知人に誘われ (チケットもとってもらい)、久しぶりにナヴォイ劇場でバレエを観ました。演目は「白鳥の湖」。昔、映画「ブラックスワン」は観ましたが、本家のストーリー (の流れ) は下調べもせず出かけました。
案の定、シーンの意味がよくわからないまま観た第1幕でしたが、しかし踊りには見入ってしまいました。これは真剣に観なければとあわてて幕間でストーリーを調べ、後半に向けて心の準備をしたのでした。
王子がブラックスワンと踊り、愛の誓いを立ててしまったところで、2度目の幕が閉じました。そこで出演者のカーテンコールがあり、楽団員も席を立ちいなくなってしまいました。
「あれ?終わり?」なんだかあまりに唐突な終わり方です。しかし休憩のアナウンスもありません。多くの観客が外に出ていきました。
よくわからぬまま自分も身支度を整えロビーに出てみたものの、なんだかみんなまだとどまっている様子。
「Bye」と言って帰っていった人たちもいましたが、うーん、どうなんだ?続きがあるのか?不安しかない。。
とりあえず少し待ってみようと思い席に戻ったところ、すると10分ほどして、最後の第3幕が始まったのでした。ああ、よかった。
自分の隣りに座っていた4人は戻ってきませんでしたから、もう終わったと思い帰ってしまったのでしょう。他にもいくつか空席が目につきました。ひどい話だ。。
ということで、最後はハッピーエンドで大団円でした。うんうん、良かったです。素人なりにとても楽しめました。
惜しむらくは、どこのバレエ団なのか情報が掲載されていなかったこと。当日のパンフレット販売もなし。中央アジアのどこかの国か、はたまたロシア方面からなのか。
それにしても、バレエって思っていたより登場人物 (ダンサー) が多いんですね。各場面ともにぎやかで、衣装・セットチェンジもあって、最後まで目が釘付けでした。
「バレエ=高尚な芸術 (アート)」なんて勝手に思っていましたが、自分のような知識のない人間でも楽しめるエンターテイメントなんだなと、あらためて思いました。
しかしバレエダンサーの軽々としたジャンプや回転を見るにつけ、この浮遊感は人間業ではないなとため息がでます。身ひとつで他人を感動させるって、すごいことです。
※注:フラッシュをたかなければ写真は撮ってもいいそうです。前の席のおじさんなんてずっとスマホでビデオを撮っていました。。