A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

大クセ!羊の腸詰め「ハシップ」

ウズベキスタンではいろいろな腸詰め (ソーセージ) が作られています。その中のひとつが、羊の腸詰め「ハシップ (Khasip, Hasip)」。羊の肉や内蔵、尻尾の脂とお米を混ぜ、スパイスを効かせて作られた一品です。

自分が初めて口にしたのは、行きつけのレストラン「サルドバ」で頼んだ「サルドバ・アソート (65,000スム/790円)」に載っていたもの。お皿の上には他にもラムチョップ、ビーフテール、グリルチキン、ドルマ、ジャガイモなどが。

まずはハシップをひと口。ひと切れが小ぶりだったので、ひとつ丸々口に放り込みました。中身の味は塩気もほどよくモツ独特の旨味もあるし、スパイス感も相まってなかなか美味しい。しかし何度か噛んでいるうちに、フワッと嫌な臭気が鼻に抜けました。

「うぅ・・・」 ついそう唸ってしまうほど、その臭いは、さながらトイレの流し忘れのようでした。げんなり。。気を取り直して、ふた切れめをフォークで刺しましたが、ふと思いつき、皮 (腸) は避けて中身だけ取っていただきました。うん、これは美味しい。

どうやら、腸の下処理がイマイチだったのかなと。ホルモン独特の臭みと考えれば思い当たります。もちろん、このクセこそハシップの特徴なのかもしれません。ただ、それにしては大クセすぎました。結局、ハシップ6切れのうち3つは残してしまいました。

他のはどれも美味しかったです。ドルマもよかった。中東のエナブ (ブドウの葉でご飯を包んだ前菜) にくらべて、葉がだいぶ柔らかいし、温かいのが調理したてという感じで好感触。

大きめのレストランなら「アソート」はわりとあるメニューですが、載っているもののラインナップはいろいろのようです。いろんなお店で食べくらべてみたいと思う一方、再びハシップに出会ったら、きっとドギマギしてしまうだろうな。。