A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ハシップ再考、そして謎の食べ物

コチラで紹介した、ウズベキスタンの腸詰め料理「ハシップ」。美味しいとは思いましたが、かなりクセ強めの味わいに、ガツンとやられた自分でした。実際、その日の晩は急にお腹にさしこみが来て、大急ぎでトイレに駆け込んだ途端、ドサッと大量の・・・ (その後はお腹スッキリ)。

後日、ウズベキスタン人のスタッフとご飯を食べながら話していて、「ウズベキスタン料理は何を食べても美味しいけれど、ハシップだけはちょっとね」と冗談めかして言ったところ、「いや、ハシップは美味しいよ、ぜひ美味しいやつを食べてほしい」と、わりと真顔で言われてしまいました。

一度食べた経験から、ハシップはいわゆる珍味の類で、クセのある味を楽しむ料理なのかなと思っていたのですが、どうやらそうでもないみたいです。ちゃんとしたところで食べれば、普通に美味しいのだそう。うーん、どうなんだろう。。

しばらくたって、チョルスーバザールに行く機会があり、ちょうどお昼時だったのでオープンスペースのフードコート (Ovqat Bozori) に立ち寄りました。テーブルにつく前にあれこれ料理の鍋や山盛りのボウルをのぞきこんでいきましたが、その中にどう見てもハシップらしきものがありました。

しかし、しかしです。自分が食べたハシップとは、明らかに色味が異なりました。チョルスーのものは、完全に火が通っているような色。皮 (羊の腸) もそうだし、中身も茶色っぽくなっています。くらべてみれば、自分が食べたものはもっと色鮮やかでした。

チョルスーがウエルダンなら、自分が食べたのはミディアムレアくらいの火の通り具合だったかもしれません。お肉は火を通しすぎない方が美味しいということはわかりますが、さすがに内蔵料理は、ウエルダンに限りますね。

ということで、いつかまたハシップを食べなければなと、思いを新たにしたのでした。この時ですか?この時はシャシリクをいただきました。うだるような暑さの日で、このギトギトのビジュアルのハシップを口にしようとは、ついぞ思えなかったので。

ちなみに、ハシップの両隣も気になりました。ひとつはカザンケバブ。こちらは味も想像できます。間違いなく美味しいでしょう。カザンケバブはむしろジャガイモが主役です。

しかしもうひとつの方が、謎。牛か羊のどこかの部位を丸々煮込んでいるのかなと思いますが、見た目がグロすぎて、ボウルの前で震えが止まりませんでした。きっと食べたら美味しいんだろうなとは思いつつ。。