タシケントでは4月5日から9日まで、"Charm of Ballet" というアートフェスティバルが開催され、自分は8日 (土曜) の夕方、「ナヴォイ劇場 (アリシェール・ナヴォイ・シアター)」でバレエ「千夜一夜物語」を鑑賞してきました。
ナヴォイ劇場の建設には日本人も関わっていたそうで、どこか感慨深いものがありますね。彼らを称えるプレートも埋め込まれています。実際には大戦後に抑留されていた旧日本軍兵士 (捕虜) だったそうですが、敬意を込めて日本国民と書かれたそうです。
生まれて初めてのバレエ鑑賞でしたが、題材がアラビアンナイトという、自分も良く知る物語がベースで、また登場人物や場面転換も多く (シンドバッド、アラジン、アリババの挿話)、生演奏の音楽はにぎやか、ダンサーの衣装もきらびやかと、最初から最後まで飽きることなく見続けることができました。
一方、月並みな言い方ですが、まるで重力を感じさせない軽やかなバレエダンサーの動きには、本当に感嘆するばかりでした。空恐ろしいです、あの動き。優雅・典雅を超えて、あたかも人ならざるものなのかと。
観客のマナーはわりとルーズで、ずっとスマホで動画を撮っている人がいたり。まあでもその後ろの席の人もぜんぜん注意しないんですよね。もちろん劇場スタツフも。おおらかというか何というか。敷居が低くていいですけどね。あ、ドレスコードはあります。
バレエ団はアゼルバイジャンのチームだそうです。中央アジアにはロシアの芸術文化が根付いているんですね。ああ、面白かった。チケット代は50,000~330,000スム (580~3800円)。自分は1階の真ん中あたり、左側のボックス席 (100,000スム/1160円) を "iTicket.Uz" で購入しました (Visaカード決済)。見やすい席でラッキーでした。
終演後はずっと拍手が鳴り止まず。観客大満足。
4月はあれこれ演目多数 (iTicket.Uzより)。こうなるとオペラも観てみたいです。