サマルカンドで食べた本場のプロフ (ジギルオシュ=亜麻仁油のプロフ) の味を覚えているうちに、タシケントでもう一度ジギルオシュを食べてみました。
実はサマルカンドのプロフは思っていたよりずいぶんあっさり目で、すっきりしていてヘルシーで食べやすかったとも言えますが、逆にやや味気なさも感じたり (⇒コチラ)。
ということで、ジギルオシュといえば「パイシャンバ」。個人的にはタシケントで食べたプロフで一番お気に入りのお店です (⇒コチラ)。
いざ食べてみると、もう一口目から結論は出ました。タシケントの方が明らかに美味しい。お米に "旨味" が感じられます。
ただ、おそらくスープストックとか旨味調味料とか、天然材料以外のものを加えているのかなと推察。なぜなら、ちょっと "美味しすぎる" ような気がするんです。
そこまで不自然な味わいではありませんが、それでもサマルカンドとくらべてみれば違いは明確。このあたり難しいですね。美味しくて何が悪いのかという話ですし。
自分はタシケントで初めてジギルオシュを食べ、そしてそれを美味しいと感じたので、サマルカンドのものは正直どこか物足りなさを感じてしまいました。
舌が肥えていて旨味調味料は不自然な味わいだと思う人なら、サマルカンドの方がより純粋で美味しいと感じるかもしれません。
そういう意味では、自分は貧乏舌ですかね。普段からインスタント麺もよく食べるし。しばらく旨味調味料なしの生活をしないとダメかなあ。。
ちなみにお肉 (牛) は、サマルカンドは3店とも脂身多めのバラ肉、タシケントのパイシャンバはだいぶ脂身少なめの部位 (モモ?)。
なのでお肉の脂の旨味やトロトロ感はサマルカンドの圧勝。自分は噛み締めて食べる赤身肉も好きですけどね (結局なんでも美味しい・・・)。
結論としては、ジギルオシュは本場サマルカンドで食べるのが正解だしそちらが正義。けれども、タシケントのパイシャンバも美味しいからぜひ食べてほしいなあ、といった感じです。
※パイシャンバはきっと調味料を加えているだろうという前提で書きましたが、自分自身あまり自分の舌に自信はないので、あくまで個人の一見解ということで。。
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トイオシュなんかは、ニンジンはオレンジと黄色が混ざっていますが、ジギルオシュは黄色だけが定番。市場にもスーパーにも、黄色いニンジンは普通に売られています。オレンジよりもクセ少なめで甘みが強いのだそうです。