日頃からタイ料理をB級グルメ方面で大いに楽しんでいます。そのため外食も少なくないのですが、そうは言いつつ食生活の基本は自炊。そして週に4~5回は野菜+肉/魚/卵のスープ (+炭水化物) を食べて暮らしています。昔は野菜が苦手でかなり偏食だった自分ですが、とくに新型コロナ以降は食事にも気をつかうようになり、今ではずいぶん健康的な食生活を送っています。我ながら驚き。
スープの良いところは作るのも片付けるのも楽だということ。同じお肉を食べるにしても、焼くと油はねもあって後の掃除が大変です。スープなら食材を切って鍋に入れ、好きな味付けをして煮込むだけ。生野菜より量が食べられるし、食材も味もいくらでも変えられるので、毎回少しずつ違うものを作り続けることができます。
なので料理の味と内容に不満はないのですが、実はこの "健康的なスープ" というフォーマットそのものに、少しばかり飽きが来ています (実際は写真の10倍以上作っていますから)。このスープ、自分で言うのもなんですが、とにかく真面目な料理。なので時々、食事が単に栄養補給の作業になっていると感じることがあります。気分を変えて卓上鍋で調理しても、いまいち心が躍りません。なんだか楽しくない。
そう、たまにはハイになりたいんです。いま自分が求めているものは、野菜とお肉が摂れつつ、目の覚めるようなジャンクさが加わった、気分をアゲてくれる料理だなと。そしてそれは、つまりプデチゲに他ならないなと。ということで、YouTube動画を参考に、スーパーで以下の食材を購入。一番簡単そうな、辛ラーメンを使ったレシピをお手本にしました。
・辛ラーメン
・コチュジャン
・豚バラ肉薄切り
・白菜キムチ
・ソーセージ
・野菜/キノコ類
・チーズ
・ニンニク/ショウガ
・+α (卵/豆腐/納豆)
基本、食材を鍋に入れて火をつければ完成ですが、自分はまず豚バラ肉を焦げ目がつくまで焼き、さらにニンニクとコチュジャンを入れて少し炒めました。こうすると味にコクが出ます (普段の肉野菜スープとも明確に差が)。プデチゲ作りではスパムかソーセージのどちらかがマストのようですが、自分はソーセージをチョイス。伊藤ハムのバイエルン、1パック7本入り75バーツ/260円。
ソーセージこそ不健康フードの代名詞のようなものです。自分は何年ぶりかで買いました。辛ラーメンを茹でこぼしなしで作って食べるのもいつぶりだろう。「あの白濁した茹で汁をそのまま食べるのか」と想像すると、その不健康さに武者震いが止まりませんでした。食事において罪悪感と高揚感は表裏一体ですね。
さて、プデチゲを食べた感想。うん、美味しかった。初めて作ったにしては上出来。プデチゲはたぶん誰がどのように作ってもそこそこ美味しいんだと思います。ビジュアルはひどい有様ですが、脳髄がしびれるほどジャンクな味わいがたまりませんでした。
調子に乗って翌日もプデチゲ。いやはや大満足。これでまたしばらくの間、家で真面目な料理を続けられるというものです。