A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

国際女性デー、ウズベキスタンは祝日

1910年、デンマークのコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義女性会議で、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが「女性の政治的自由と平等のために戦う日」として「国際女性デー」を提唱しました。

第一次世界大戦中の1917年、ロシア帝国において国際女性デー (ユリウス暦2月23日、グレゴリオ暦3月8日) に起きた女性労働者のデモは、次第に男性労働者、更には兵士を巻き込んだ大規模な蜂起「二月革命」となり、最終的には帝政を崩壊に追い込みました。

その後、1960年代に国際的な女性運動で取り上げられるようになるまでは、主に社会主義運動内や共産主義国家で祝われていました。こうした歴史があるため、ロシアを始めとしてウズベキスタンなど旧ソ連邦の中央アジア諸国では、今も3月8日が祝日となっています。

今日では、社会的または政治的活動とはほとんど切り離されています。職場の女性スタッフに聞いてみたところ、この日は一年のうちでもかなりワクワクする日だそうで、ウズベキスタンの女性たちは周囲の人々から祝福され、男性たちから様々なプレゼントが贈られるのだそうです。

各所で食事会や宴会が開催され、女性を讃える詩や歌の朗読が行われたり、公共テレビから広場や学校まで、あらゆる場所で歌や踊りなどにぎやかなパフォーマンスが繰り広げられると聞きました。町の花屋も一番のかき入れ時なのだとか。

すでに前日 (7日) から町のあちこちに飾り付けがあったり、レストランで女性グループの食事会があったり、タクシーがつかまりにくくなったりと、大いに盛り上がりを見せていました。8日は仕事も休みなので、ちょっと町をぶらぶらしてみよう。それっぽい写真が撮れたら後で追加します。

8日当日の町の雰囲気 (写真を追加しました)
冬が明けたような暖かい日だったこともあり、なんだか楽しげな雰囲気が漂っていました。女性はみんなよそ行きの服に身を包み、中には花束を抱えた人も。男性は小さな紙袋を手にした人が多かったです。聞いていたとおり花屋も大盛況でした。

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ハードディスクの写真を見返してみました。これまで撮ってきた各国の女性の写真をいくつか。

エチオピア
仕事柄よく村落部に行っていました。こうした写真を見返すと、当時の厳しい環境を思い出します。たぶん今もそれほど劇的には改善されていないんだろうな。

トンガ
南太平洋の小さな王国、のんびりした雰囲気を今も懐かしく思い出します。ヘイララ祭りでは毎年ミスヘイララが選出されていました。

インドネシア
実はコスプレが盛んなインドネシア。日本祭りとかアニメエキスポなんかがあると、会場にはコスプレイヤーたちがこぞって集結したものでした。