人生の中で、こんなに何度も雪に降られ、雪を踏みしめて歩くのは、ここウズベキスタンが初めてです。
雪道の歩き方はもう完全に素人。周りのウズベキスタン人がスイスイ歩いていくのを横目に、自分はもうヒヤヒヤしっぱなしです。
実際、ズルッとよく足を滑らせそうになっています。今のところ転ぶまではいっていませんが、まあでもその一歩手前といった感じ。
ウズベキスタンは2/17 (土) から気温が急激に低下し寒波に見舞われるという予報でしたが、実際には2/16 (金) 午後から雪が降り始めました。
土曜 (2/17) の朝、買い物もあったので町に出てみました。歩道に数センチ降り積もった雪は、すでに人々に踏み固められ、氷のようになっています。
見るからに固まったところはもう本当にツルツル。できるだけまだフワッとした雪が残る、歩道の際を歩きました。
ここでちょっと気づいたことが。上の写真の右側、なぜか雪が溶けています。そしてなんだか変に点々と雪が残っている。近づいて写真をパチリ (↓)。
よく見てみると、これは間違いなく人が歩いた足跡です。しばらく考える自分。ふむふむ、なんとなくわかりました。
おそらくこの程度の積雪なら、雪は本来溶けているはず。けれども人が踏むと固まって氷になり、溶けにくくなってこのように残ってしまうのでしょう。
そういう視点で歩いていたら、次々とそんな現場に出くわしました。ロシア正教会前の道、みんな右にショートカットするので、そこに氷の道ができています。
これは教会の敷地内で車が移動した跡。タイヤ痕どおりに雪 (氷) が残っています。車に踏まれたら溶けそうなものですけれど、むしろ逆なんですね。
この日の個人的ヒットはこれ (↓)。この雪の残り方、犬の足跡じゃないかな。雪の中テクテク歩いて楽しかったのかな。想像すると、なんだかほっこり。
雪は踏んだところが残る、雪国生まれの人には常識なのかもしれませんが、自分にとっては新鮮な発見でした。
ちなみに一番滑りやすかったのは、氷になった雪をザクザクとはがすだけはがして、そのままにしてあったところ。ここはマジで危険ゾーン。地元の人は写真のように避けて通っていました。
タラスシェフチェンコ通りは歩道に階段とスロープの両方がありますが、こんな時でもスロープをけっこうな人数が歩いている (そして雪が踏み固められている) ことに驚きました。誰も転んでなければいいのですが。なお、かといって階段が安全かというと、そちらもとくに降りる時はかなり滑るので要注意。