「ノリン (ナリン)」は中央アジアで食べられている麺料理のひとつです。ウズベキスタンではタシケントならではの料理と言われ、これまでに行ったレストランでもだいたいメニューに載っていました。
同じ麺料理のラグマンにくらべて、見た目がちょっとアレというか、なんだか色がなくてあまり美味しそうには見えなかったのですが、今回思い切って頼んでみたところ、まあなんというか普通に美味しかったです。
お店はオロイバザールの裏手にある「オロイ・ミルリ・タオムラル」。メニューにはひととおりのウズベク料理がありました。
注文はノリン (スープ付き)、トマトサラダ (アチクチュチュク)、レモン入りグリーンティー。合計47,000スム (565円)。
けっこうこんもり。玉ねぎスライスがドサッと。馬肉のハム・ソーセージみたいなもの「カジー」、食感は脂身のないチャーシュー (煮豚) のよう。
まずはそのままいただきました。カジーを細切りにして混ぜ込んでいることもあって、食感は少しモソモソしていますが、たしかにこれは麺料理だなと。塩気は控えめで見た目どおりシンプルな肉味。ちょっと飽きやすい味かも。
そんな時は麺をスープに投入。たちまち肉の旨味が濃厚なスープヌードルになりました。こうした方が好きかな、自分は。
ちなみに、普通はこれを単体でオーダーするのではなく、サモサを食べ後とかプロフを食べる前にいただくようです。たしかに、コースの中で食べるなら絶妙かも。