A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

サマルカンド観光(5)移動とホテル

土日を利用してタシケントから列車で行ったサマルカンド。自身初めてのウズベキスタン観光旅行で、最初から最後までテンション高めでした。シリーズ最後の投稿は、移動とホテルについて。

列車移動
タシケント~サマルカンド間の移動には、できれば高速鉄道「アフラシヤブ号」に乗りたかったのですが、スマホアプリ「Uz Railway」で確認すると、8月も9月も10月も、行きもそうですが帰り (日曜日のサマルカンド→タシケント) がもうぜんぜん予約が取れません。旅行代理店もしくは転売ヤーが買い占めているのではと思うくらい、先までずっと満席でした。

ということで、今回は往復とも普通列車「シャルク号」に乗って、のんびり移動となりました。所要時間はアフラシヤブが2時間強、シャルクが3時間半ですが、シャルクも思っていたよりずっと快適でしたし、ボーッとしていたらあっという間に着いてしまった印象。

【スケジュール】
 09:02 タシケント ⇒ 11:21 サマルカンド
 18:51 サマルカンド ⇒ 22:24 タシケント
 ※片道90,000スム/1090円、往復180,000スム/2180円

土曜の朝は8時20分にタシケント駅に着きました (地下鉄タシケント駅を出てすぐ)。入場時にチケット確認 (パスポート必携) と荷物検査 (X線) があり、たいてい行列ができているので、時間には余裕を持って行きたいところ。自分は8時40分には駅構内に入ることができました。

乗る車両は番号がわかりにくいので、というかチケットの見方がわかりにくいので、あちこちいるスタッフ (車掌さん) にチケットを見せてどれに乗ればいいか聞くのが正解。席についた時はエアコンが効いておらず焦りましたが、走り出したらちゃんとオンになりました。

途中で2回停車します (だいたい1時間ごと)。車内販売はお茶・コーヒー、ハンバーガー・ホットドッグ。行きはスナック販売もありました。小さなお水 (330ml) は無料でもらえます。トイレもそんなに汚いとは思わなかったし、なかなかに快適な列車旅でした。

アフラシヤブ号に乗りたかったけれど・・・

実際に乗れたのはこちらシャルク号

車両真ん中で席の向きが変わります

足元のペダルを踏むと底の蓋がパカッと開いてブツは落下

道中の風景はこんな感じがほとんど

帰りはサマルカンド駅に午後6時に到着。6時20分にはもうアナウンスがあり、みんなぞろぞろとプラットホームに移動し始めたので、自分もあわてて移動 (地下道を通って)。6時半には列車がやってきたのですが、自分が乗る車両に当たる番号が見当たりません。

スタッフにチケットを見せながらたずねると、車両がない場所を指差し「向こうに行け」と。どういうことかと思っていたら、そのうち短い車両が機関車に押されてやってきました。サマルカンドからは乗客が多いので、こうして車両を継ぎ足すんですね。

ひとつ注意点。自分が乗った車両 (21号車) は真ん中で席の向きが対峙するように別れています。つまり、半分の人は後ろ向きに座った状態で進むわけです。自分、車酔いするタイプなので、これは辛い。

幸いにも行きは進行方向を向いて座る席でしたが、帰りもほぼ同じ座席番号だったことから、薄々そうだと覚悟はしていたものの、やはり帰りは後ろ向きでした。3時間半、行きよりもちょっとだけ辛い行程と相成りました。。

滞在ホテル
今回はビビハニムホテル (ビビハヌム、ビビカナム) に泊まりました (1泊55ドル)。その名のとおりビビハニムモスクの真横にあって、中庭からの眺めが最高でした (⇒マップ)。今までいろいろなホテルに泊まってきましたが、ここもまたかなり印象に残るホテルでした。部屋の作りも悪くないし (エアコンあり、Wi-fiあり、お風呂はシャワーのみ)、何より場所がいいし、次回来ることがあればまた泊まりたいなと考えています。

ただし、このホテルの前、ビビハニムモスクとレギスタン広場をつなぐ大通りには一般車両が入れず、そのため有料の電動カートが常に走っているのですが、自分はそれ (タクシーが入れないこと) を知らなかったため、ホテルに行く際、タクシーがやけに裏道を走るなあと、怪訝な顔をしながら乗車していました。

タクシー運転手に「到着したぞ」と言われても、「なぜここで?」と思いながら降りたのですが、ほどなく事情を理解して、「もう少し先なんだけどまあいいや」などと軽く悪態をついて降車した自分を反省した次第です。なお、ホテルの朝ご飯は食べませんでした (シヨブバザールのチャイハナでサムサを食べました)。

真夏のピークが去った・・・
日曜日の夜、タシケントに到着し列車を降りたら、予想外に肌寒い空気に少しふるえてしまいました。道路にはところどころ水たまりができていて、この日ずっと雨が降っていたことが想像できました。水曜日にはまた雨が降り、この週は最高気温もせいぜい30度といったところ。そろそろ夏も終わりかけなのかなと、どこか名残惜しいような気持ちになりました。