ウズベキスタンに来てもうそろそろ1年たとうというのに、これまでぜんぜん真面目に勉強してこなかったので、ウズベク語はほぼ話せない状態が続いています。もちろんロシア語もさっぱり。
タクシーに乗るにしても屋台でご飯を食べるにしても、バンコクにいた時はもっと必要に迫られて、最低限のタイ語は勉強せざるを得なかったなと、あらためて思います。
くらべてみれば、タシケントはそこまで困らないというか。英語がタイほど通じないわけでもないし、タクシーは Yandex アプリで頼むので一切会話する必要がなく、食事も普段行くようなレストランはメニューが置いてあるので、指差しオーダーも可能です。
移動もできる、食事もさほど困らない、サマルカンドやブハラなど観光地はタシケントよりもさらに英語が通じるとなれば、本当に、なかなかウズベク語学習のモチベーションがわきません。
なお、料理のメニューについては未だにキリル文字表記は多いです (※1992年以降、公式にはラテン文字表記となったにも関わらず)。レストランのレシートもほぼキリル文字。これは読めないとヤバいということで、必要に迫られすぐに覚えました。やはり困らないとダメですね。
そんなわけで、とにかくもっとウズベク語を学びたくなる、何かきっかけがほしい今日この頃。ひとつのとっかかりとしては、アラビア語からもいろいろ単語が入ってきていること。時々そんな単語を目にして耳にして、ハッとすることがあります。
残念ながら、ごく基本的な単語 (大きい・小さいとか数字など) や動詞はぜんぜん違うので (文法も)、例えば「基礎単語1200」くらいのレベルだとほとんど類似は見られないのですが、これが2万~3万語規模の単語集 (辞書) になると、ページをめくるたびアラビア語起源の単語が目に飛び込んできて、嬉しくなります。
実はアラビア語だけではなく、ペルシャ語とロシア語起源の単語も負けず劣らずたくさんあるので、どちらか学習した人なら、これまた耳馴染みがいいかもしれません。とある辞書の1ページを抜き出してみます。カッコ書きで Arabic/Persian/Russian の注釈あり。
Raqam (ラカム)=数字、Raqs (ラクス)=ダンス、Rasmiy (ラスミー)=オフィシャル、などなど、アラビア語起源の単語がたくさん載っています。これを見ると、もしかたら自分はもう数百、いや千語以上、ウズベク語の単語を知っているのかもしれないと、少しワクワクしてきます。
他にも、Davlat (ダウラ)=国・州、Jadval (ジャドワル)=スケジュール、Lekin (レーキン)=しかし、Mashg'ul (マシュグール)=忙しい・占有、Mashhur (マシュフール)=有名、Mavjud (マウジュード)=ある・いる、Tarjima (タルジマ)=翻訳、などなど枚挙に暇がありません。
よし、気持ちも新たに、今年こそウズベク語をちゃんと勉強しよう。こうしてブログに書くことで、引っ込みがつかなくすることも狙いだったりします。さあ、がんばろう。