ウズベキスタンの揚げパン「グンマ」。コチラで書いたように、個人的にはカルトーシュカ (ジャガイモ) が抜群に美味しいと思いました。
お肉、というかレバーなど内臓系を詰めたグンマも熱々のうちなら美味しいのですが、それでもついお肉の旨味を期待してしまうので、食べると毎回なんとなくガッカリ感が。
なので揚げパンはもうジャガイモで決まり、お肉には期待しない、なんて思考が出来上がっていました。これ系でお肉が食べたかったらサムサもありますし。
がしかし、最近いただいた「ホシャン」があまりに美味しくて、これはグンマ (肉) の超上位互換だなと。で、やはり揚げパンは美味しいなと。サムサの窯焼きパリパリ生地もいいですけどね。
ホシャンは、油で揚げた肉まんといった食べ物です。おそらく揚げたあと蒸しているので、揚げものなのに表面はしっとりしています。これがまた絶妙。
ホシャンのお店を紹介している動画に、キッチンの様子も映っていて興味深いのでぜひ。ラグマン (ラグモン) の麺を叩きつけるように伸ばしている様子も。
(※注:すみません、動画が非公開になってしまったようです、リンクを削除しました)
動画のお店は自分も行った「ホシャン (Hoshang)」。チョルスーバザールの北側です (⇒マップ)。ラグマンのまとめで紹介した「ラグマンハウス」のすぐ近く。
もちろんお店のイチオシはホシャン (1万スム/120円)。他にもラグマンやケバブなどあれこれ (メニューはこの写真の他にもあります)。
さて、実食。揚げパン部分は小麦の甘みを感じつつ、香ばしさとしっとり感があって高水準の美味しさ。さらに具が最高です。ちょうどよい塩加減のお肉 (羊) がたっぷり詰まっていて、かぶりつくと熱々の肉汁がドバー。
熱々を頬張ると口の中を火傷しそうになりますが、それでもまたすぐかぶりつかずにはいられません。1個目はあっという間に完食してしまいました。
その後ラグマンをゆっくり食べてから (こちらもすこぶる美味しかった)、残りの1個を完食。ちょっと冷めても味に遜色なし、最後まで美味しくいただきました。
ああ満足。同じ揚げパン系でもグンマ (肉) とはくらべ物にならないほど美味。値段もポジションも違うので、くらべるのは酷ですが。
サムサとはどうだろう。どちらが美味しいかな。前はサムサが完璧な美味しさと思っていましたが、相当出来のいいサムサでない限り、このお店のホシャンの方が高評価になるような気がします。
惜しむらくは、ホシャンはどこにでもあるメニューではないので、手軽さで言ったらサムサの圧勝。いずれにしろ、このお店はわざわざ来る価値大いにありです。なお、お店の看板にもあるように、ウイグル料理なんですね、ホシャンて。
こんど「サムサ vs. グンマ」をまとめてみよう。サムサもいろいろあるし。