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サウジアラビアの岩絵・地上絵

岩絵(ロックアート)

サウジアラビアの数少ない世界遺産のひとつ、「ハーイル地方の岩絵 (⇒Wikipedia)」。アラビア半島が砂漠化していった1万年に及ぶ生活様式の変遷が描かれている点が、世界遺産登録のポイントだそうです。

自身、これそのものを見たことはありませんが、同じ系統の岩絵が首都リヤド郊外にあり、我々は当時それを「グラフィティロック」と呼んでいました。

土漠の中に立つ岩山でしたが、普通乗用車 (セダン) でもそれほど問題なくアクセスできたので、週末によく行っていました。時には岩山周辺の木陰でお弁当を食べたり。

ハーイル地方の岩絵 (写真:UNESCO)

グラフィティロック

ちなみに、グラフィティロックの写真をハーイルの世界遺産のものとして掲載しているサイトがいくつかありました。まあ内容はそっくりですからね。

地上絵

2021年11月、サウジアラビア北部の砂漠地帯に描かれた、上空からやっと判別できるような巨大な地上絵に関するレポートが、ローカルニュースで報じられました。まだ詳しいことはわかっていないようですが、中世の時代にこのあたりはシルクロードを行き来するキャラバンのルートだったことから、彼らの目印だったのではないかと考えられています。

サウジアラビアには他にもこうした地上絵が点在し、それらはサークルやトライアングルといった幾何学模様の集合体が特徴なんだそうです。なんだ、丸と三角なのか。目を見開き滂沱の涙を流す人かと思った。。。

おまけ:土漠の風景

リヤドから南に車を1時間ほど走らせると、写真のような土漠が広がっていました。パッと見、殺風景きわまりないのですが、何もないようでいて、あちこち植物も生えているし (写真はスイカの原種なんだとか)、頻繁にラクダの群れと遭遇するなど、土漠は意外とにぎやかなのでした。この風景が大好きです。

⇒過去記事:サウジアラビアの観光・娯楽
⇒過去記事:砂漠に行きたい