週末ソムタムでカラダリセット
最近食べすぎていたのでこの週末は食事を節制してカラダリセットしたいなと考えました。とはいっても食べないのは良くないので、ヘルシーなタイ料理の代表としてソムタム (青パパイヤのサラダ) に肉か魚を一品つけて、金曜の夜から日曜の夜まで計5食食べることに。お米や麺は無しのロカボ生活。ソムタムはどこでも食べられますが、今回は店名にソムタムが入っている専門店を選びました。
ソムタムの味付けは塩味 (ナンプラー)、甘味 (砂糖/パームシュガー)、酸味 (ライム)、辛味 (唐辛子) が基本。ここにニンニク、干し海老、ピーナッツが入るのがスタンダードです。おそらく計量カップなど使わず目分量でしょうから、きっと同じお店でも毎日微妙に味が違うのではないかと思います (逆にそれがいい)。
ということで、お店ごとのソムタムの味の評価は書きませんが、甘味と酸味の強弱とバランス、干し海老の出汁感、パパイヤの食感 (細いか太いかパリパリか) などから、ここのは美味しいなと思うお店はありました。辛さをどうするかは必ず聞かれます。各店舗、プラス一品のお肉はどれも美味しかったです。結果、食事制限のつもりがただただ美味しい食事を楽しんだだけという。。
①金曜夜:ソムタム・ヌア (サイアムスクエア)
ソムタム+塩卵 85B/298円、ガイトート (手羽先フライ/大) 160B/560円
②土曜昼:ソムタム・ダー (ドゥー/Der) (BTSサラデーン駅から300m)
ソムタム 75B/263円、コームーヤーン (豚喉肉の炙り焼き) 95B/333円
③土曜夜:マダム・ソムタム (BTSプルンチット駅横)
ソムタム 70B/245円、ガイヤーン (鶏ももロースト) 60B/210円
④日曜昼:ソムタム・クン・ガー (Khun Kan) (BTSウドムスック駅から徒歩25分)
ソムタム 55B/193円、スアローンハイ (牛肉の炙り焼き) 120B/420円
⑤日曜夜:バーン・ソムタム (BTSエカマイ駅から600m)
ソムタム 80B/280円、ヤムタレー (魚介のスパイシーサラダ) 120B/420円
いろいろなソムタム
ソムタムの種類は30種類という人もいれば100種類という人もいます。お肉や魚介を混ぜたり麺入りのものがあったり、また青パパイヤ以外のものを使ったり (フルーツ、コーン、キュウリなど)、バリエーションは豊富。
■ソムタム・タイ
基本のソムタム、ピーナッツ入り (@ソムタム・ダー、ソムタム・クンガー、イムちゃん、プアンゲーオ)
■ソムタム・カイケム (塩卵)
もともと濃い味に塩卵追加なので、ご飯のおかずに良い (@セーンサブ)
■ソムタム・コームーヤーン (豚喉肉の炙り焼き)
脂っこい豚トロはソムタムにベストマッチ (@マダム・ソムタム)
■ソムタム・プラードゥクフー (サクサク揚げナマズ)
ほぐしたナマズの身を混ぜたコロモをふんわりサクサクに揚げた天ぷら、食感はパン粉焼きのパン粉 (@ニッタヤガイヤーン)
■ソムタム・カオポート (コーン)
パパイヤの代わりにコーンを使ったもの、タイのコーンは甘くて美味しい (@ニッタヤガイヤーン)
■ソムタム・マムアン (マンゴー)
パパイヤの代わりに青マンゴーを使ったもの、青パパイヤは野菜っぽいが青マンゴーは爽やかな酸味と少し甘みもあって完全にフルーツ系、とても美味しい (@ニッタヤガイヤーン)
■ソムタム・ポンラマイ (フルーツ)
写真はリンゴのソムタム、甘い果物に甘酸っぱしょっぱいタレが合うのかなと思いますが意外と違和感ありません (@マダム・ソムタム)
■ソムタム・ケロット (ニンジン)
パパイヤの代わりにニンジン (@タムナック)
■ソムタム・トート (揚げソムタム)
パパイヤの食感はホクホクというかあまり存在は感じずひたすらコロモがサクサク、ほんのり甘い、ソムタムソースをかけていただく、食感が軽くいくらでも食べられる、めちゃめちゃ美味しい (@バーン・ソムタム)
最強の刺客 ソムタム・プーパラー
ソムタムにはいろいろな種類がありますが、その中でもこれだけは手を出さないでおこうと決めていたものがあります。それがサワガニのソムタム。塩漬けらしいですが、さすがに生 (非加熱) のサワガニなんてと、想像しただけでお腹がザワザワしていました。
そんなある日、エカマイのソムタム専門店「バーン・ソムタム」に行ったときのこと。注文方法は他店でもよくある、オーダーシート (タイ語) にチェックをつける方式です。タイ語はほとんど読めないので、メニュー (英語) の番号だけはちゃんと確認し、チェックしたオーダーシートを店員に渡しました。
すると、しばらくして明らかに例のアレ、サワガニのソムタムが運ばれてきました。驚きつつ「これちがうと思うんだけど・・・」とやんわり店員に伝えると、首をかしげて厨房に戻り、そして自分のオーダーシートを持ってきました。
