先日行ったイスラエル料理店「シャローム」(⇒コチラ) のすぐ近くに、「ハンラグマン (Han Lagman)」というお店があります。(*Map)
お店の前の看板に大きく書かれた「アシュリャンフー (Ashlyam-fu/Ashlyan-fu)」という料理のことが気になって、全容を確かめるべく、先週末に食べに行ってきました。
アシュリャンフーはドゥンガン人 (主に中央アジアのカザフスタン、キルギス領内のフェルガナ盆地に居住する中国系ムスリムの民族) の食べ物で、カラコル (キルギス) の名物料理として知られているそうです。
中華料理の「涼粉 (Liangfen=リァンフェン⇒リャンフー)」に麺を足してボリュームアップしたような、冷たい麺料理です。
お店で注文したら、「これ、ククス (と同じようなものだけど)」と店員さんが言ってきたので、「OK」と伝えました。
出てきたものがこれ。おー、なんとも涼しげ。この白い寒天のような細長い棒状のものが涼粉ですね、きっと。味はなく、プルプルした食感がいい感じ。
掘り起こすとラグマンの麺が出てきました。ただでさえコシがある麺なので、冷たいスープだとちょっと噛み切りにくいほど。スープは甘酸っぱく、まさに冷やし中華。さっぱりしていてツルツル食べられました。
ククスと違うのは、ウズベキスタン料理にはつきもののディルが載っていなかったこと。そういう意味でも、やはりこれはウズベキスタン料理ではないんだなと。いやはや、美味しかったです。
もうひとつ楽しみにしていたのが、ホシャンと揚げマンティ。ホシャンは先日行ったお店 (⇒ホシャン) に続いて2店目。
揚げマンティはありそうでなかなか食べることができなかったメニューなので、こちらも嬉しかったです。揚げた皮が香ばしくて、美味しささらにアップ。
白眉はホシャン。皮自体の美味しさは先日のお店のほうが上かなとも思いましたが、なんといってもかぶりついた時にボタボタッと溢れ出てきた肉汁には驚かされました。
熱くて火傷しそうになるしテーブルにはこぼれるしで、もうてんやわんやでした。でも、美味しかったですね、ホント。
お店のイチオシメニューは店名のとおりラグマンなので、今度はラグマンを食べに行きたいなと。あ、「ルヴァンツィ (Rvantsy)」なるものもだいぶ気になっています。