ウズベキスタンには地方都市ごとに、細かく分ければ200種類のプロフがあるとも言われますが、自分が意識して食べたことがあるのは、せいぜいタシケント、サマルカンド、ブハラという三大都市のプロフだけです。
このうち自分のお気に入りは、サマルカンドの「ジギルオシュ (Zig'ir Osh)」です。亜麻仁油を使ったプロフで、油たっぷりなのにそこまで重たさを感じず、タシケントのプロフ (トイオシュ) にくらべて、食べやすく美味しいと感じます。
サマルカンド旅行の際に食べたジギルオシュも美味しかったですが (⇒コチラ)、タシケントでは時々「パイシャンバ (Payshanba)*Map」に行ってはジギルオシュをいただいています。とくに不満なく美味しいので、タシケントに他にもあるサマルカンドプロフのお店はこれまで未開拓でした。
なので前から存在は知っていた、というかパイシャンバの2軒先にあるお店「イシュティハン (Ishtixon)*Map」も、今回が初訪問。実はGoogleマップではイシュティハンの方がずっとレビュー数が多く、人気も高いように思います。
メニューがこちら。ジギルオシュ1人前38,500スム/460円。500スム刻みなのが、値上げもギリギリで頑張ってます的なものを感じます。パイシャンバは9月に1人前37,000スムでしたが、今は値上げされているかもしれません。
店内は明るく広々。日曜日のお昼前、おそらく一番混む時間帯より早く来たので、お客さんの姿はちらほらです。でも食べているうちに次々とお客がやって来ました。
ジギルオシュを1人前注文して、待つことしばし。お茶と一緒にお皿がほどなく到着しました。おお、大きいお皿にお米が山盛り。お肉の量もだいぶ多いような気がします。
実際、多かったです。お米の量もそうだし、お肉は明らかにパイシャンバより、あとはどのプロフのお店よりも多いと思いました。普段はプロフ0.7人前なんて頼んだことはありませんが、ここなら0.7で十分かも。
味については、典型的なジギルオシュの味でした。でもパイシャンバにくらべたらもう少し塩気が効いていて、よりはっきりした味わいに。この味で、そして何よりこの量で、お店の人気が高いのも納得でした。
自分は、うーん、どちらも美味しいな、決めかねる。でも自分で行くならやはりパイシャンバ、人を連れて行くならイシュティハン、かもしれません。イシュティハンはプロフ以外のメニューもたくさんありますし。
下の写真がパイシャンバ (1人前)。やはりイシュティハンの方が量は多そうです。
なお、タシケントのジギルオシュはサマルカンドのものより見た目が黒い、つまり亜麻仁油をよりたくさん使っているのかなと、今回あらためて思いました。あるいは亜麻仁油の種類 (製法) が異なるのか。
タシケントの油/脂たっぷりのプロフ (トイオシュ) に慣れている自分は、タシケントで食べるジギルオシュの方が本場よりコッテリで美味しく感じたりも (⇒コチラ)。サマルカンドはもっとヘルシーな気がします。
タシケントで行きたいジギルオシュのお店があと2軒あるので、そのうち行ってみよう。