8月にタシケントのおすすめプロフをまとめ (⇒コチラ)、8月下旬にサマルカンドで本場のジギルオシュをいただいたので、タシケントに戻ってからタシケントのお店のものと食べ比べをした後は (⇒コチラ)、すっかりプロフにも食傷気味で、1ヶ月ほどプロフから遠ざかっていました。
10月に気温がぐっと下がると、またちょっとプロフが食べたくなってきたので、ここ半月ほどで立て続けに、初めて行くお店ばかり5軒でプロフをいただきました。でも、あらためて、イマイチよくわからないなと。
今回食べた5つのプロフはどれも基本同じものだと思います (トイオシュ=ウェディングプロフ)。お店によって味わいに違いがあることはそれなりにわかりましたが、「じゃあどれが一番美味しい?」と聞かれると、なんとも返答に困ります。
そもそもプロフの評価基準がよくわかっていないんですよね。きっとお米は固いほうがウズベキスタン人には評価が高いような気はしますが、自分はそこまでパッキパキに固いものは好みではありません。
お肉と脂も比較的クセのないさっぱり系と、とんでもなく羊の脂の臭いがするものと、ここはわりとお店の個性が出るような気がします。個人的には、羊臭ゼロは物足りないけれど、あまりに強いとそれは辛い。
ということで、ぜんぜん結論は出ないのですが、とりあえず5店のプロフの簡単な感想を。値段はジザフ・ファイズだけ20,00スム/245円と安く (その分量が少なめ)、あとは30,000~35,000スム/370~430円です (トッピングを除いたプロフ単体)。
■ジザフ・ファイズ (Jizzax Fayz) *Map
お米固めで脂は普通、食べ心地は軽めで食べやすくパクパクいけました。値段も安く量も少なめで、あっという間に食べ終わりました。美味しかったとは思うけれど、味はあまり記憶に残っていません。
■アブドゥジャリール (Abdujalil Osh) *Map
お米はやや固め、脂は普通、お肉が柔らかく、食べ心地は軽めというか上品。お米に張りがあるので口の中で咀嚼中、とてもシャープな印象。道路の向かい側にベシュカザン2号店がありますが、そちらに行くならこのお店もぜひ試してほしいです。
■ドンブラバード (Do'mbrobod Osh) *Map
お米は普通の固さの炊きあがり、脂やや多め、クミンの香りしっかり、お肉は柔らかで脂身もバランス良く入っていて、食べ心地はしっかりめ。アクセスがあまり良くないのに地元民に大人気のお店。
■プロフ・シティ (Plov City) *Map
お米はやや柔らかく、脂は多め、お肉は柔らかく羊のクセあり、食べ心地はかなり重めで口の中ネッチリ。お昼時は3フロア満席になることもある人気店。羊臭強めなので、たぶんツウ好み。
■ジャスール (Jasur Osh Markazi) *Map
お米は普通の炊きあがり、脂の量普通、お肉は柔らか、食べ心地はしっかりめ。たまたまだったかもしれませんが、粒胡椒が6粒も入っていて (他店は普通0か1~2粒)、これが美味しさを際立たせていました。ガイドブックにはきっと載ることはないであろう、下町のごく普通のお店ですが、実に味わい深い一皿でした。
以上、5店舗ご紹介しました。あちこちで食べてみて、たしかに美味しいと思うお店はありましたが、でもそこまで大きく味が変わるわけではないよなあと、ふたたび思ったり。
有名店は、お米の炊きあがりが固いような気がします。その方が口の中で咀嚼した時の感触がシャープなのですが、それが良いプロフの条件なのかなあ。自分はあまりに固いのは苦手です。
ウズベキスタン人が思うベストなプロフを早急に調べなくては。ああ、早くプロフの違いがわかる男になりたい。。