これまでイスラム圏で住んだアパートの周辺には、だいたいモスクがありました。モスクの姿は見えないまでも、スピーカーから大音量で流されるアザーン (1日5回の礼拝の呼びかけ) ははっきり聞こえ、とくにラマダン中は後半になるともう夜通しモスクからお説教が聞こえてきたものです。
当時は耳障りに思う日もあって、イライラすることもよくありましたが、今となっては、普段アザーンを聞くことがないタシケントの生活に、ちょっと寂しさすらおぼえる毎日です。しかも今ラマダン中ですからね。なのに、聞こえない。
実際のところ、モスクはどのくらいあったのかなと、マップを見てみました。これまで住んだアパートの周辺、同じくらいの縮尺で「モスク」を検索。やはりサウジアラビア (リヤド) は多かったなと、あらためて確認しました。
各写真、アパートはだいたい真ん中、モスクは赤いマークです。
■リヤド
数百メートル毎にモスクがあると言われていましたが、我が家の周りも多かった。とにかく町全体にむらなくモスクがあった印象。町のどこにいてもアザーンが聞こえてきました。
■カイロ
カイロはとくに旧市街にモスクがたくさんありました。ザマレク地区は外国人向けアパートも多く、その分モスクは少なかったように思います。
■ジャカルタ
世界一モスクが多い国インドネシア (インドに抜かれたという話もありますが、両国とも公式登録モスク以外に小さなモスク/礼拝所がたくさんあるので、正確なところはわかりません)。ジャカルタもモスクはたくさんありましたが、むらがあるというか気が効いているというか、おしゃれエリアには少なかった印象。
■タシケント
同じ縮尺だとアパート周辺にモスクはありませんでした。むしろ一番近いのはロシア正教の教会かな。1kmくらい離れていますが。
範囲を広げてみるとモスクがそれなりにありました。でもこの距離だと我が家ではアザーンが聞こえないのも仕方ないな。
タシケントでフライデーモスク (金曜日に人がたくさん集まる大きなモスク) といえば「ミノールモスク」です (⇒コチラ)。またこんど行ってみようかな。遠くから眺めるだけですが。
ちなみに下の写真はとある金曜日の、お昼の礼拝時のミノールモスク前。マリカショップでパソコン周辺機器を購入後、アミーゴで昼食に熱々フライドチキン (⇒コチラ) を食べたあと撮影。みんな路駐するので車線がふさがれ毎週渋滞が発生します。