。うん、これは同じだ。スープは多少汁気が多かったけれど、下手したらこのモシュキチリにちょっとお湯を加えただけかも、というくらい、味はそのまんまでした。違うのは牛肉が脂身少なめでしっかり肉々しかったこと。食べごたえがあり、モシュ2皿はかなり重たかった。。

自ら望んだオーダーとはいえ、本当にここまで同じ味だとは。。豆料理は好きなので2品続けて食べるのが苦であったわけではありませんが、さすがに最後の方はその味に飽き飽きしてしまいました。お腹もパンパン。

もしマネージャーの言うことを聞いてどらかひとつだけにしていたとしたら、やはりまたすぐ食べに来ていたと思うので、まあ一度で済んで良かったです。しかしマネージャー、何かもう少し具材とか内容を変えてみてはいかがでしょう?(とくにスープ)。

店内は広くて明るいし、メニュー豊富で記載もロシア語/ウズベク語/英語併記だし、値段も同格の他店より安く、何より料理が美味しかったので (実質ひとつしか食べていませんが・・)、次は違うものを食べにまた来たいと考えています (⇒マップ)。