サウジアラビアの首都リヤドの観光スポット

6日の「旅サラダ」で、サウジアラビアの首都リヤドの観光特集をしていました。懐かしい気持ちで観ましたけれど、観光案内と考えるとなんだか物足りないというか、もう少し観光っぽいことはできるのになと、そんな思いが。

旅サラダは来週もサウジアラビアの続きがあるということですが、自分も勝手にリヤドの観光を考えてみました。観光コースというほどきちんとしたルート作りは難しいので、ぜひ訪れていただきたいリヤドの観光スポットをランダムにピックアップしました。

■リヤドを一望
最初に訪れるのはテレビでも紹介されていたキングダムタワー (USBメモリースティックのような形: Map) かファイサリーヤタワー (タケノコのような形: Map) が良いでしょう。上階の展望スペースからリヤドの町がぐるっと一望できます。

現地の人にとっても良い観光スポットになっています。

暗くて写真ぶれぶれですが、ファイサリーヤタワーから見たキングダムタワー。リヤドの町は夜も明るいです。タワー上階にあるイタリアンレストラン「グローブ (The Globe)」もおすすめ。

■モスク巡り
番組ではリヤド最大のモスク「アッラージヒーモスク (Al-Rajhi Mosque)」が紹介されていました。中に入っても正直がらんとした空間が広がっているくらいなので、どうせなら市内に無数にある様々なデザインのモスクを巡る (外観を楽しむ) のはいかがでしょうか。リヤドのモスクの写真はコチラにまとめています。

■国立博物館
サウジ国立博物館 (The National Museum: Map) は先史時代の遺物などここでしか見られない展示品が目白押しです。もちろんイスラム勃興後のコーラン写本やイスラム美術も充実。ベドウィン文化の紹介もあります。

■マスマク城
1902年、アブドゥルアズィーズと40人の精鋭部隊は、リヤドのマスマク城 (Map) を奇襲し、リヤド奪還に成功しました。その後も幾多の難局を乗り越え、1932年、ついにサウジアラビア王国が建国されました。歴史を感じる場所 (⇒サウジアラビア小史)。

■ディルイーヤ
今上天皇が皇太子時代に雅子妃と訪れたディルイーヤも、サウジアラビアの歴史を知る上で重要な史跡です。敷地は広く、自分がいた頃にくらべたら段違いに整備されているので、自分ももう一度行ってみたいです (Map)。

■グルメ
アラブ料理から和洋中アジア料理まで、大衆食堂から高級レストランまで、お酒と豚肉こそありませんが、リヤドはなかなかのグルメシティーなんです。サウジアラビアの伝統的な料理 (素朴なものが多い) が食べたい時は、テレビで紹介されていたナジュドビレッジ (Najd Village)、またはマズラアレストランにぜひ。絨毯に座っていただくサウジ料理は殊の外美味しいです。

■ショッピング
市内各所に大型ショッピングモールがいくつもあって、ブランド品やしゃれた小物などいくらでも買うことができますが、やはり伝統的なスーク (市場) に行ってほしいです。中でも「アルザルスーク (Souk Al-Zal/Map)」は絨毯、骨董、貴金属、香木などのお店が軒を連ね、見て歩いているだけでも十分目を楽しませてくれるでしょう。

ディーラ地区にあるので「ディーラスーク」と昔は言っていました。マスマク城のすぐ近くで人通りが多く、女性もたくさん歩いていたので写真を撮ったことはありませんでした。石が好きなのでアクアマリンを買ったことが (⇒コチラ)。

■ラクダ市場
少し郊外ですが、車ならラクダ市場まであっという間です。中東以外ではなかなか見ることができないラクダ市場は必見。場所はリヤドの北東郊外にあるジャナードリーヤフェスティバル会場 (Map) の近くだったかなあと思いますが、ちょっと記憶が定かではありません。。

■キャメルトレイル
リヤドから幹線道路を南西に車で30分ほど走ると、まるで大地が二段になったような、高低差のある場所が出てきます。ここで車を停めて、下界の土漠を眺めましょう、壮観です。ラクダが歩く道 (キャメルトレイル) が見て取れます。(だいたいこの辺り)

■赤い砂漠
キャメイトレイルの先の急坂を降りていくと (もちろん移動は車です)、ほどなく赤い砂漠が見えてきます。とくに夕方や、稀にある降雨の後は、すばらしく鮮やかな発色を見せてくれるでしょう。こんなに手軽に砂漠体験ができる場所は、あまりないのではないでしょうか。個人的にはリヤド観光のハイライトです。

自分がよく行っていた場所は定かではないのですが、だいたいこの辺りだったと思います。周囲には円形農場もありました。

■グラフィティロック
赤い砂漠横の幹線道路をさらに1時間ほど走り、最後は道を外れて土漠に入っていくと、小高い岩山があります。これが通称「グラフィティロック (Map)」。岩肌に動物や人の画がたくさん描かれています。当時は案内板もなければ柵などもありませんでした。今はちゃんと管理されているのかなあ。(参考⇒サウジアラビアの岩絵・地上絵)