ウズベキスタン料理にはいろいろな軽食・スナックがありますが、チェブレク (Cheburek) とカトラマ (Katlama) もなかなか美味しい食べ物です。
どのお店にもあるわけではありませんが、たまたま近所のレストラン「アフソナ (Afsona)」には両方あるので、ときどき頼んでいます。
■チェブレク
Wikipediaによれば、クリミア・タタール人 (※注) の代表的な民族料理だそう。ウズベキスタン含め、テュルク系の地域では一般的な食べ物のようです。
(※注:クリミア半島に起源を持つテュルク系先住民族、クリミア・タタール語を母語とし、スンニ派ムスリムが大半を占める)
味付けした羊の挽肉またはチーズを、ごく薄くのばした生地に少量詰め (内側に塗り)、油で揚げた食べ物です。
アフソナのチェブレクは、なんといっても大きくプックリふくらんだ姿が美しいです。他のお店はもっとペタンコでした。
味は想像どおりの味です。油で揚げた小麦粉の生地が好きなら、間違いなく美味しいと思うでしょう。(写真はチーズ入り)
ホラズム料理のグンマ (グズラマ) と何が違うのかはよくわかっていません (下の写真:ヒバシティー/Xiva City)。Wikipediaに載っているチェブレクは、むしろこちらに近いようにも思います (平たい見た目的に)。
■カトラマ
パイ生地にチーズを詰め、油で揚げた平たいパンです。表面のサクッとした食感、中のモチっとした食感、そしてとろけるチーズの三重奏。
揚げパン好き、チーズ好きにはたまりません。こってりしているので、夏場より今くらい寒い時期に食べるのがより美味しいです。
Wikipediaには「カッタマ (Kattama)」で載っています。中央アジアで広く食べられる層状の揚げパンで、語源は「折り畳む」という意味のトルコ語「katlamak」に由来するとのこと。
アフソナはもともと少し高めのレストランですが (その分雰囲気最高です)、チェブレク (チーズ) とカトラマ、それぞれ42,000スム/500円します。
アフソナ名物「フルーツプロフ」が35,000スム/420円ですから (個人的にはここなら普通のプロフより好きです)、主食より高いんだなと。まあ美味しいからしょうがないか。
ちなみにお茶 (ポット) が29,000スム/350円ですから、料理の値段は安いのかも。あるいはお茶が高いのか。お腹がタポタポになりながら、なんとか飲み切りました。