A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ポークベーコン&ポークハム@アライバザール

ウズベキスタンに来て4ヶ月ちょっと。食事はタイや日本とはまったく異なるラインナップにもかかわらず、何を食べても美味しくて、とくに不満のない生活を送っています。

肉/魚の割合でいえば、ここ数年自分が食べているのは各国だいたいこんな感じ。
・日本:鶏4、豚3、魚2、牛1 (羊ゼロ)
・タイ:豚5、鶏2、魚2、牛1 (羊ゼロ)
・ウズ:羊4、牛4、鶏1、魚1 (豚ゼロ)

ウズベキスタンに来る前は、「羊がたくさん食べられるぞ」と思いこそすれ、「しばらく豚は食べられないな」とはあまり考えませんでした。

そしてよく考えたら、ウズベキスタンに来てこれまで豚を食べたことがありませんでした。羊が美味しくて夢中になっていたので、豚の存在をすっかり忘れていました。

実際、ウズベキスタンの生活では、日常ほとんど豚は目にしません。レストランでも普通は豚メニューはありませんし、マーケットでもなかなか豚肉は目にしません。

豚料理と言えば中華ですが、パッと思いつくのは「中国飯店」くらい。ここは牛・豚・鶏・羊と、お肉がいろいろそろっていて、メニューにもわかりやすく表示されています (イスラム教徒が間違って頼まないようにだと思います)。もっとも、前に訪れた際は自然と牛肉麺を頼んでいたんですけどね (⇒コチラ)。

中華料理屋は他にいくつもありますが、イスラム教徒も食べられる「清真料理」が多く、焼豚もないし餃子は牛肉ばかり。かといってそれが不満というわけでもありません。

豚肉および豚肉製品はどうかというと、いくつか売っている場所は聞いていたので、今回初めて買ってみました。

訪れたのは、「アライバザール」の奥の方にある2階建ての建物。

所狭しと豚肉製品が並ぶ2階。豚コーナーは奥の方にひっそりあります (写真の右奥)。

豚コーナー。生肉はなくて、ベーコンとハムがありました。たぶん生肉で商売できるほど需要がないのかなと。基本みんなムスリムだし。

ウインドウを眺めていたら、すぐさま売り子さんがベーコン2種とハム2種をナイフで削り始め、さあ食べろと差し出されてしまい、食べないわけにはいかず、それぞれ味見。

これが実に美味しかったんです。久しぶりの豚の脂は、五臓六腑に染み渡りました。ベーコンの塩加減やスモークの具合が素晴らしく、スモークベーコンは即決。

ハムはちょっと迷いましたが、まあでもやはり美味しかったので、ちょっと贅沢気分でひとつ買ってしまいました。

家に戻ってあらためて、これ生で食べてもよかったのかな、などと考え込んでしまいましたが、一応これからは火を入れて食べようかなと思います。しばらくリッチな食生活になりそう。

【追記1】
まずは焼いてみましたが、しょっぱさが際立ってしまい、ご飯のおかずにしてもちょっとしょっぱすぎでした。大きい方はたぶんパンチェッタ。

続いてキャベツスープにしてみたところ、これは良かったです。パンチェッタから旨味・脂身・塩分がよく溶け出し、追加の塩はほとんど投入しなくても美味しかったです。塩抜きして使うということも知ったので、残りはそんな感じで使ってみよう。

【追記2】
結局、残りはオートミール粥にしていただきました。タイでハマったオートミールですが (⇒コチラ)、ウズベキスタンでは今のところ細かく砕いた製品を見つけられておらず、なのでとろみが出るまで少し長めに火にかけました (20分くらい)。ハム・ベーコンからいい味が出てなかなか美味しかったです。