日本でも地方によって呼び名が変わる食べ物はいくつもあると思いますが、最近ウズベキスタンで直面したのが、ホラズム地方の薄い半円形の揚げパン料理。
欧米のウェブサイトでは、ヒバなどホラズム地方の料理として「グズラマ」という名前で紹介されています。下の写真は「ウズベキスタンで食べるべき料理ベスト◯◯」から抜粋。
しかしタシケントで時々行くホラズム料理のお店のメニューには「グンマ」と書かれています。レシートもそう。下の写真は2個食べた時のもの。
ただ、タシケントではこの形のものはチェブレクと呼び、グンマは別の小さなサイズの揚げパンのことを言います。
町中で見かける看板もこんな感じ (↓)。上からピロシキ、チェブレク、グンマ、サムサ。
さらにこの時は、注文で「グンマ」と言ったら、店主のおじいさんが「チェブレク」と言い返してきたので、ちょっと混乱しました。
ネットで画像検索してみると、"uzbek gumma" だと小さな揚げパンの方が多めに出てきて、"xorazm gumma" にするとほぼすべて薄い半円形のものが出てきます。
もっとも、"cheburek" で検索してもこれ (薄い半円形) が出てくるので、チェブレクはウズベキスタンだけでなく旧ソ連圏で広く共通の名称なのでしょう。
なので、おそらく正しくは「ホラズムグンマ」なのかなと。ホラズム地方に行った際に「グンマ」と言ったら何が出てくるのかは興味があります。念のためチェブレクと言っておけば、間違いないでしょうけれど。
ちなみに「グズラマ」は今までメニューや看板で見たこともないし店員から聞いたこともないので、いったいどこ発祥なんだろう。。
以前「ふたつ名をもつウズベク料理」を書きましたが (⇒コチラ)、これは3つ名前があるってことなのかな。