「あなた5番にチェックしてるでしょ?」とシートを見せられたので、すかさず「え、5番てレモネードじゃないの?」とドリンクメニューを指差しながら言うと、店員はフードメニューを開いて「5番はこれ (サワガニのソムタム)」とやや申し訳なさそうな顔。こういう時はもう笑顔で「OK!」と言うしかありません。
「そうか、ついに食べなければいけないのか・・・」そう心でつぶやきながらおそるおそるソムタムを口にすると、うむむ、、クセがすごい。。あらためてメニューを見ると、塩漬けのサワガニ (プー) と魚の発酵調味料 (パラー/プララー) を使ったソムタムとのと。
名前はソムタム・プーパラー (プープララー)。メニューを見るとサワガニだけのソムタムやワタリガニのソムタムなどがある中で、よりによって一番クセの強そうなのを引き当ててしまいました。。
ソムタム・タイとくらべると、まずタレの色が茶色く濃いです。これが魚の発酵調味料でしょうか。独特の発酵臭というか風味があって、いやな臭いではないのですが、もともと漬物とか酒粕とか発酵系が苦手な自分にはけっこう辛い。
サワガニは塩漬けという割にしょっぱくはなく、半透明な身はねっとりした甘さを感じ、想像よりはだいぶ美味しいなと思いました。全部ガッツリ行く勇気はなく、おざなりにチュウチュウ吸った程度ではありますが。
人気店なのでそうそう悪いものは出さないと思いますが、とにもかくにも激辛中の激辛で、家に戻ってからちょっとお腹に来たのは、カニのせいではなく大量の唐辛子のせいだと信じたい。
なかなかハードな体験でした。前に中華街でサワガニの山を見た時、「これ食べるの?マジ?ww」と若干せせら笑ったバチが当たったのかもしれません。でも、食べ慣れたらきっとハマる味なんだろうなと、そんな予感はしたのでした。
さらにお店紹介(過去行ったお店もあり値段はうろ覚え・・)
■セーンサブ (BTSアソーク駅・ターミナル21内)
ソムタム+塩卵 95B/333円、コームーヤーン 160B/560円
(場所柄少し高め、でも見た目もおしゃれで味もよく価値あり)
■タムナック (MRTペチャブリー駅から950m)
ソムタム 50B/175円、ヌアヤーン (牛炙り焼き) 80B/280円
(焼き肉メニューが充実、いま個人的イチオシ、追加記事コチラ)
■ソムタム・ジェーデーン (MRTサムヤーン駅から550m)
ソムタム 40B/140円、コームーヤーン 60B/210円
(安くて美味しい、ソムタムはちゃんとタムしている)
■スダーレストラン (BTSアソーク駅から100m)
ソムタム 80B/280円、フライドチキン 140B/490円
(この立地にしては安め、どれも美味しい、繁盛店)
■イムちゃん (BTSプロンポン駅横)
ソムタム 60B/210円、チキンガーリック 100B/350円
(この立地にしては安め、ソムタムは美味しい、チキンはイマイチ)
■バーン・イサーン・ムアンヨット (スクンビット Soi 31)
ソムタム 80B/280円、ヌアヤーン 120B/420円、豚タン 120B/420円
(牛は噛みごたえあり、豚タンはタン元も混ざっていて非常に美味、場所柄日本人客も多く値段は高めだが1皿の量があるのでコスパは悪くない)
■ソムタム・マハトゥン (BTSプルンチット駅横)
ソムタム 60B/210円、コームーヤーン90B/315円
(豚トロは脂のりMax、ソムタムと相性抜群)
■ソムタム・ジェーソー (BTSサラデーン駅南500m)
ソムタム 60B/210円、コームーヤーン 60B/210円
(ライムたっぷりでキリッと酸味の強いソムタム、お肉は味もよくコスパ高い、かなりおすすめだが激混み店なので多少のタイ語と押しの強さがないとオーダー難しい)
■ハイ・ソムタム (BTSサラデーン駅南130m)
ソムタム 65B/228円、コームーヤーン 100B/350円
(ソムタムはパパイヤ多め、豚トロはあふれる旨味)
■セープ・クラシック (BTSプロンポン駅横Emquartier地下)
ソムタム弁当/Bento (ソムタム+ガイヤーン+もち米) 135B/473円
(お得なセット、ソムタムが甘くもち米がよく合う、チキンは皮パリパリ)
関連記事
美味しいソムタムは美味しいガイヤーンのお店にあり (逆もまた然り)。ということでガイヤーンを紹介した記事にもソムタムが出てきます (クンチェー・ナンプラーで紹介したお店もひとつ)。こちらのソムタムも美味しいです。
→コームーヤーン、ガイヤーン (サバイジャイ、クランクルン)
→バンコクのガイヤーン4店 (プリックタイダム、ラマ9)
→タイ風エビのお刺身 (レーラーオ)