「ザビヨン・ダビヨン・ハマム (Zabiyon-Dabiyon Hammam)」(*Map) でローカルのハマムの雰囲気を味わってきました。ハマム (ハンマーム) はトルコ・中東・中央アジアに見られる伝統的な公衆浴場です。
ブハラにはハマムがいつくかあって、おそらくもっとも有名なのはタキ・テルパクフルシャンを北に出たところにある「Bozori Kord Bathhouse」(*Map)。観光客が多そうなので、言葉も問題ないだろうとは思ったものの、値段もそれなりにしそうなのと (40万スム/4800円)、そのせいか低評価レビューもけっこうありました。
ということで、無茶かなとは思いつつ、もっと地元民が行くようなザビヨン・ダビヨンに来たわけです。恐る恐る入りましたが、湯婆婆のような若干押しの強い女性マネージャーが英語が達者で、意思疎通は何も問題ありませんでした。
1階には男性用・女性用の公衆浴場 (大きな大理石の台座があるいわゆるハマム) がひとつずつ、2階には男女 (家族) で入れるプライベートサウナがあります。1階は5万スム/600円、2階は8万スム/960円。それぞれ1時間の料金。
「どこから来たの?中国?韓国?日本?」と聞かれたので、外国人観光客もそれなりに来るお店のようです。さすがに外国人にローカルハマムはおすすめし辛いのか、最初は2階に通され、プライベートサウナの使い方や料金の説明を受けました。
「どう?入る?」と聞かれたので、「下のハマムも見たい」と言うと、男性たちが入っているから1人で見てきてくれと言われました。扉を開けるとムワッと高温の湿気が襲ってきました。
中には地元民7~8人 (中年・青年・少年) がいました。少年たちは短パンを履いていましたが、おじさんたちは全裸で大理石の台座に横になり、すっかりくつろいでいます。うーん、丸出し・・・。ここに外国人である自分が入ったら、注目を浴びすぎます。なので断念。
ということで、2階でサウナ+垢すり (ピーリング/8万スム) を選択。バスタオル1万スムで計17万スム/2040円の支払い。湯婆婆が「えーと、合計15万スム」と言ってきたので、「おや?」と思いつつ無言で17万スム払うと、「ん?」という表情をしつつ、そのまま受け取る湯婆婆。本当は垢すり6万スムだったのかな。。
ちなみに、サウナだけ使いたいと言ったら、垢すりを強烈におすすめされたので、言われるがままOKしました。なお、マッサージもあります (2階にいた女性がたぶんマッサージ係かな)。こちらも8万スム (30分) と言っていたと思います。
服を脱いでバスタオルを巻き、まずサウナに10分入りました。シャワーを浴びず、そのままマッサージ台に来いと言われたので、高温のサウナ室でゆっくり600数えました。サウナガチ勢ではまったくないので、この熱さはなかなかきつかったです。もうすぐ600という時に「出てこい」と言われ、マッサージ台に移動。
垢すりは誰がやるんだろうと思っていたら、湯婆婆でした。15分くらい喋りっぱなし、こすりっぱなしであっという間に終了。ああ気持ちよかった。しかし我ながらすごい垢が。みんなそうだから心配するなと慰められました。
2階は最後まで自分1人でした。誰か入っている時は別の客を入れないのか (プライベートと言うくらいだし)、単に他の客が来なかっただけなのかは不明。新型コロナで3ヶ月営業を停止したとか、その後はあまり客足が戻っていないとか、大変な話も聞きました。
使いやすいハマムなので、みなさんぜひ行ってみてください。強者の方は1階のハマムに挑戦を。2階には毛ボーボーの猫もいました。