A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

出口なの?入口なの?@タシケントメトロ

タシケントで暮らし始めて1年以上たちますが、未だに地下鉄の入口で一瞬立ち止まってしまうことが多い自分です。

それもこれも、出口/入口が左右統一されておらず駅によってまちまちであること、また入口の表示が見づらいからです。

ボドムゾール駅
このタイプはわかりやすいです。入口は「KIRISH (ENTRANCE)」と見やすくはっきり表示されているし、緑色そして矢印マークというのが、感覚的にも前に進みやすいです。

出口は文字を読むまでもなく、赤色かつ前に進めないと読み取れるマークが。本当に全駅でこれに統一してほしいです。

ミンウリック駅
毎日使う駅なので、ここはもう身体が覚えてしまいましたが、このタイプは要注意です。入口には「KIRISH (ENTER)」とあり、色も青くわかりやすい。しかし問題は出口。

もし慣れていない駅で最初にこちら側を目にしたらどう思うでしょう。文字は青いし「KIRISH」の文字も見て取れます。しかしこちらは実は出口。

「KIRISH MUMKIN EMAS」を直訳すれば「ENTER POSSIBLE NOT (入ることはできません)」。

否定形の「EMAS (~ではない)」が文法的に最後に付くので、しっかり読まないとわからないわけです。

パッと見て「ああ、KIRISHだな」と思って入ろうとすると、中にいる係員に「違うよ」と指摘されてしまいます。

ちなみに、「MUMKIN (ムムキン)」はアラビア語でも同じ意味なので (できる・可能)、昔アラビア語を学習した自分は、「キリッシュがムムキンなんだな」と勘違いして、よくトラップにかかっていました。

なぜ「CHIQISH (EXIT)」と書かないのか不思議ですが、どの駅もこの表示ばかりなんですよね。

オイベック駅
青字の「ENTER」が目につくので、最初にこちら側に来たら迷わず入口だとわかります。よく見ればキリル文字で「KIRISH」とも書かれています。

こちらが出口。例の「KIRISH MUMKIN EMAS」、のキリル文字標記、さらに黒い文字。こうなるともう片方を念のため確認することになりますね、たいがい。

全駅の表示を統一するとなると、それなりに手間もお金もかかるとは思いますが、観光客を呼び込みたいなら、ここはぜひアップデートしてほしいところです。