ウズベキスタン料理は何を食べても美味しく、毎日の食事を楽しみに生活しています。また、良くも悪くも料理の種類がそこまで膨大ではないため、がんばれば全メニュー制覇できるのではないかなくらいの気持ちでもいます。
インターネットにもウズベキスタン料理を紹介しているサイト・ブログは多く、「食べるべきウズベキスタン料理」といったタイトルで紹介されている代表的な料理は、すでにあらかた食べてきました。
これまで食べたものは12月にまとめましたが (まとめ1、まとめ2、まとめ3/スープ・サラダ、まとめ4/軽食)、個人的にはまだ大物がふたつ残っています。ひとつは「カラポチャ」。牛の頭 (カラ) と脚 (ポチャ)、そして内蔵を煮込んだ料理で、見た目も相まってウズベキスタン人でも好みが分かれるそう (⇒コチラ)。
ただ、カラポチャはチョルスーバザールにあることがわかっているので (下の写真)、食べたいと思ったらいつでも行けます。見た目的にラスボス感もあるので、もし食べるなら、ウズベキスタン生活の最後の思い出にしようかなと考え中。
そしてもうひとつの大物が「ディムラマ (Dimlama)」。実際のところ、カラポチャを外国人におすすめするようなサイト・ブログは一切ないのですが、ディムラマはもうほとんどのおすすめリストに挙げられている料理です。国民食と呼ぶサイトも。
ディムラマはいわばウズベキスタンの肉じゃがといった家庭料理で (⇒Wikipedia)、野菜がたくさん出回る春から夏にかけてよく作られるそう。季節メニューとしてレストランでも出されるとのことで、多くのサイトで紹介されていたレストラン「ハドラ」にも行きましたが (8~9月)、メニューには載っていないし、店頭の各料理の大鍋にもそれらしきものは見当たりませんでした。
職場のスタッフに聞いてみたところ、「どこにでもあるんじゃないのかなあ」という、いつもの感じの返答。「どこにでもある」と言われたものって、どこにでもあった試しがないんですよね、ウズベキスタンだけでなくどこの国でもそうでしたが。
そのスタッフはその後ネット検索して「ハドラは?」と教えてくれましたが、ハドラは行ったけれどなかったと伝えたら、ちょっともうお手上げみたいでした。もともとウズベキスタン人はそれほど外食しない人たちなので (タイ人とは大違い)、なかなかこの手の情報は手に入りません。
見た目が似ているので「クザショルバ (壺入りスープ)」がもしかしたら実はディムラマだったなんてことはないのかなと、下の写真をスタッフに見せましたが、「ああそれはショルバ (スープ) だね」とひと言。
ディムラマはにんじん・じゃがいもだけでなく、他の野菜もあれこれ入るのと、やはりスープではなく煮物なので、汁は少なめなのだそうです。また、調理時間がショルバなどよりずっと長く、作るのには手間がかかるとのことでした。
ディムラマのことを知り探し始めたのが去年は7月くらいだったので、今年は春先 (3月) からまたハドラに行ったり他のレストランも探してみたいと思います。ディムラマを食べたら自分としては、ウズベキスタン料理はほぼコンプリート気分なんですけどね。一体いつになることやら。