A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

驚きのプロフ 7/9

3月2日から10日までの9日間で、プロフを食べた回数はなんと7回。我ながら驚異のハイペースでした。久しぶりに日本から出張者が続いたこともありますが、プロフは中毒性があるのかもしれません。

一度食べるとなんだか次の日も食べたくなってしまうという、そんな精神状態になっていたようです。出張者が帰った後も週末に一人で食べに行ってしまいましたから。

このペースが続くことは、食欲と腹囲の両面からたぶんないと思いますし、今後もきっとないでしょう。なので、自分としてもこの記録的レベルを、ちょっとまとめておこうかなと。

①カルシ・パイリオシュ (Map)
コチラにまとめました。カシュカダリヤ州カルシのプロフということなのでしょうか。タシケント風プロフのトイオシュに似ているようで、お米の色合いとかお肉の食感はまた少し異なりました。美味しかったです。

②パイプロフ (Map)
コチラにまとめました。サマルカンドの亜麻仁油のプロフ「ジギルオシュ」の、お肉違いバージョンなのかなと。これも美味しかったです。亜麻仁油はヘルシーなイメージがあるので、これは油コッテリでもOKな感覚。

③ミノールソムサ (Map)
去年8月のまとめにも載せましたが、職場から一番近いので、今回のように出張者がいる時はウズベキスタン人スタッフと一緒に行くことが多いです。午後2時頃行ったらお肉がなくなっていて、代わりにカジー (馬肉の腸詰め) を載せてくれました。相変わらず、とくに不満のない美味しさ。

④カモロン (Map)
コチラにまとめました。プロフ4種盛り。ウズベキスタン人と3人で行ったので、トッピング (カジー、ドルマ、ウズラの卵) も3人前頼んだのですが、別皿で出てきたそれを、一緒に行った人が丁寧に盛り付けてくれました。最近では一番おすすめのお店。

⑤Voh-Voh (Map)
ホラズム州のプロフ「スズマプロフ」を提供するお店。まず見た目として、お米が白いです。白くてとてもきれい。見た目どおり油/脂もあっさり目で、食べ心地も軽やかでした。これは美味しいな。

ご飯の表面積が小さく見えるかもしれませんが、やや深皿のためご飯の量は普通です。十分、一食分。ホルモン (腸) が載っているのも初めて見ました。ずっと噛んでいられる美味しさです。スズマプロフ、個人的プロフランキングの上位に来ました。

ちなみに店名の「Voh-Voh」はなんて読むのかなと予想していたのですが、それは「ボーボー」でも「ウォーウォー」でも「フォンフォン」でもなく、「ウォフウォフ」だったのでした。

⑥ファイズィ・バランド (Map)
このお店はたまたま知ったのですが、ウズベキスタンの有名シェフ (Avaz Zakirov氏?) の下で修行された方らしく、町の中心部からは少し遠かったのですが、雨の土曜日にタクシーで行ってきました。

結果、素晴らしいプロフ (トイオシュ) をいただくことができて大正解でした。なんといっても粒胡椒が5~6粒入っていたので、油分のため後半はやや飽きがちなプロフを、最後までフレッシュな舌で食べることができました。

お肉の火の通り具合も絶妙で、野菜の仕上げと合わせ、まさに丁寧な調理が積み上げた美味しさだなと。なんだかすごくいいものをいただいた気がしました。味だけで言ったら、個人的にはトイオシュのトップに躍り出たかも。

⑦ベシュカザン (Map)
2号店に始めて行きました。ついでに、今まで食べたことがなかったスペシャルプロフ (オリーブオイルのプロフ) をいただきました。正直に言うと、普通のプロフ (たぶん綿実油) との違いはよくわかりませんでした。

羊肉の匂いが強くてオリーブオイルの匂いもよく分からなかったし、別にあっさりしているわけでもなく、もちろん美味しかったですが、普通のトイオシュより1割高い料金を払う価値があるかなと、ちょっと考えてしまいました。

あ、お肉は美味しかったです。記憶の上ではトイオシュよりも。トイオシュの写真をあらためて見ると (⇒コチラ)、お肉は部位が違うような気がします。カット方法も違うし、火の通し方も今回のスペシャルプロフの方がジューシーで美味しかったです。

まあでも、ベシュカザンならやはり王道のトイオシュを食べればいいという気がします。そしてその際は、びっくりするような大釜で調理している、1号店の方にぜひ (写真撮影可)。

以上です。ああ食べた食べた。さて、これでプロフは一区切りつけて、これまで訪れたお店をマップ化してみよう。もうしばらく新規開拓はいいや。十分美味しいお店がそろったし。