1966年4月26日、タシケントを襲った巨大な地震は、大きな被害をもたらしました。伝統的な日干しレンガ造りの住宅が密集する旧市街を中心に、約7万8000戸が倒壊し、30万人以上が家を失ったとされています。
地震後、ソビエト連邦の共和国から多くの応援部隊がかけつけると、計画的に道路、公園、広場、噴水、記念碑、集合住宅などが次々と建設され、タシケントはソ連の模範的な都市 (ソ連的な町並み) として再建されたのでした。(写真:勇気の記念碑/Monument of Courage: Map)
タシケントにはこの頃 (1970~1980年代) のソビエトモダニズム建築が今でもたくさん残っています。そんな建物の写真をいくつか。とくに丸みを帯びた外観のアパートが、レトロフューチャーを感じさせて個人的には大好きです。アパート探しの時にそんな一室を見せてもらい、ソ連の古いSF映画に出てくる宇宙船の内部のような造りに (白い壁、入り組んだ間取り、要は狭い)、一瞬テンションが上がりましたが、冷静に考えてやはり断念しました。
■ウズベキスタン国立歴史博物館 (1970年) *Map
■ホテルウズベキスタン (1974年) *Map
■ウズベク芸術家ユニオンエキシビションホール (1974年) *Map
■サーカス (1976年) *Map
■国立研究大学灌漑研究所/TIIAME (1978年) *Map
■テレビ塔 (1978年-1985年) *Map
■チョルスーバザール (1980年) *Map
■中央郵便局 (1984年) ※改修あり *Map
■ウゴロクレストラン/Ugolok (1964年) ※増改築あり *Map