A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ハブハブ(サウジアラビアのスイカの話/再録)

7月27日は「スイカの日」だそうです。ということで過去記事からスイカにまつわる投稿をピックアップしてみました。(元は2008年に書いたものです)

ハブハブ

スイカを食べるとバイアグラに似た効果が得られる可能性があるというニュースは、日本だけでなく欧米、そしてここサウジアラビアでも大きく取り上げられています。

こちらは1年の半分は夏で雨も少なめという、スイカの栽培にはとても適した環境です。3月にはスーパーにスイカが出始め、7月の今は道すがら、山のように積まれたスイカの路上販売を毎日見かけます。

今頃サウジ人がスイカ売り場に殺到しているんだろうなと想像していたのですが、帰りがけにいつものスイカ屋の前を車で通ったら、案の定、すっかりスイカがなくなっていました。

以前、ジェッダの友人 (日本人) が、スイカのことを「ハブハブ」と言っていました。リヤドのサウジ人に聞いてみたら、「イエメンの方の言葉かな?」とのこと。ちょっと真偽は不明。

ハッバは種 (たね)。同じ語根でホッブは愛。スイカは種が多いからハブハブなんでしょうか。それとも昔から、アラブ人はスイカが愛につながることを知っていたのかな?

(写真はヨルダンのスイカ屋さんです)

土漠の風景

サウジアラビアの首都リヤドから南に車で1時間ほど走ると、写真のような土漠が広がっています。パッと見、殺風景きわまりないのですが、何もないようでいて、あちこち植物も生えているし (写真はスイカの原種なんだとか)、頻繁にラクダの群れと遭遇するなど、土漠は意外とにぎやかなのでした。自分はこの風景が大好きです。

土漠のスイカ (原種) を切ってみると、種が多く、断面をペロッと舐めたらとても苦かったです。