A Dog's World 

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タイ版ミシュランガイド2023ビブグルマン

タイの「ミシュランガイド2023」のビブグルマン店が発表されました (⇒公式サイト)。新規のお店も多く、バンコクで新しく加わったお店のうち、行ったことのある3店舗を過去記事から抜粋してご紹介します (※注:店名からここだと思うところをあげていますが、たまに同名のお店もあったりするので、随時確認して、間違っていたら訂正します)。過去のビブグルマン認定店の紹介記事はコチラ

独特すぎる麺料理:ミークローブチーンリー

タラートプルー駅すぐ近くにあるタイ料理の老舗、ミークローブチーンリー (Mee Krob Jeen Lee)。ミークローブは甘辛く味付けした細麺をカリカリに揚げたものです。

麺料理なら国を問わず形を問わず、嫌いなものはないと自負する自分ですが、今回初めて食べたミークローブはなかなかのクセモノでした。

麺はカリカリですがけっしてサクサクではなく、砂糖が染みているため微妙にネットリ感もあり、本当に食べるのが大変。

1口食べるのにもずいぶん噛まなくては飲み込めません (噛まないとのどに刺さる・・・)。なので、とにかくあごが疲れます。3口目くらいでまずは一度フォークを置いて、いったん呼吸を整えました。

ラーマ5世が愛してやまなかったというミークローブ、これを残すなんてありえません。がんばって完食しましたが、最後はあごが疲れてヘトヘトでした。

老舗の究極の一品なので値段に文句を言ってはいけませんが、1皿200バーツ/700円はタイにしてはけっこう高い。もう一度食べるかと言われたらちょっと。。一緒に食べたフィッシュボールの炒めもの (150B/525円) は、生胡椒のパンチが効いた軽やかな一品でした。

くるくる麺:アルンワン

タイにはいろんな形状の麺がありますが、くるくるっとカールした麺「クイチャップ (クイジャップ)」はあまり他の国では見ない珍しい麺かなと思います。バンコクには美味しいお店がいくつもありますが (Nai Noi Kway ChapMr. Jo)、エカマイの「Arunwan (アルンワン)」も好きなお店の一つです。2022年5月に行ってみたらまたお店の場所が移転していました。ただ、すぐ近くだつたので難なく到達。今度は、新しくできた "Park X" という小さな商業ビルの半地下。表通りには戻ってきたけれど、なんとなく前よりは入りづらいのかなと思ったり。ここはワンタン麺も美味しいのですが、やはりクイチャップを頼むのが王道。そして今回も、最初の一口から最後のスープの一滴まで、満足いく美味しさでした。お肉たっぷりなので90バーツ/315円でも納得。でもやっぱりワンタン麺も捨てがたい美味しさ。

美味叉焼:タンジャイヤーン

サパーンタクシンでまた美味しいお店に出会いました。叉焼が自慢の "Tang Jai Yang" (またはTung Jai Yang)。評判どおり叉焼は味も香りも食感も抜群の美味しさでした。

一緒に頼んだ海老ワンタンスープも美味。ワンタンにしっかり味がついているので、逆にスープは出汁のみであまり塩気はない感じ。これも悪くないです。

お値段ちょっとお高めで、叉焼ご飯目玉焼き載せが165バーツ/570円、海老ワンタンスープが145バーツ/500円。

それだけの価値はあると思いますが、あともう少し安いと嬉しい。。まあ美味しかったからいいんですけどね。次は豚タンを食べたい。(元記事:サパーンタクシングルメ/南側)