ウズベキスタンで上映される映画はすべてロシア語吹替え版なので、観たい映画があってもどうしようかと悩むことが多く、また上映期間も2週間と短いため、観逃した映画がいくつもありました。
劇中のセリフ (ロシア語) は理解できないと最初からわかっているので、ではあらかじめストーリーや下手したらネタバレを調べてから観に行けばと、そんな風にも思うのですが、しかしなかなかそうもできません (まっさらな気持ちで観たいので)。
なのでそんなに本数は観ていませんが、それでも映画鑑賞は昔から自分にとって最大の娯楽のひとつなので、観られるだけありがたいです。逆に、セリフ (ロシア語) がわからなくても、言っていること (言いたいこと) がちゃんと伝わってくる作品は、シンプルに良作だなと思います。
以下、観た順に。ほとんど Yulduz Cinema という映画館。チケット代50,000~65,000スム (600~780円)。スクリーン小さめ、たいていガラガラ、エンドロールはすぐに明るくなります (マーベルなんかのおまけムービーまで "飛ばす" こともありました)。トホホ。。
■すずめの戸締まり
日本で観ていたのでストーリーは問題なし。2度目の鑑賞はより心にグッと来ました。
■スーパーマリオブラザーズ
セリフがわからなくてもストーリーはわかるという良作。日本が世界に誇るコンテンツ。
■ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3
マーベル作品では一番好きなシリーズ。冒頭からグッと来ました。後半はずっと目頭が熱く。
■リトルマーメイド
英語の "Part of Your World"、"Under the Sea" は耳に残っていましたが、ロシア語版では今ひとつピンとこず・・・。
■ザ・フラッシュ
プロットがやや複雑でついていくのがやや厳しかったですが、スーパーガールやバットマンの登場など、十分楽しめました。
■インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
ハリソン・フォード再登場は嬉しかったけれど、さすがにアクションのキレは・・・。吹替えの声が少し高かったのが気になりました。だいたいにおいてはイメージどおりの声優さんなんですけどね。
■バービー
とくに後半はやや説明口調が多く細かいニュアンスはわかりませんでしたが、全体としては単純で面白かったです。事前にケチがついてしまったのは不幸な出来事でした。
■ブルービートル
特撮を存分に楽しみました。でもこのある日突然運命的にスーパーヒーローになるというフォーマットも、そろそろ飽きられているのかもしれません。
■Tabilga (キルギス映画)
軽いタッチの社会派ドラマ、悲喜こもごも、善人たち。
■Barren (イスラエル映画)
重苦しいタッチの社会派ドラマ、性犯罪、夫婦の亀裂、ユダヤ教超正統派。
■Lonely Yurt (カザフスタン映画)
実話をベースにした悲劇の歴史ドラマ、カザフスタン大飢饉1930-1933。
■死霊館のシスター・呪いの秘密
シリーズの中でもどちらかというと脅かし系ドタバタアクションホラーな作品なので、本作も存分に怖がらせてくれました。
■エクソシスト・信じる者
ホラー映画の金字塔であるオリジナル作品 (1973年) とくらべるのは酷というもの。ディティールでは魅せるシーンも多かったですが、それでもいろいろ腑に落ちない点はありました。
■マーベルズ
1作目は好きな作品のひとつでしたが、キャプテン・マーベルは強すぎるがゆえ、アベンジャーズ/エンドゲームでは不遇な扱いを受けたという印象。本作ももはや次のフェーズの準備作にすぎないという点も、ファンとしては残念。
■Kitty the Killer (タイ映画)
タイ滞在中に100本以上タイ映画を観て、すっかりタイ映画ファンになりました。本作もロシア語でしたが、シンプルなプロットなので十分楽しめました。
■君たちはどう生きるか
まさかウズベキスタンで観ることができるとは。日本で観た時とはまた違う感情が沸き起こりました。
今年はここまで。来年はもっと積極的に映画館に行こう。