A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタンの鶏にメロメロ

ボドムゾールでよく歩いている散歩道、お気に入りの理由のひとつが、あるお宅で飼われている鶏たち。金網が張られた広い庭の中で、なんとも力強さを感じる鶏が10羽ほど育てられています。

いつもは道路の反対側に群れていて、遠目にしか見たことがなかったのですが、最近歩いていたら珍しく道路側にいた1羽と目が合い、すかさずスマホで写真をパシャリ。すると、さらに珍しいことに、その1羽がこちらに向かってくるではありませんか。

これは貴重。夢中になって写真を撮る自分。キリッとした表情がなんとも格好いいですね。

スマホの画面に集中しながら写真を撮っていたのですが、ふいに、右の視界に何かが映りました。ハッとして顔を向けると、なんと他の鶏たちもやってきたのです。

キャー!カワイー!何度この庭の前を通ったかわかりませんが、こんなことは初めてでした。こちらはもうちょっとした興奮状態。

鶏冠 (とさか) がないのは雌鳥でしょうか。それにしても貫禄十分です。なんという種類なのか俄然興味が出てきました。

たまたま先日、ウズベキスタンには闘鶏があるということを聞いたばかりでした。ウズベク語で「鶏」を画像検索してみると、なるほどとうなずくような結果が。

Tovuq (鶏/雌鶏)
雌鶏で検索するとヒヨコなんかが出てきてかわいい感じ。

Xo'roz (雄鶏)
雄鶏の検索結果は凛々しいものばかり。中には闘鶏も。

Uzbekistan Cockfighting (闘鶏)
"ウズベキスタン闘鶏" でダイレクトに検索すると、出るわ出るわ。

ウズベキスタンを含め中央アジアでは、昔から闘鶏が盛んなのだそうです。当然ながらギャンブルの側面も。1回の対決はせいぜい数分で、昨今は一方が致命的なダメージを負う前にレフェリーが止めに入り、勝敗が決められるのだそう。

ウズベキスタンでは古来よりクランギ (Kulangi) という闘鶏用の品種が育てられていました。フェルガナ渓谷ではダカン (Dakan) として知られ、闘鶏用には体格や性格 (活発で攻撃的)、乏しい餌でもその性質を維持する頑強さが見極められます。

闘鶏の鶏はおそらく何種類もいるのかなと想像しますが、驚いたのは、下の写真。これ、本物なのかな。。一人で道を歩いている時こんなのに出会ったら、絶対逃げ出します。もしかしたら、膝がふるえて動けなくなるかも。とにかく洒落にならない目をしています。。こんどスタッフに真偽を聞いてみよう。

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インドネシアの漆黒の鶏「アヤム・チュマニ (Ayam Cemai)」についての過去記事はコチラ:⇒ジャカルタの生活中部ジャワ訪問記