静岡市清水区大平の山の中に「軍艦岩」があります (*Map)。その昔、弘法大師が立ち寄って休んだという伝説が残っているこの巨石は、地元民からは「かあご石」と呼ばれ親しまれています。
まずは上に登ってみます。階段はありませんが、登るのは容易。自分は小学生以来かも。石の上は平らです。身を乗り出して下をのぞく勇気はありませんでした。
こんどは下から。ボリューム感は圧倒的で、真下から見上げるとその迫力に息がつまるほど。形は大きな船の舳先のようにも見えます。だから軍艦岩なんですね。
小さな岩 (といっても人の背丈よりずっと高いです) が大きな岩を支えているようにも見え、これがなかったらどんどんずり落ちていくのかなと思ったり。絶妙なバランスでこの形を留めているんですね。
バランスといえば、これまでいくつかそうした岩を世界の国々で見てきました。いつか倒れてしまいそうな危うい佇まいが、なんとも言えない魅力になっているなあと。
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