タイの国民食「ママー」
今日は1958年8月25日に世界初のインスタントラーメンといわれるチキンラーメンが日清食品から発売されたことに由来する「即席ラーメン記念日」だそうです。タイも1人あたり年間ラーメン消費量が世界4位のインスタントラーメン大好き国家。
タイではいろんな種類のインスタントラーメンが販売されています。中でも、タイ即席麺市場のリーディングカンパニーであるタイプレジデントフーズ社 (1972年創業) の "ママー (Ma Ma)" は、もはやタイの国民食といえ、その人気は絶大 (シェア50%以上)、商品ラインナップも充実しています。(⇒商品ページ1、⇒商品ページ2)
一番有名なトムヤムクン味から、グリーンカレー、イエローカレー、トムセープ、ナムトック、イェンタフォー、パローなどタイ独特のものに加え、オリエンタル (味噌味やキムチ味)、ベジタリアン向け (ジェー)、イスラム教徒向け (ハラール)、減塩タイプ、全粒粉ヌードルなど、全方位に向けて商品がそろっています。
あとは焼きそばタイプ (パッタイ、パッキーマオ)、ライスヌードル (細麺、普通、平麺)、カップ麺タイプ、プレミアタイプ (Thai Chefシリーズ) なども。バンコク滞在中、全粒粉ヌードルの存在を知り (下の写真)、スーパーマーケットをあちこち探しましたが、最後まで見つかりませんでした。パッケージも英語だし、輸出専用商品なのかもしれません。
インドネシアの国民食「インドミー」
年間消費量でいえば世界第2位のインスタントラーメン大国インドネシアには、地域限定発売のご当地味ラーメンがいくつもあります。業界のトップカンパニー、インドフード社が誇る "インドミー (Indo Mie)" の豊富な商品ラインナップの中でも、ご当地味はジャカルタでは買えないので、地方出張・旅行の楽しみのひとつでした。
旅先のコンビニでミー・チャカラン (@マナド)、ソト・バンジャル (@バンジャルマシン)、チョト・マカッサル (@マカッサル) を見つけた時は嬉しかったです。もちろん即買いしました (1袋20円~)。
インスタントラーメンの値段@タイ
タイで売っているローカルの袋麺にはサイズが大小ふたつあって、小さめの袋が6バーツ/21円 (たぶんこれがタイ人の標準量)、大きい方 (日本の普通サイズ) が8バーツ/28円です。プレミア感のあるものになると10バーツ/35円を超える感じ。タイ日清のカップヌードルを含め、ローカルのカップ麺は15バーツ/52円前後です。
2020年にタイ日清が発売した新しい袋麺は、小サイズで10バーツ/35円でした。タイ国産袋麺より少しだけプレミア感あり。パッケージ写真もすごく美味しそう (実際、美味しかったです ⇒過去記事:インスタントラーメンあれこれ/日清トムヤムラーメン)。
ちょっと意外だったのは、出前一丁が1袋28バーツ/98円という、日本の袋麺と変わらない値段だったこと。たぶん香港製で、輸入品だからか、こんなに高いんですね。タイ人にとってはかなりお高いラーメンです。買う人いるのかな。たぶん日本人が買うのかな。ちなみにバンコクは「金ちゃんヌードル」も売っています。日本の地元では昔からおなじみの味だけれど、80バーツ/280円出してまでは。。
バンコク滞在中、年を追うごとに、韓国インスタントラーメンの売り場面積が増えていきました。辛ラーメンやその他諸々、40~60バーツ (140~210円)。さすがにこの値段だと、買えるタイ人は限られるのかなと。
おまけ:出前一丁@香港(未食)
昔、サウジアラビアから旧正月の香港に旅行した時のこと。旅行記はコチラに書きましたが、香港3日目の朝、出前一丁のアレンジ料理で有名なお店に出向き、でも朝イチから炒麺はきつかったので、結局食べなかったというお話。
件のお店は女人街の「極之好粥麺」。香港でもっとも愛されているインスタント麺「出前一丁」を使った料理コンテストで優勝という栄誉に輝き、その名も「香港B級グルメ界の覇王」です。今思えば無理してでも食べておけばよかったのかな。いや、やっぱりお粥で正解だったな。。